はじめに
まず、AWS Compute Optimizerというサービスをご存知でしょうか?
AWS Compute Optimizerは簡単に言うとAWSコンピューティングサービスのメトリクスから
パフォーマンス及びコストを最適化の提案をしてくれるサービスです。
AWS Compute Optimizer は、 AWS リソースの設定と使用率のメトリクスを分析するサービスです。
リソースが最適かどうかを報告します。また、コストを削減し、ワークロードのパフォーマンスを向上させるための最適化に関する推奨事項を生成します。
対象リソース
AWS Compute Optimizerでは以下のリソースをサポートしています。
- Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンス
- Amazon EC2 Auto Scaling グループ
- Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリューム
- AWS Lambda 関数
使い方
AWS Compute Optimizerコンソールからオプトインを実行する、またはAWS CLIで有効化する事で利用が開始されます。
オプトインを開始すると自動的に過去14日分のコンピューティングリソースのメトリクスが取得され、対象リソースのレコメンデーションを表示してくれます。
AWS Compute Optimizerコンソールでは以下の様に各リソースのレコメンデーションを割合で表示してくれます。
例えばLambdaでは現在設定されているメモリではパフォーマンスが低いので
メモリを増加するようにレコメンデーションされています。
表示されているレコメンデーションはCSV形式でエクスポートもできますので、他人と共有するのも楽です。
料金
AWS Compute Optimizerではレコメンデーションを計算する為の拡張メトリクスが使われており
その拡張メトリクスに対して1時間単位で料金がかかる仕組みなってます。
- 1 リソース1 時間あたり 0.0003360215 USD
- 1 リソースあたり月額 0.25 USD
各リソースにつき 1 時間あたり 0.0003360215 USD で、リソースが実行されている 1 か月あたりの時間数に基づいて請求されます。
この機能のコストは、1 か月間 31 日フルで稼働するリソースに対して、1 リソースあたり月額 0.25 USD となります。
まとめ
コンピューティングリソースのサイジングの見直しはCPUやメモリのDiskの利用状況、トラフィックパターン等複数の要素とニラメッコしながら実施する
比較的大変な作業ですがこのサービスを利用する事によって簡単に安価に推奨事項を取得する事ができるので便利だと思います。
いいなと思った方は有効化(オプトイン)してみてはいかがでしょうか。