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Impostor Syndrome(詐欺師症候群)とQiitaについて

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dev.to を見ていたら、 #impostorsyndrome というタグがあり、 #shecoded でもけっこうみんな Impostor Syndrome に苦しんでいたという記述がありました。

調べてみたら、 Impostor Syndrome (詐欺師症候群) に陥っている方は多いんじゃないかと思い、というか自分がまさに当てはまった気がしたので、エンジニアの視点でまとめてみます。

Impostor Syndrome とは

wikipedia によると

インポスター症候群またはインポスター・シンドローム(英: Impostor syndrome) は、自分の達成を内面的に肯定できず、自分は詐欺師であると感じる傾向であり、一般的には、社会的に成功した人たちの中に多く見られる。
能力の高い人々は、自分が偽物であると人から思われたくないがために、熱心に働く傾向がある。その勤勉さの結果、人から賞賛を受けたり、成功につながるのだが、それがますます自分に対する偽物意識を高め、人から目立つことを恐れる。彼らは通常の人の2倍から3倍量働き、準備をし過ぎたり、詳細に至るまで考え詰めたりするので、燃え尽き症候群や睡眠不足に陥る。

これ、すごく分かる。
いや、自分が成功しているとか能力が高いとは全く思わないんですが。(この時点で Impostor Syndrome?)

興味深いのが、 Impostor Syndrome は「謙遜」が文化の日本ではなく、アメリカから始まった研究ということです。まあアメリカは心理学が盛んですし、多様性を重んじる社会なので、「私が成功したのは、マイノリティで優遇されているからだ」と感じる人が多いのかもしれません。

エンジニアでは

エンジニアであれば、コードを書くことが好き、かつ最新の技術を追い求めている人が多いと思います。
そのため、業務時間外や土日に最新技術を試してみたり、チュートリアルを追ったりするでしょう。

コードを書いている時は楽しいのですが、ふと終わってみると

  • このチュートリアルで何が理解できたんだろう?
  • 表面的なことをなぞっただけだ
  • 自分よりもっと詳しい人がいるはずだ
  • 実際、この <フレームワーク/言語/ライブラリ> のソースコード読んだわけでもないし、深く理解できていない

という感覚が芽生えるのではないでしょうか。

かつ、仕事で <フレームワーク/言語/ライブラリ> を使って、はまりどころも分かり、ドキュメントも完読し、 GitHub/StackOverflow でのIssueも漁り、あげくにはQiitaに紹介記事を書いたとしても

  • いや、ただフレームワークの恩恵を受けているだけだ
  • ソースコードにコミットしたわけでもないし、自分がこれを語るなど100年早い

という感覚が芽生えるのではないでしょうか。

自分はそうです。これこそが Impostor Syndrome だと思います。

つまり、いつまで経っても自分のスキルや経験に自信が持てないのです。プロジェクトがうまくいっても、OSSにコミットしても、「たまたま運が良かった」「もっと良いやり方はあったけど、期限に間に合ったから良かった」と過小評価するのです。

Qiitaでも

よくQiitaで、下記のような書き出しを見ます。

  • 自分用メモ。
  • 何番煎じか分かりませんが、・・・
  • もっと良い方法があるかとは思うが、・・・
  • 自分はこれについてそこまで詳しくないのですが、・・・

この書き出しの記事を書いたことがある時点で、 Impostor Syndrome である可能性が高いです。

自分より詳しい人がいるはずなのに、自分が記事を書いている。そのことに謎の罪悪感を感じ、このような書き出しになってしまうのではないかと思います。

しかし、忘れてはいけないのが、その記事(または自分用メモ)で、助かっている人がいるはずだということです。
記事を見たということは、記事が役に立っている可能性が高いです。直接の問題解決ではなくても、それがヒントになって問題が解決しているかもしれません。

自信を持つべきです。

本質

Impostor Syndrome の本質は、「他人に劣っていることへの恐れ」だと思います。

自分が自信を持って発信すると、それが覆された時、他人に劣っていることを自覚してしまいます。ですが、「これについてそんなに自信は無いんだ」というスタンスでいれば、もし覆されたとしても「まあ、そうだよね、俺もそう思ってた」という弁解ができます。

これがブログやノンバーバルなコミュニケーションであれば問題ないですが、対面で話している時、相手がこうだったらどうでしょうか。
普通の対応としては「いや、そんなことないよ、君はかなり詳しい方だよ」と励ますのではないでしょうか。

でも、正直ちょっと疲れますよね。無意識のうちに相手を疲れさせていたような気がしています。

また自分としても、「もっと頑張らないと」という脅迫観念に襲われ、余計なプレッシャーを感じやすくなります。余計なプレッシャーは、生産性・創造性を下げます。

解決策

これは根が深い問題なので、一朝一夕で解決するのは難しいです。

まずは、ポジティブな言葉で表現することから始めましょう。「分かんないけど」「あんまり詳しくはないんだけど」「多分これじゃないかと思うんだけど」という言葉を禁句にしましょう。

ノンバーバルな方が、推敲できる分、やりやすいので、まずはそこから始めましょう。

Appendix

  • もうちょい具体的な解決策を書きたかった。
  • 酔った勢いで内面的なことを書いたので、冷静になってこの記事削除するかも。

参考

acro5piano
React.js / TypeScript / DevOps エンジニア。 Fastlane のコントリビューター。 Terraform と Ansible のファン。 https://twitter.com/acro5piano
https://github.com/acro5piano
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