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非同期通信のあるJavaScriptは結局のところシングルスレッドなのか?

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JavaScriptはシングルスレッドで動作します。

シングルスレッドとは?

シングルスレッドとは、1つの処理の流れでプログラムを実行する処理方式です。JavaScriptは、ブラウザのメインスレッド上で動作するため、他の処理の影響を受けやすく、処理が重くなると画面全体の動作が遅くなる可能性があります。

非同期処理でシングルスレッドを擬似的に並行処理

JavaScriptはシングルスレッドですが、非同期処理によって擬似的に並行処理を実現できます。非同期処理とは、処理を完了するまで他の処理を待たずに実行する処理方式です。

具体的には、以下のような方法で非同期処理を実現できます。

  • コールバック関数: 処理が完了した後に実行される関数を指定する
  • Promise: 処理の完了状態と結果を管理する
  • async/await: 非同期処理をより簡単に記述する

スレッドとイベントループ

JavaScriptは、イベントループと呼ばれる仕組みによって非同期処理を処理します。イベントループは、常に以下の処理を繰り返します。

  1. キューからイベントを取り出す
  2. イベントに対応する処理を実行する
  3. キューが空になるまで1と2を繰り返す

イベントキューには、タイマーイベント、ネットワークイベント、ユーザー入力イベントなど、さまざまなイベントが登録されます。

マルチスレッドの必要性

JavaScriptはシングルスレッドで動作するため、CPU密集型の処理には向いていません。マルチスレッド環境であれば、複数の処理を同時に実行できるため、処理速度を向上させることができます。

しかし、マルチスレッドは、スレッド間の競合やデータの整合性などの問題が発生する可能性があります。そのため、マルチスレッドを使用する場合は、これらの問題に注意する必要があります。

まとめ

JavaScriptはシングルスレッドで動作しますが、非同期処理によって擬似的に並行処理を実現できます。マルチスレッドが必要になる場合もありますが、問題点も理解した上で使用する必要があります。

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