はじめに
こちらの記事は、JANOG57(大阪)で開催されたNETCONのLevel1-9問題の解説です。
問題文
L3 冗長化としてVRRPを構成した。
通常時は通信できるが、
RT02とRT03が両方Masterになっている
原因を特定し、RT3を設定変更し、正しいVRRP設定に修正せよ。
トポロジ
達成条件
VRRP が正常に確立していること
show vrrp briefで以下を確認
Stateが、Master(RT2) / Backup(RT3)となっていること
回答
show runを確認するとVRRP 仮想 IP が両端で一致していないことがわかるので、訂正する。
今回はRT03を設定変更するという指示があるため、RT03側の仮想 IPを変更する。
RT3(config)#interface Vlan10
RT3(config-if)#vrrp 10 ipv4 10.0.10.1
解説
対向から見たデフォルトゲートウェイのIPアドレスを常に1つに固定するため仮想IPを一致させる必要があります。
VRRPグループ内のルータがこの同一の仮想IPを共有し、マスターだけがそのIP/MACで応答します。
さいごに
本問題に挑戦していただいた皆さま、本当にありがとうございます。
Level1-9ではVRRP、また別の問題のLevel1-6ではVARPを問題にしてみましたので、違いについてまとめてみます。
| 項目 | VRRP | VARP |
|---|---|---|
| 種別 | 標準プロトコル | Arista 独自機能 |
| 動作方式 | Master / Backup の Active-Standby | Active-Active |
| 帯域利用 | 未使用リンクが発生 | 両系を同時利用 |
| フェイルオーバ | Master 障害時に Backup へ切替 | Active-Active かつ 切替が非常に高速 |
