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NuxtでPWA対応WebアプリにOneSignalからプッシュ通知を送る

Last updated at Posted at 2018-10-28

前回、Nuxt v2とFirebase(CloudFirestore)でPWA対応Webアプリ開発で、Nuxt v2を使ってPWA対応のWebアプリケーションを作りました。

今回OneSignalというサービスを利用して、このPWA対応Webアプリにプッシュ通知を送ります。

NuxtにはOneSignal用のモジュールが用意されているので、これを使うと簡単にプッシュ通知が送れるようになります。

インストールや設定

OneSignalにアプリを追加する

  • まずはOneSignalのサイトからSignUpして、アカウントを作成してください。

  • 「Add a New App」でアプリケーション名を入力します。ここでは「pwa-sample」とします。
    Add a New App

  • 今回はWebアプリケーションなので、「Web Push」を選択します。
    Web Push

  • Webアプリケーションのサイト情報を入力します。
    サイト情報入力

  • 「ADD A PROMPT」より通知を追加します。
    ADD A PROMPT

  • 今回は「SLIDE PROMPT」を選択します。
    SLIDE PROMPT

  • アプリを保存すると、APP IDが発行されますので、「appId」をメモしておきます。
    APP ID

NuxtのOneSignalモジュールの設定

  • まずはonesignalモジュールをインストールします。
$ yarn add @nuxtjs/onesignal --save
  • nuxt.config.jsのmodules内「@nuxtjs/pwa」の前に「@nuxtjs/onesignal」を追加します。
/nuxt.config.js
  modules: [
    // Doc: https://github.com/nuxt-community/axios-module#usage
    '@nuxtjs/dotenv',
    '@nuxtjs/axios',
    '@nuxtjs/onesignal',
    '@nuxtjs/pwa'
  ],
  • nuxt.config.jsにOneSignalの設定を追加します。 appIdは先ほどOneSignalで取得したアプリのappIdを設定します。
/nuxt.config.js
 oneSignal: {
    init: {
      appId: 'xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx',
      allowLocalhostAsSecureOrigin: true,
      welcomeNotification: {
        disable: true
      }
    }
  },

通知を送る

OneSignalのコンソールからメッセージ送信

  • まずはここまでで、FirebaseのHostingにデプロイしてみましょう。
    generateして、deployする手順は「Nuxt v2とFirebase(CloudFirestore)でPWA対応Webアプリ開発」を参考にしてください。

  • ブラウザでデプロイしたサイトを開くと、早速ブラウザから通知の許可が求められますので、許可します。
    通知許可

  • OneSignalのコンソールの「MESSAGES」から「NEW PUSH」を選択します。
    NEW PUSH

  • Send to Subscribed Usersを選択します。
    送信先

  • 通知のタイトルのメッセージを入力します。
    通知内容編集

  • 通知タイミングを選択します。今回はテストのためすぐに送ります。
    通知タイミング選択

  • 「Confirm」で内容を確認し、「SEND MESSAGE」をクリックします。
    SEND MESSAGE

  • 通知が送信されます。PCのブラウザやスマホの画面にも通知が表示されます。
    通知スクリーンショット

特定のユーザーのみに通知を送りたい

例えばチャットWebアプリケーションなどで、メッセージを受信したときに特定のユーザーだけ通知を受け取りたいケースがあると思います。
OneSignalの通知APIを使うと、コンソールを使わなくても、特定のユーザーだけに通知を送ることができます。

OneSignalのtagを利用して特定のユーザーに通知

通知を受ける側

Nuxtのpages内のcreated()などでOneSignalのtagを設定します。
以下の例ではtagの名前を「id」とし、値に「100」を設定しています。

この例では固定の「100」をidとして設定していますが、this.currentUser.uidのようにFirebase AuthenticationのUIDなどを設定することで、ユーザーの識別が可能です。

this.$OneSignal.push(['sendTag', 'id', 100, function(tagsSent) {}])

通知を送る

OneSignalのnotificationのAPIを呼び出すことで、通知を送ることができます。
通知を送る側はNode.jsでもなんでも良いのですが、今回はNuxtのフロント側JavaScriptだけで完結するため、axiosからAPIを呼び出します。

    var params = {
      method: 'post',
      url: 'https://onesignal.com/api/v1/notifications',
      headers: {
        'Content-Type': 'application/json',
        Authorization: 'Basic yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy'
      },
      data: {
        app_id: 'xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx',
        headings: {
          en: 'notification test',
          ja: 'id:100の人に通知です'
        },
        contents: {
          en: 'This is notification test',
          ja: 'id:100の人に通知です'
        },
        tags: [{ key: 'id', relation: '=', value: 100 }]
      }
    }
    axios(params)
  • headersのAuthorizationにOneSignalの認証キーを設定します。
    OneSignalのコンソール画面右上の「Account & API KEYS」より「REST API Keys」を参照し、アプリのAPI Keyをコピペします。
    スクリーンショット 2018-10-28 9.48.57.png

  • dataのapp_idには先ほど「OneSignalにアプリを追加する」で取得したappIdを設定します。

  • dataのtagsに「通知を受ける側」で設定したkey:'id'、値が100を設定します。

通知を送りたいタイミングで上記の処理を呼び出すと、id=100のユーザーだけに通知を送ることができます。

まとめ

Nuxt v2とFirebase(CloudFirestore)でPWA対応Webアプリ開発のリアルタイムチャットに続き、通知を送る処理を実装しました。

NuxtのPWA対応に続き、OneSignalを使った通知も、onesignalモジュールを使うことで簡単に実装できました。

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