ServiceNow AI Lensのアップデート情報
私は昨年登場したServiceNow Lensで以下の2記事を書いておりますが、半年以上アップデートを追えてなかったのでAustraliaリリースノート確認を機にキャッチアップしたのでそのまとめです。
過去記事2つは↓こちら↓
いつの間にか名前も変わってたんですね。
「ServiceNow "AI" Lens」となっていました。
※今回は前回記事からのアップデートを追うので、Australiaリリースに限らず、Yokohama~Zurich~Australiaまですべての期間の話を含みます。時間軸的には2025年9月以降~2026年5月上旬くらい。
筆者の検証環境はAustralia Patch2です。
本記事で紹介するものはAustralia Patch2なら使えると思ってご覧ください。
検証したプラグインのバージョン
・ServiceNow AI Lens Core(sn_app_lens_core):5.0.1
・ServiceNow AI Lens(sn_ai_lens):Now Assist Suite version 29.2.20260508 | App version 5.0.0
ということでいくつか情報をもとに気になって検証してみたものをまとめていきます。
基本機能や基本的な使い方に関しては過去記事参照でお願いいたします。
Update1:スタンドアロンアプリではなくブラウザ内のみで利用可能になった
利用可能バージョン:Zurich Ptach 9
これまでServiceNow Lensはインストーラーをダウンロードしてスタンドアロンアプリをインストールする必要がありましたが、ブラウザのみで利用できるようになりました。(スタンドアロンアプリも継続して利用可能)
(以降、動きとしてはこれまでのLensと同じで、UIも細かいところがアップデートされてるというイメージでご覧ください。ブラウザとアプリの動きも基本的には同じです)
Create with Lensを押すと

ブラウザのポップアップでLensのウインドウが開きます

そしてCapture screenを押すと

対象箇所をトリミングするなどして、「Analyze」を押せばこれまで通りフィールドに内容を入れてくれます。
所属組織やPCの制約でアプリをインストールできない方などには朗報ですね。
Update2:レコードへの画像の自動添付
利用可能バージョン:Yokohama Patch 6
半年前はLensでスキャンした画像自体はスキャンしただけだったんですが、今回からスキャンした画像がSubmit後に自動でレコードに添付されてくれるようになりました。

確か、過去記事のMobile編 ではスキャン画像をレコードに添付するアクションも作りこんだので、 (最初からそうあってほしかったですが) うれしいアップデートです。
Update3:サービスポータルからのカタログアイテムに「Fill with Lens」ボタンの追加
利用可能バージョン:Yokohama Patch 11/Zurich Patch 4
カタログアイテムのフォームに、「Fill with Lens」ボタンが追加され、こちらを押すとLensが起動し、カタログのフォーム入力のインプットとなるものをスキャンしてカタログ入力をサポートしてくれるとのことです。

※ボタンが見えるのはlens_userロール保持者
公式docs Autofill catalog item form in the Service Portal
に細かい手順含め載っていたのでここでは割愛しますが、ExcelやPDFのデータをインプットに入力するものはものによっては有効に使えそうですね。チャットのやり取りをスキャンしてもよさそうです。
Multi-Captureを使えば、複数個所をまとめてスクショしてスキャンにかけることもできました
(この記事のためにそれっぽいサンプルインプットExcelをAIに作らせました)


何枚撮ってあるか右下で確認できます。すべて撮り終わったら右下のチェックボタンで次に進みます。
MRVS項目はうまく入力してくれませんでした。このへんはまだ非対応なんですかねー
もしくは、私のサンプルや選んでるカタログの何かしらが悪いか。

もしMRVSがうまくいってる方がいたらぜひ教えていただきたい・・・!
Update4:Lens Actionsを使用してLensの動作をカスタマイズ
利用可能バージョン:Yokohama Patch 6
Lens Actionsというものが設定できるようになりました。
標準のLens機能だけでも、画面、メール、手書きメモなどから情報を抽出し、フォームに自動入力することは可能ですが、ユーザーが都度指示を入れる余地が大きい(プロンプトを固定できない)ため、業務ごとの抽出ルール、対象フィールド、後続処理、利用者制御まで安定運用するために定義できるようになった感じですね。
Lens Actions[sn_app_lens_core_lens_action]テーブルでレコードを作成し設定します。

このときにFillingしてほしいフィールドや、必ず加えたい指示(Default Additional Directions)などを設定しておき、共通のアクションを利用して運用する感じですね。
設定したLens Actionsはアプリ起動時に選択できるようになります。

前後処理にスクリプトも入れられるみたいなので、いろいろできそうですね。
動的になにかを変えたいときなので、使い道の例としてはスキャンしたユーザーに紐づく部署やロールによって、入力項目も変える、とかですかねぇ。

監視のメールなのか、エラー画面キャプチャなのか、チャット文面なのか、ログ抜粋なのか…
とかにもよって入力場所を変える、増やすとかもできそうかな。
まとめ
今回紹介した4つ以外にも初登場から半年以上(発表からは1年以上)経った今、機能が徐々に拡張されていますね。
docsも当時は正直簡易な感じで情報少ないなーって思ったんですが、いまはキャプチャもついていて文章量も多く使い方の説明が充実してる印象を受けました。
Lens Actionsについては詳細な検証ができていない段階ですが、機会があればより入り込んで検証してみようと思います。
また、今回紹介してないアップデートももちろんありますので、気になる方はリリースノート等ご確認ください。
あとは今後も拡充されそうな予感はするのでまた定期的にアップデート情報を追っていこうと思います。
それでは!
参考サイトリンク
<公式docs>
・Combined ServiceNow AI Lens release notes for upgrades from Yokohama to Australia
・Create a record in an instance by using ServiceNow AI Lens
・Define ServiceNow AI Lens behavior with Lens actions
・Autofill catalog item form in the Service Portal
<ServiceNow コミュニティ>
・ServiceNow AI Lens: Bringing Visual Intelligence to Forms, Service Portals, and Mobile Experiences
<Youtube>
・ServiceNow AI Lens
・Fill with Lens in Catalog Items
・Lens Actions







