この記事はうるるAdvent Calendar 2022の21日目の記事です。
こんにちは!
今年バックエンドエンジニアとして新卒入社した、期待の大型新人(物理)の八巻です!
今回は私が業務を行う上で日々意識している、思考法について共有させて頂きます!
拙い文章だとは思いますが、最後まで読んで頂けると幸いです
はじめに
「このタスクの目的ってなんだと思う?」
この言葉は配属直後から業務を行う際、必ずと言っていいほど育成担当の方に聞かれた言葉です。案外わかっているつもりでも、見失いがちである目的。目的を意識せず、ガムシャラに手を動かしても、求めていた成果は出ないことを身に染みて感じました。
ではそもそも「目的」とは何か?から順にまとめていきます。
「目的」とは何か
目的とは、「何のためにやるのかに対する答え」 です。
- 「何のためにMTGをするのか」
- ex) ナレッジの共有、日々の業務の進捗共有のため
- 「何のためにメモを取るのか」
- ex) 次回以降は一人で対応できるようにするため
- 「何のために実装をするのか」
- ex) より良いサービスを開発するため
これらは日々業務中に行うものですが、1つ1つの業務の目的を再度意識することは非常に重要だと感じています。また目的を意識して取り組んだ業務は、良い知識のインプットやアウトプットの場になっていることが、体感ですが非常に多いと感じています。
逆に目的を見失ってしまうと、効率的な成果を出すための行動が取れなくなってしまいます。また目的を見失った業務は、終わらせることが目的となったただの作業になっていることが多いです。
作業にならないためにも、常に「何のためにやっているのか?」と日々意識する事は非常に重要だと思います。
なぜ「目的」の意識が重要なのか
目的の意識が必要な理由は先述しましたが、成果を上げるためには、目的の意識が非常に重要であると考えているためです。
しかし目的を意識するだけでは、成果を創出する事はできません。目的を達成するための手段が伴わなければ、目的は絵に書いた餅に過ぎないと思います。重要なのは目的を意識し、その達成を実行するための仕組みを理解することだと思います。
下記は、目的-目標-手段の3層ピラミッドの図です。
目的を最上位として、トップダウン式に「どのように?」、手段からボトムアップ式に「何のために?」と一貫して思考するこの仕組みこそが、目的を意識することの意味だと思います。まだまだ自分に落とし込めていない点もありますが、業務を行う際は必ず意識するようにしています。
この思考を意識し始めてから、「どのように?」「何のために?」と思考する回数が増え、その結果として業務の理解が進んだと実感しています。
逆にこの思考ができていなかった時に陥りがちだったのが、「 手段の目的化 」です。意味のあるものだったはずが、気づけば「 終わらせること・業務を行うこと 」が目的となっていたことです。業務を行なっているつもりになっているだけで、成果には繋がっていなかったなと反省しています。
失敗談
私は配属当初「重要なメールがお客様に届いてるかを社内向けに通知するバッチの作成」を任されました。この業務の目的はあくまで、社内向けに正しい数値を通知するバッチを作成することです。
しかしいざ実装を始めると、「もっと可読性の高い書き方はないのか」「より良い変数名はないのか」などに気を取られ、時間を浪費してしまいました。確かにこれらの考え方も実装をする上で非常に重要です。しかしこれらはバッチを作成するための、手段でしかありません。
手段が目的化してしまったことで、多くの成果に繋がりにくい時間を消費してしまいました。今思えば、まずは実装を完了させて、時間の余裕があれば質を上げることに時間を使うべきだったと反省しています。
まだまだ多くの失敗をしてきましたが、ここからは失敗から学び実践していることを3つほど紹介します。
「目的」の意識のために行っていること3つ
ここからは私が目的を意識するために日々行っていることを、3つほど紹介させて頂きます。
1.メモのテンプレート化
1つ目はメモのテンプレート化です。メモは記録をするためなどに使用することが多いですが、目的を意識するためにもとても効果的だと感じています。
上記は普段私が開発や不具合調査などを行うために使用しているメモです。この中で私が特に重要だと感じている項目は「 事象・仕様 」と「 予測 」です。
まず今回の実装・調査の一番の目的である「事象・仕様」を冒頭に記載することで、嫌でも目的の意識をするようにしています。そして現時点での自分ができる「予測」を立てます。実装・調査が完了した後に、現時点での自分の実力を測ることができるためです。
振り返りを正しく知識をつけていくことも、効率的に成果をだすためには非常に重要だと感じています。
2.時間制限を設ける
2つ目は時間制限を設けることです。これは先述した失敗談から学びました。成果に直結しないことに時間を使い業務が終わっても、効率的に成果を上げたとは決していえないためです。
私は基本最低限の成果を出した後に、15分考えても質を上げる方法がわからなかった場合、質問をするか次の業務を行うようにしています。
確かに成果の質も非常に重要ですが、今の私がどんなに頑張っても60点が70点くらいにしかならないと思います。であれば60点の成果をすぐに上げて、新しいことにチャレンジした方が、結果としてベースの点数が上がってくるのではないかと思います。
3.報連相を積極的に行う
3つ目は報連相を行うことです。目的を見失わないためにも報連相は非常に重要だと感じています。「 自分はなぜこの方に考えたのか・なぜこの手段を選んだのか・次に何をしようとしているのか 」をチームに伝えることで、もし誤った方向に進もうとしていた場合、指摘していただけるためです。
指摘を頂けたら大きな学びになりますし、自分の考えが概ねあっていた場合、チームメンバーからの信頼にもつながると思います。
質問をする際にもこの3つを共有する事で、認識齟齬が大きく減ったと実感しています。配属当初の自分に今すぐ教えてあげたいです笑
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事にまとめたことで、再度「目的の意識」は非常に重要だと実感しました。これからもこの思考法は大事にしていきたいと思います。また、みなさんが大事にしている考え方などあればシェアして頂けると大変嬉しいです。
残り僅かな新卒1年目ですが、辛いことがあってもスカイツリーを見て頑張っていきたいと思います!
明日はaonoriさんの記事です! お楽しみに!