llms.txtとは?書き方・設置方法・効果を解説【AI検索対策】
「AIに自社サイトの情報を正しく伝えたいが、どうすればいいかわからない」——robots.txtはクローラーのアクセス制御ですが、AIへの情報提供を目的としたファイルがllms.txtです。
この記事では、llms.txtの仕様・書き方・設置方法を実装コード付きで解説します。
llms.txtとは
llms.txtは、Jeremy Howard(fast.ai創設者)が提案した、Webサイトの情報をLLM(大規模言語モデル)に効率的に伝えるためのテキストファイルです。
サイトのルートディレクトリに設置します。
https://example.com/llms.txt
対応状況(2026年4月時点)
正直に書くと、主要AIサービスはllms.txtの参照を公式には表明していません。
- Google: AI Overviewでのllms.txt参照について公式言及なし
- OpenAI: ChatGPT検索でのllms.txt参照について公式言及なし
- Anthropic: Claude検索でのllms.txt参照について公式言及なし
- Perplexity: 公式言及なし
仕様提案者のJeremy HowardのプロジェクトやAnswer.AIで採用されており、技術コミュニティでは認知が広がっています。
それでも設置すべき理由
- コストがほぼゼロ: テキストファイル1つ置くだけ
- 将来への備え: 対応するAIが増える可能性が高い
- サイト構造の整理: llms.txtを書く過程で、サイトの主要コンテンツを棚卸しできる
書き方
Markdown形式で記述します。H1(サイト名)のみが必須で、それ以外はすべてオプションです。
基本構造
# サイト名
> サイトの概要を1〜2文で説明
## 主要コンテンツ
- [ページ名](URL): ページの説明
- [ページ名](URL): ページの説明
## Optional
- [補足ページ](URL): 説明
## Optionalセクションは特別な意味を持ちます。llmstxt.orgの仕様では「コンテキストを短くする必要がある場合、Optionalセクション内のURLはスキップしてよい」と定義されています。重要度の低いページはここに入れてください。
実際の例
# AEO Check
> AI検索対応度を無料で診断できるツール。URL入力だけで7カテゴリ100点満点のスコアを30秒で算出。
## 主要コンテンツ
- [AI検索対応度診断](https://aeo-check.net/): 無料診断ツール
- [AI検索対策ガイド](https://aeo-check.net/blog/ai-search-optimization-guide): AI検索対策の基本7施策
- [スコアリング基準](https://aeo-check.net/about-scoring): 診断スコアの算出方法と根拠
## Optional
- [ChatGPT対策ガイド](https://aeo-check.net/blog/chatgpt-optimization-guide): ChatGPTに表示されるための対策
- [構造化データガイド](https://aeo-check.net/blog/structured-data-guide): AI検索に効く構造化データの実装方法
設置方法
Next.js(静的ファイル — 最もシンプル)
public/llms.txtにファイルを置くだけです。SSG(output: "export")でもSSRでも動きます。
cat > public/llms.txt << 'EOF'
# My Site
> サイトの説明
## 主要コンテンツ
- [トップ](https://example.com/): トップページ
- [ブログ](https://example.com/blog): ブログ一覧
EOF
Next.js(Route Handler — SSR/ISR環境で動的生成)
ブログ記事が増えるたびに自動更新したい場合。SSG(output: "export")では使えません。
// app/llms.txt/route.ts
import { NextResponse } from "next/server";
export async function GET() {
const content = `# My Site
> サイトの説明
## 主要コンテンツ
- [トップ](https://example.com/): トップページ
`;
return new NextResponse(content, {
headers: { "Content-Type": "text/plain; charset=utf-8" },
});
}
WordPress
FTPでllms.txtをドキュメントルートに直接アップロードするのが最もシンプルです。
動的に生成したい場合はfunctions.phpに以下を追加:
add_action('init', function() {
$path = parse_url($_SERVER['REQUEST_URI'], PHP_URL_PATH);
if ($path !== '/llms.txt') return;
header('Content-Type: text/plain; charset=utf-8');
echo "# " . get_bloginfo('name') . "\n\n";
echo "> " . get_bloginfo('description') . "\n\n";
echo "## 主要コンテンツ\n\n";
echo "- [トップ](" . home_url() . "): トップページ\n";
$pages = get_pages(['sort_column' => 'menu_order', 'number' => 20]);
foreach ($pages as $page) {
$desc = mb_substr(strip_tags($page->post_content), 0, 40);
echo "- [" . $page->post_title . "](" . get_permalink($page) . "): " . $desc . "\n";
}
exit;
});
確認方法
設置後、ブラウザで https://あなたのサイト/llms.txt にアクセスして表示されることを確認してください。
AEO Checkの無料診断でもllms.txtの設置状況を自動チェックできます。
まとめ
- llms.txtはAIにサイト情報を伝えるためのMarkdownファイル
- H1(サイト名)のみ必須、それ以外はオプション
-
## Optionalセクションは「省略可能なページ」を意味する - 主要AIサービスは2026年4月時点で公式に対応を表明していない
- 設置コストはほぼゼロなので、将来への備えとしてやっておいて損はない