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EC2の拡張ネットワーキングに関して

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はじめに

AWSのコンピューティングサービスであるEC2インスタンスの大半は拡張ネットワーキングがサポートされている。拡張ネットワーキングとは簡単に言えば有効化するだけでインスタンスのネットワークパフォーマンスが向上する機能である。利用にあたり追加料金がかからないのもメリットの一つ。本記事では拡張ネットワーキングに関してまとめておく。

拡張ネットワーキングとは何か?

SR-IOVによってネットワークのパフォーマンスを向上させる技術

  • AWSドキュメントより
拡張ネットワーキングでは、シングルルート I/O 仮想化 (SR-IOV) を使用して、サポートされるインスタンスタイプにおける高性能ネットワーキング機能が提供されます。
SR-IOV は、従来の仮想化ネットワークインターフェイスと比較し、I/O パフォーマンスが高く、CPU 利用率が低いデバイス仮想化の手法です。
拡張ネットワーキングは、高い帯域幅、1 秒あたりのパケット (PPS) の高いパフォーマンス、常に低いインスタンス間レイテンシーを実現します。

利用するための条件は?

現行のインスタンスタイプであれば利用可能

拡張ネットワーキングのタイプ

拡張ネットワーキングはインスタンスタイプによって以下のいずれかのインターフェイスをサポートしている

  • Elastic Network Adapter (ENA)
    • 最大100Gbpsのネットワーク速度をサポート
  • Intel 82599 Virtual Function (VF) インターフェイス
    • 最大10Gbps のネットワーク速度をサポート

インスタンスタイプ別にサポートされているインターフェイスに関しては以下URLにある表の拡張ネットワーキング列を参照

有効化のやり方

基本的にはサポート対象のディストリビューションのAMIでインスタンスを起動すると自動的に有効化されている。なのでインスタンスを起動した後に有効化されているか確認することが重要。

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