はじめに
Azure OpenAI Serviceに、ついに gpt-5 が追加されました。
ただし、利用するには 事前のアクセス申請 が必要です。
本記事では、私が実際に申請を行った際の流れを 図解つきで整理 しました。備忘録としてだけでなく、これから申請される方の参考になれば幸いです。
申請が必要なモデル一覧
今回の申請フォームでは、以下のモデルが対象となっています。
gpt-5
o3
Model Router
o3-pro
deep research
gpt-image-1
需要が非常に高いため、申請後は ウェイティングリスト に登録される場合があります。
申請前の注意点
以下のケースでは申請が却下されると明記されています。
- 無効なAzureサブスクリプションIDを提出した場合
- 個人用メールアドレス(例:
@gmail.com
,@yahoo.com
など)で申請した場合
つまり、必須となるのは以下の2点です。
- 有効なサブスクリプションID
- 組織のメールアドレス
👉 個人利用のつもりで申請すると弾かれるので注意が必要です。
アクセス申請の手順
1. モデルからgpt-5
を選択後、アクセスの要求
リンクをクリックします。
2. 申請フォームに、以下を入力します。
2-1. 氏名の入力 (First Name
/ Last Name
)
2-2. Azure Subscription IDの入力
▼ Subscription IDの確認方法
Azure Portalの「サブスクリプション」サービスから確認できます。一覧に表示される「Subscription ID」の値をコピーします。
2-3. 会社情報と利用シナリオの入力
-
Your Company Email Address
: 会社のメールアドレスを入力します。 -
Your Company Name
: 会社名(所属組織名) を入力します。 -
For what scenario(s) do you plan to use this model?
: モデルの利用シナリオを記述します。
2-4. 会社の住所情報の入力
-
Please enter company street address
: 会社住所(番地など) を入力します。 -
Please enter company city name
: 会社住所(市区町村) を入力します。 -
Please enter company zip code
: 郵便番号 を入力します。 -
Please enter company country name
: 国名 を入力します。
2-5. 申請者情報の確認、利用規約への同意とアンケート
-
Please confirm this application is for your own company and you are not applying on behalf of your customer.
: 申請が自社向けであることを確認し、My own organization
にチェックを入れます。 -
The Azure OpenAI Service is subject to the applicable Azure Legal Terms...
: 利用規約および法的条件を確認・同意の上、チェックボックスにチェックを入れます。 -
(Optional) ...Please take this quick survey...
: サービス改善のための任意のアンケートです。
3. 申請フォームの送信ボタンを押下します。
すべての必須項目を入力後、フォーム下部の送信ボタンを押下して申請は完了です。
おわりに
以上が Azure OpenAI Serviceでgpt-5を利用するためのアクセス申請手順 でした。
特に注意すべきポイントは次の2つです。
- 有効なAzureサブスクリプションIDを用意すること
- 会社ドメインのメールで申請すること
これから申請される方の参考になれば幸いです。