はじめに
今回は、数え切れないほどのチュートリアルを見たが、それでもやっぱりTypeScriptをどう使い始めばいいか分からない方向けに書いてある記事です。自分の経験を基づいて、役に立つヒントをいくつ紹介します。
① テンプレートを使用
TS経験者でも、プロジェクトの初期化には難しいところがあります。用意されているテンプレートを使えば、適切なTSコンフィグが提供され、すぐにコードが書ける状態に入れます。ほとんどのフレームワークはテンプレートを用意しているので、積極的採用しましょう。
② 厳格モードを有効
厳格モードは、名前通りにより厳しいルールが適応されます。最初にキツイかもしれませんが、書いたソースコードの型安全が保証され、TypeScriptのベストプラクティスに従うことができます。
厳密モードを有効にするには、strict: true
が tsconfig.json
内にあることを確認しましょう。
③ デフォルトでJavaScriptを書く
TypeScriptでは、ソースコードを基づいて型を推測するほど賢いなので、積極的に型を宣言することが必要ありません。TypeScriptがエラーを吐くか、型を使い回しない限りは型宣言を最低限にしましょう。
④ ソースコードの近くに型を宣言
型宣言は、別途 types.ts
に定義するより、コードの近くに定義しましょう。コードを参照・修正する際に、型宣言が近くにあると型を探す手間が省けます。