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はじめに

私はエンジニアとして新卒入社をし、社会人2年目の昨年、後輩の新卒エンジニアの教育を担当をしました。
育成担当を1年間担当してみて感じたgood&moreを残します。

自分の振り返りとして残していたものなので独り言のように書いてますが、ご容赦ください。

主にやっていたこと

  • 日々の業務のフォロー
  • 週1での1on1(研修期間は毎日実施)
  • 月次の振り返り
  • おしゃべり

Good

仕事やチームを好きになってもらうこと

結局これが一番大事だと思います。
私は性格上、気になったことは後輩に正直に言ってきました。
おそらく鬼のような先輩と感じることもあったかもしれないです、、(笑)。

ただその分、いつでも質問・相談は受けられるようにする仕事以外の雑談も大切にする後輩が仕事で何を楽しいと感じるのかを考えること・確認することは大切にしていました。
仕事やチームが楽しいと感じてくれることが先輩としても一番うれしかったです。

一貫した教育テーマを持つこと

こう書くと大げさに聞こえますが、1年間教育する上で軸を持ち、その軸がブレることなく接することは教育する側・される側の双方にとって良いことだと感じました。

軸を持つメリットは下記のように感じました。

  • 教育する側: 教え方に迷ったときに自分自身の判断軸ができる
  • 教育される側: 常に一貫したことを言われるため、目指すところが明確になる(と思っている)

私は、「目的を理解して、とにかく自分の頭を使って考えられるようになること」をテーマに1年間後輩と接してきました。

ちなみに、自分の言葉だけでは伝えきれずに悩んでいる時に出会った本(目的ドリブンの思考法)を夜に一気読みし、「これが俺の伝えたいことの全てだ!これを理解してくれたら俺が教えることはもうない!!」と翌日伝えたこともありました。(笑)

今となっては、たまに私が乗り移ったかのように私に似ていることを言うことがあります。
(嬉しいのか嬉しくないのかは置いといて。)

後輩が書いた記事もあるのでぜひ読んでみてください。(【新卒】育成担当に言われ続けた、たった一つのこと

定期的に一緒に振り返る時間を作ること

私は1ヶ月に1回程度、一緒に振り返る時間を設けました。

内容は、「1年後の理想の状態と現状のギャップ」に関してです。
理想の状態を100%とした場合に現状が何%で、今月は何を頑張るのかを2人で確認しました。

お互いの期待値を常に確認しながら前進することができ、良い振り返りだったと感じています。

ある程度丸投げして任せてみること

「立場が人を作る」とよく言いますが、まさにこれは実感しました。

少し難易度が高い仕事も丸ごと後輩に任せてみると、なんだかんだでやり遂げられます。
また、それを機に、一気に逞しくなった感覚がありました。

ただ、大切なのはセットで必ずフォローすること。
口を挟みたい気持ちを抑えながら見守り、タイミングを見て進捗確認やフォローの準備をすることが必要です。

More

互いの期待値をすり合わせずに指導しはじめたこと

goodの「一貫した育成方針を持つこと」を強く意識しすぎるあまり、私から後輩への期待値と後輩から私への期待値がズレていることを途中で気づきました。
これはお互いにとって辛いこと。

それもあって、定期的な振り返りの時間を作ってそこの認識を合わせてきました。
できれば最初に期待値を合わせて進めることができたらベストだったと反省しています。

親離れ子離れがうまくできなかったこと

これが一番の課題だったと感じています。
もっと早く独り立ちさせてあげることで、更に成長の機会を作ってあげることができたのではないかと反省をしています、、。

1年間で様々なことを経験し、小さな成功体験はたくさん積めたと思います。
しかし、もっと早いタイミングで独り立ちし、大きな成功体験を積ませてあげたかった、、!という思いです。

自分の経験が少ない分、具体的なアドバイスができなかったこと

自分の先輩や上司に相談をすると毎回私に合わせたアドバイスが返ってきます。

一方で私は、私のn=1の経験でしか後輩にアドバイスができず、抽象的なアドバイスが多かったと感じています。
もちろん経験の差があるので当たり前かもしれませんが、これは経験が浅い中で教育担当をする難しさだと感じました。
自分でも悩むことは、早めにエスカレーションした方が良かったと思います。

(最近何かで見た、生存者バイアスでのマネジメントになっていたとも感じます。自分が上手くいった方法だけでのアドバイスしていたな、、と感じます。)

おまけ: 育成担当をやって良かったこと

自分自身の成長につながる

後輩に教えなければいけないので、その分勉強もしました。
教えることで理解も深まりました。

いつもドヤ顔で説明はしていますが、内心ドキドキしながら自分にプレッシャーをかけながら教えていました(笑)。

自分の長所・短所が見えてくる

後輩に指導しながら自分の成長を感じることができました。
一方で、私が後輩を見て、敵わないと思う部分もたくさんありました。
社会人1年目では気づかなかった自分の長所と短所に気づく事ができてよかったです。

後輩と仲良くなる

飲みに行ったり、サッカーを見に行ったり、これが一番。

まとめ

初めて育成担当をして、自分なりにもいろいろ悩みながら過ごした1年間でした。
同じように新卒エンジニアの育成担当になられた方の参考になれば幸いです!

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