2025年も多くのアップデートがありましたが、その中でも JavaScript API が多く公開されました。
これまで DOM を直接触って実現していたことに限らず、
画面状態の取得、UI 操作、アクションやプロセス管理の扱いなど、
「公式 API として扱える範囲が大きく広がった」 のが最大のポイントです。
JavaScript API がかなり増えたことで、
これまで「できない」と思っていたことや、
仕様や画面構造に強く依存して無理やり実現していたことが、
公式 API を前提に、より安全で読みやすく書けるようになっている可能性があります。
この機会に、あらためて全体を見直してみる価値はありそうです。
この記事では、JavaScript API のアップデートにしぼって、まとめてみます。
※ 本記事の整理には AI を用いています。網羅性は保証できないため、気になる点は公式リファレンスもあわせて確認してください。
2025年に追加された JavaScript API 一覧
UI 表示状態取得系
| API | できること |
|---|---|
kintone.app.getDescriptionDisplayState() |
アプリ説明欄の表示状態取得 |
kintone.app.record.getSideBarDisplayState() |
サイドバーの開閉状態取得 |
kintone.app.getAddRecordButtonDisplayState() |
レコード追加ボタン表示状態取得 |
kintone.app.record.getEditRecordButtonDisplayState() |
編集ボタン表示状態取得 |
kintone.app.record.getDuplicateRecordButtonDisplayState() |
複製ボタン表示状態取得 |
kintone.app.getAppSettingsButtonDisplayState() |
アプリ設定ボタン表示状態取得 |
kintone.app.record.isFieldVisible() |
フィールド表示/非表示判定 |
kintone.app.record.isGroupFieldOpen() |
グループフィールド開閉状態取得 |
UI 表示制御系
| API | できること |
|---|---|
kintone.app.record.showSideBar() |
サイドバー表示/非表示切替 |
kintone.app.showDescription() |
アプリ説明欄表示/非表示切替 |
kintone.app.showAddRecordButton() |
レコード追加ボタン表示/非表示 |
kintone.app.record.showEditRecordButton() |
編集ボタン表示/非表示 |
kintone.app.record.showDuplicateRecordButton() |
複製ボタン表示/非表示 |
kintone.app.showOptionsButton() |
オプションボタン表示/非表示 |
プロセス管理 / アクション系
| API | できること |
|---|---|
kintone.app.getStatus() |
プロセス管理の設定情報取得 |
kintone.app.record.getStatusActions() |
実行可能なプロセスアクション取得 |
kintone.app.record.getAssignees() |
現在の作業者取得 |
kintone.app.record.getActions() |
実行可能なアクション一覧取得 |
kintone.app.record.showActionButton() |
アクションボタン表示/非表示 |
kintone.app.record.getActionButtonDisplayState() |
アクションボタン表示状態取得 |
URL / 操作制御系
| API | できること |
|---|---|
kintone.buildPageUrl() |
各画面のURLを公式に生成 |
kintone.setKeyboardShortcuts() |
ショートカットキー有効/無効切替 |
ダイアログ / 通知 / ローディング系
| API | できること |
|---|---|
kintone.createDialog() |
HTMLを含む自由なダイアログ生成(2025年追加) |
kintone.showConfirmDialog() |
OK / キャンセル付き確認ダイアログ |
kintone.showNotification() |
通知メッセージ表示 |
kintone.showLoading() |
ローディング表示制御 |
2025年アップデートで特に注目すべきポイント
UI 操作に目が行きがちですが、
2025年のアップデート全体を見ると、
「画面」「状態」「業務フロー」を API ベースで扱うための土台が揃ってきた
という印象を受けます。
UI 表示状態取得 API
DOM を読まずに「今どういう画面か」を判断できるようになった点が大きな変化です。細やかな制御ができるようになりました。
kintone.createDialog() など、モーダルの制御はカスタマイズするうえでよくあるパターンでしたが、公式 API で作れるようになったのは大きいかとおもいます。下記に詳細がのっているのでぜひみてみてください。
createDialogとshowConfirmDialogの使い分け
プロセス管理 / アクション取得 API
業務ルールと UI を 状態ベースで安全に結びつけられるようになりました。
まとめ
2025年の kintone JavaScript API は、
DOM 前提のカスタマイズから、
画面・状態・業務ロジックを API で組み立てる設計へ移行するための一年
だったと言えます。
「まず API でできないか?」と考えられる範囲が
大きく広がったこと自体が、最大の価値だと思います。