監視をする、となった場合いくつかある製品のうち、よく使っているZabbixについて何かあった時に調べる場所を書いてみます。自分用のメモにもなりますので、随時追加していこうと思います。
Zabbixとは
公式サイトにはこのように書かれています。
ITインフラストラクチャー、サービス、アプリケーション、リソースなどあらゆる対象のためのソリューション
皆さんおなじみの監視ツールなので、聞いたことがある人は多いと思います。他の監視ツールだとDatadogとかMackerelとかでしょうか。
Zabbixはオープンソースであり、環境を問わず監視をすることが可能で、カスタマイズも用意なので知っていれば監視できないものがない(誇張)と言えるようなものです。
で、監視そのものができないとなると問い合わせがよく来るので、そういう時は基本的にこういうのを見に行って調べてますってのを書こうと思います。
対象ログと内容について
/var/log/配下
- messages
Linuxを触っている人はおなじみ、大体のログを吐き出す場所になります。ここを監視するのがLinuxの基本ですし、やはりerrorとかの文字列がないかを見に行きます。
/etc/zabbix/配下
- zabbix_agentd.conf
- zabbix_server.conf
zabbix_agentd.confはエージェント側、zabbix_server.confはサーバ設定ファイルなのでそれぞれの設定が間違っていないかを確認します。とくにエージェント側はIPアドレスが記載されていない、ホスト名が自身の名前が記載されていないといったことでAgentとの疎通が取れてないことが多いです。
/var/log/zabbix/配下
- zabbix_agentd.log
- zabbix_server.log
上記で設定した内容についてを吐き出すログ。受け取ったログか送ったがわのログかというイメージでだいたいあっています。監視がされていない、届いていないといった内容を調査するときに、どちらが悪いのかというのをよく見に行きます。
/etc/httpd/conf/配下
- httpd.conf
Apacheの設定項目がこちらにあります。使っている最中にここの設定をいじることはほとんどないですが、画像の読み込みが遅い時にメモリの設定をこちらで設定し、最適な数値にすることぐらいでしょうか。
/var/log/httpd/配下
- error_log
- access_log
Web画面に関する障害(Apache関係)が起こった時に確認する場所。error_logで"PHP Fatal error"とかの文字列が見つかったら確実にここが原因になります。特にメモリ不足とかで画面をみることができなくなる場合もあります。
/etc/php-fpm.d/配下
zabbix.conf
その名のとおりPHP関係のエラーを見つけた時に確認しにいきます。PHPエラーに関するログの出力先やconfファイルの変更先はOSやバージョンによって変わるので、都度確認したりサポートベンダーに問い合わせるのが良さそうです。
実際にここでメモリ使用量について確認したとき参考にしていました。
php-fpmのメモリ使用量が増加する問題について
Zabbixそのものの確認はちゃんと見れば案外なんとかなる
見に行くログというのはある程度きまってくるので、慣れてくるとこの辺を見に行けばいいなってなってきます。
ただ、他の理由で監視ができないとかだと別問題なので、切り分けが重要ですね。