htdocsは、HyperText DocumentSの略で、Webサーバー上でHTMLファイルなどの静的コンテンツを格納するディレクトリの一般的な名前です。これは、Webサーバーのデフォルトのドキュメントルート(DocumentRoot)として設定されることが多く、ユーザーがWebブラウザで何も指定しない場合に最初にアクセスされる場所となります。
歴史
- 1990年代初期の初期のWebサーバーでは、htdocsディレクトリは静的コンテンツの唯一の格納場所としてよく使用されていました。
- その後、Web技術の発展に伴い、画像や動画などの動的コンテンツを格納するディレクトリも必要になりました。
- 現在は、Webサーバーの設定によって、htdocsディレクトリ以外にも様々なディレクトリを静的コンテンツや動的コンテンツの格納場所として使用することができます。
役割
- htdocsディレクトリは、Webサーバーが静的コンテンツを見つける最初の場所であるため、重要な役割を果たします。
- このディレクトリにHTMLファイル、CSSファイル、JavaScriptファイル、画像ファイルなどの静的コンテンツを配置することで、Webサーバーはそれらをユーザーに配信することができます。
- htdocsディレクトリは、通常、Webサーバーのルートディレクトリ内に配置されますが、サーバーの設定によっては、別の場所に配置することもできます。
注意点
- htdocsディレクトリは、Webサーバーがアクセスできる必要があるため、適切なアクセス権限を設定する必要があります。
- また、htdocsディレクトリには、機密情報が含まれるファイルは配置しないように注意する必要があります。
その他
- htdocsディレクトリは、Webサーバーによって異なる場合があることに注意する必要があります。
- 例えば、Apache Webサーバーではデフォルトで htdocs ディレクトリが使用されますが、Nginx Webサーバーではデフォルトで html ディレクトリが使用されます。