2026年10月28日(予定)から、LINEヤフー広告の検索広告で、レスポンシブ検索広告の「審査状況」と「配信状況」が分かれて表示されます。この手順を押さえると、見出しや説明文の本数が足りずに止まっている広告を、「承認済み」の表示に紛れさせずに見つけられるようになります。APIで審査状況を取得している場合に追加される値も整理します。
10月28日に追加される3つのステータス
審査状況に2つ、配信状況に1つのステータスが加わります。審査状況の2つは、どちらも掲載中の広告を編集したあとの状態を表し、対象は広告だけです(キーワードと広告表示アセットには付きません)。
| 追加されるステータス | 表示される列 | 広告は出ているか | 運用者が確かめること |
|---|---|---|---|
| 承認済み(編集内容は掲載不可) | 審査状況 | 編集前の内容で出ている | 編集前の文言やURLのまま出してよいか |
| 掲載停止(編集内容審査中) | 審査状況 | 出ていない(編集前が事後に否認、編集後は審査中) | 審査が終わるまで止まって困る広告か |
| 配信停止(アセット本数不足) | 配信状況 | 出ていない | 見出し・説明文の本数が最低本数に届いているか |
レスポンシブ検索広告の入稿規定では、見出し(タイトル)は3本以上、説明文は2本以上が必要です。なお3つ目の名称は、告知ページでは「配信停止(アセット本数不足)」、公式資料では「配信停止(必要なアセット数が不足)」と表記が揺れているため、リリース後に実際の画面の文言を一度確かめてください。
実務で効くのは1つ目です。価格やキャンペーン期間を書き換えたのに編集が掲載不可になった場合、古い価格や終わった期間の文言が出続けていることになります。
「承認済み」だけを見る点検で起きる見落とし
これまで、必要なアセット数を満たさない広告は、広告全体が「否認」になっていました。10月28日以降は、ほかに問題がなければ審査状況は「承認済み」になり、本数の不足は配信状況の側にだけ表示されます。審査状況で絞り込んで否認を探す点検は、この広告を拾えなくなります。
しかも過去の審査結果はさかのぼって変わらず、新しい表示はリリース後の入稿・編集分から適用されます。つまり、本数不足で「否認」のままの古い広告と、本数不足でも「承認済み」の新しい広告が同じ一覧に並ぶ期間があります。
点検手順を2列セットに置き換える
LINEヤフーも、リリース後は審査状況と配信状況を両方確かめるよう求めています。点検は次の順に置き換えます。
- 広告一覧の表示項目に「配信状況」の列が出ているかを確かめ、出ていなければ追加して保存する(審査状況だけでは本数不足を拾えないため)
- 「審査状況が承認済みで、配信状況が配信中ではない広告」を探す(新しい表示で止まっている広告がここに入る)
- 「承認済み(編集内容は掲載不可)」の広告は、編集前の文言を読み直し、停止するか直して再入稿するかを決める(古い価格や期間の文言が出続けているため)
ただし、ステータスの表示が増えても、止まった理由を毎日見に行く手間は減りません。表示改善は原因を特定しやすくするもので、止まったことを知らせる仕組みではありません。
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APIで審査状況を取得している場合の対応
自作のスクリプトやツールでAPIから審査状況を取っているなら、新しい値への対応が要ります。公式資料によると、Yahoo!広告 API v18以降で次の値が追加されます。
| 対象 | 追加される値 |
|---|---|
| AdGroupAd の approvalStatus | APPROVED_WITH_PRE_DISAPPROVED(承認済み(編集内容は掲載不可))、POST_DISAPPROVED_WITH_REVIEW(掲載停止(編集内容審査中)) |
| ReportDefinition(reportType: AD)の AD_EDITORIAL_STATUS | 上と同じ2値 |
| responsiveSearchAd 配下 | アセット数の不足を示す新しい項目(requiredAssets) |
| CampaignExport(v20以降) | adGroupAdApprovalStatuses に上と同じ2値 |
アセット数の不足は approvalStatus ではなく requiredAssets 側で示される点に注意が必要です。審査状況の値で分岐している処理は、未知の値をどう扱うかを先に決めておかないと、新しい2値を「その他」として素通りさせることがあります。
数字の側から止まった広告を見つける
APIを使わない運用では、広告ごとの表示回数を日付順に並べ、直近の日付で表示回数が途切れた広告を探すのが早道です。ADminiはLINEヤフー広告の検索広告を広告単位で取り込み、表示回数・クリック・費用などを1日1回更新するので、ピボットモードで広告と日付を軸にして表示回数を並べれば、前日まで数字があったのに直近の日付で途切れた広告が目に入ります。
一方で、ADminiの連携は審査状況や配信状況そのものは取り込みません。わかるのは「表示が途切れた」という事実までで、それがアセット不足なのか、編集の審査中なのか、予算や入札によるものなのかは、管理画面の2つの列で確かめる必要があります。
まとめ
- 10月28日以降、アセットの本数不足は「否認」から「承認済み+配信停止」へ表示の場所が移る。点検は審査状況と配信状況の2列をセットで見る
- 「承認済み(編集内容は掲載不可)」は、編集前の古い文言が出続けている合図。見つけたら停止か再入稿を決める
- APIで審査状況を扱う処理は、新しい2値と requiredAssets に対応させる
よくある質問
LINEヤフー広告のレスポンシブ検索広告で審査状況と配信状況が分かれるのはいつからですか?
2026年10月28日(予定)からです。審査状況に「承認済み(編集内容は掲載不可)」「掲載停止(編集内容審査中)」、配信状況に「配信停止(アセット本数不足)」が追加されます。過去の審査結果はさかのぼって変わらず、リリース後の入稿・編集分から適用されます。
審査状況が「承認済み」なのに広告が配信されないのはなぜですか?
2026年10月28日以降は、見出しや説明文の本数が配信に必要な数に届かない広告も、ほかに問題がなければ審査状況が「承認済み」になり、配信状況に「配信停止(アセット本数不足)」と表示されます。審査状況と配信状況の両方の列を確かめてください。
「承認済み(編集内容は掲載不可)」とはどういう状態ですか?
掲載中の広告を編集したところ、編集したURLやアセットが審査で承認されず、編集前の内容で広告が出続けている状態です。価格や期間を書き換えた編集なら古い文言が出ているため、停止するか、直して再入稿するかを早めに決めます。
レスポンシブ検索広告の見出しと説明文は最低何本必要ですか?
LINEヤフー広告の入稿規定では、見出し(タイトル)が3本以上、説明文が2本以上です。最大は見出し15本、説明文4本です。本数が最低数に届かない広告は配信されず、2026年10月28日以降は配信状況にアセット本数不足として表示されます。
図解・表つきの完全版はこちら:LINEヤフー広告のレスポンシブ検索広告に「承認済みなのに配信停止」が出てくる|10月28日に分かれる審査状況と配信状況の見方
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