概要
三項演算子は、条件式によって値を簡潔に返すために使われる構文です。今回は、Python、Java、Swift、C#での三項演算子の書き方を紹介します。
三項演算子とは?
三項演算子は、**「条件式 ? 真の値 : 偽の値」**という形式で、条件によって返す値を決定する構文です。これにより、if-else文を使わずに簡潔に条件判定を行うことができます。
それでは、各言語での具体的な使用例を見ていきましょう。
1. Javaでの三項演算子
Javaでは、三項演算子は「条件式 ? 真の値 : 偽の値」の形式で書きます。
サンプルコード
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int number = 10;
String result = number > 0 ? "Positive" : "Negative";
System.out.println(result); // Output: Positive
}
}
説明
number > 0 の結果に基づき、条件がTrueの場合は "Positive"、Falseの場合は "Negative" が返されます。
2. Swiftでの三項演算子
Swiftも三項演算子は「条件式 ? 真の値 : 偽の値」という形式で書きます。
サンプルコード
let number = 10
let result = number > 0 ? "Positive" : "Negative"
print(result) // Output: Positive
説明
number > 0 がTrueなら "Positive" が返され、Falseなら "Negative" が返されます。
3. C#での三項演算子
C#でも同様に「条件式 ? 真の値 : 偽の値」の形式で書きます。
サンプルコード
using System;
class Program {
static void Main() {
int number = 10;
string result = number > 0 ? "Positive" : "Negative";
Console.WriteLine(result); // Output: Positive
}
}
説明
number > 0 の条件がTrueであれば "Positive"、Falseであれば "Negative" が返されます。
4. Pythonでの三項演算子
Pythonでは三項演算子は「真の値 if 条件式 else 偽の値」という順序で書きます。
サンプルコード
# 条件がTrueなら 'Positive'、Falseなら 'Negative' を返す
number = 10
result = "Positive" if number > 0 else "Negative"
print(result) # Output: Positive
説明
number > 0 がTrueなら "Positive" が返され、Falseの場合は "Negative" が返されます。
まとめ
各言語での三項演算子は、条件によって真の値か偽の値を簡潔に返すことができます。共通点として、「条件式 ? 真の値 : 偽の値」という形式が多くの言語で採用されており、コードの短縮や可読性の向上に役立ちます。
各言語の違い
Pythonでは「真の値 if 条件式 else 偽の値」の形式を使い、他の言語と順序が異なりますが、直感的に理解しやすい形です。
**Java、Swift、C#**では、ほぼ同じ書き方をしています。
三項演算子は、短く簡潔なコードを記述したい場合に非常に便利ですので、ぜひ使ってみてください!