インスタンス
オブジェクト指向プログラミングにおいて、クラスを基にして具体的なオブジェクトを生成したもの
クラスはオブジェクトの設計図であり、実際にメモリ上に存在するデータはインスタンス
具体的には、クラスを元に作成されたオブジェクトのことをそのクラスのインスタンスと呼ぶ
クラスが設計図であるのに対し、インスタンスは設計図に基づいて作られた実体
EX)
Personというクラスがある場合、Personクラスから生成された個々のオブジェクトはPersonクラスのインスタンスとなる
インスタンスは、クラスの属性(フィールド)や操作(メソッド)にアクセスすることができる
各インスタンスは独自の状態(属性の値)を持ち、独自の振る舞い(メソッドの呼び出し結果)を示す
EX)
Personクラスのインスタンスでは、nameやageといった属性にアクセスし、sayHello()といったメソッドを呼び出すことができる
インスタンス化は、newキーワードを使用して行う
Person person1 = new Person(); // Personクラスからインスタンスを作成
Person person2 = new Person(); // 別のPersonクラスのインスタンスを作成
person1.name = "Alice"; // person1の属性に値を設定
person2.name = "Bob"; // person2の属性に値を設定
person1.sayHello(); // person1のメソッドを呼び出す
person2.sayHello(); // person2のメソッドを呼び出す
Personクラスからperson1とperson2という2つのインスタンスを作成
それぞれの属性を設定し、メソッドを呼び出している
それぞれのインスタンスは独立して存在し、個別のデータと振る舞いを持っている