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Nuxt.js × Netlify × MicroCMSでJamstackブログを公開しよう【完全図解】

Last updated at Posted at 2021-01-17

こんにちは、まめぞうです。

本日はとても盛り沢山な内容でお届けします。

  • Nuxt.js
  • Netlify
  • MicroCMS

これらを使ってJamstackにチャレンジしてみましょう!
手順をなぞって、カスタムドメインでブログサイトを公開するところがゴールです!しかも完全無料!
マイクロサービスへの応用も利くのでチャレンジして損はないと思います。

休日に何か取り組みたいあなた、是非この手順でチャレンジしてみませんか?
※クレジットカードは不要です。

ここがポイント!

  • 完全無料で自分のブログサイトが作れる。(ポートフォリオサイトやマイクロサービスでもOK!)
  • GitHubが更新されると、自動でNetlifyがビルドし直すので、自動でサイトが更新される!
  • 色々な技術を活用するので良い勉強になる!

対象読者

  • Vue.js とか React.js などを勉強し始めてウェブ上にアプリをリリースしてみたい方。
  • ちょっとしたポートフォリオやブログを作りたいかた。
  • JamStackデビューしたい方。
  • 自動ビルドとか少し憧れている方。

用意しておくもの

  • GitHubのアカウント

手順

  1. Netlify登録
  2. ドメイン取得&Netlifyにドメイン追加
  3. GitHub連携&テンプレートから新規作成&ドメイン連携
  4. MicroCMSアカウント作成
  5. axiosでAPI連携

少々ボリュームのある記事となっておりますが、図解しつつなるべくわかりやすく手順を解説していますので是非チャレンジしてみてください。

1.Netlify登録

Netlifyは静的サイトを高速で提供できるWebサービスです。詳細は割愛させていただきます。
※NetlifyではGoogleChromeの自動翻訳でサービスを利用すると、エラーが発生する場合がありますのでご注意ください。
netlify1.png
GitHubで登録すると、レポジトリの紐付けもカンタンにすることができます。
サインアップからGitHubを選択して
netlify2.png
アカウント連携しましょう!

netlify3.png

2. ドメイン取得

今回は無料というコンセプトなので [.tk]や[.ga]という無料ドメインを活用します。無料でドメインを取得できる海外のサービスfreenomを利用します。
※もちろん有料ドメインでも代用可能です。
まずはGoogleアカウントなどで登録してください。

ドメイン管理サービス:freenom
domain1.png

2-1 ドメインの取得

ServiceRegister a New Domainをクリック。

domain2.png
取得したいドメイン名を入力します。
domain3.png

有効期限の設定をします。
12 Months 0 FREEを選択してチェックアウトに進みましょう。
domain4.png

利用規約に同意してComplete Orderをクリック。
domain5.png

取得できました!続いてNetlifyへの連携を行います。

2-2 Netlifyにドメインを追加

Netlify管理画面からドメインを追加しましょう。
DomainsAdd or register domain をクリック。
domain6.png
先ほど取得したドメイン名を入力します。
domain8.png
画面下のContinueをクリックします。
ddd.png
すると以下の画面が表示されますので、dnsから始まる4行をメモしておきます。ここからネームサーバーの登録という作業を行います。
dddd.png
freenomにて取得したドメインの設定画面に先ほどの4行を入力します。
ServiceMy Domains へ移動し、 ManageDomainManagement ToolsNamesesrvers の順でクリック。
domain12.png
Use custom nameservers を選択して、1行ずつ順に入力します。domain14.png

※設定してから反映されるまで時間がかかる場合があります。最長24時間から72時間程度かかりますので気長に待ちましょう。

3. プロジェクトの作成

ドメインの取得が完了したところで、いよいよNetlify でのプロジェクト作成について進めていきます。
以下2通りの方法があります。
①GitHubにNuxt.jsなどのリポジトリを用意して紐付ける。
Netlify Templateからテンプレートを使って作成

ある程度詳しい人は②が爆速なので、おすすめです。
GatsbyやNext.jsのテンプレートが揃っていますのでReact推しの方も是非!

ただし、②の場合は色々なファイルがついてきてややこしいので、この記事では①の手順で解説します。

まず、前提としてNuxt.jsで「Hello World!」を表示できるGitHubのリポジトリが必要です。
公式サイトを参考に作成して、GitHubにレポジトリを追加するところまで頑張ってください。

またはこちらの記事を参考に作成するか、一応今回の最終までのサンプルGitHubに置いておくので活用してみてください。
https://github.com/mamezou/nuxt_netlify_microcms_sample

GitHubと連携してプロジェクトをNetlifyに反映する

以下手順でNetlifyとGitHubのプロジェクトを連携しましょう。
New site from Gitをクリック
build2.png

GitHubをクリックして連携
build1.png

以下のように入力(npmを利用している)してレッツビルド!
build3.png

しばらくお待ちください・・。
build4.png

できたらプレビューを押してみましょう!
build5.png

できました!

ドメインを反映する

先ほどできたプロジェクトの管理画面でSite settings をクリックし、Domain managementへ進みます。
domain1.png
Add custom domain をクリックします。
domain2.png
取得したドメイン名に変更しましょう。
domain3.png

ついでにプロジェクト名も変更しましょう。GeneralSite detailsChange site nameから変更できます。
domain4.png

さらにHTTPSの設定もしておきましょう。

4. MicroCMS設定

今回は国産ヘッドレスCMSのMicroCMSを活用します!
MicroCMSは無料で十分すぎるほどのデータが使用できます。

まずは、アカウント登録して組織を作成します。

続いて早速APIを作成していきましょう!
コンテンツ(API)の+をクリックして
スクリーンショット 2021-01-11 15.54.00.png

API名とエンドポイント(スラッグ)を入力しますスクリーンショット 2021-01-11 15.56.53.png

次へに進み、リスト形式を選択して次へ。
スクリーンショット 2021-01-11 15.57.08.png

以下の写真のようにAPIスキーマを定義してみましょう。
スクリーンショット 2021-01-11 16.03.20.png

完成しました!ここでテスト的に記事をいくつか作成しておきましょう。
スクリーンショット 2021-01-11 16.05.25.png

いよいよ大詰めです。コーヒーを飲んでひと休憩しましょう。

5. axiosでAPI連携

この章では、MicroCMSで作成したブログ情報をAPIによって取得して表示するところまでを目標にしたいと思います!

Nuxt.jsではasyncDataというPageテンプレートでのみ利用できる便利なフックがあり、今回は利用して作成します。Nuxt.js公式ドキュメント
おまけ記事

まずはNuxt.jsのプロジェクトを開いてみましょう。
今回編集するのはpagesディレクトリ内のみです。

5-1 プラグインのインストール

axiosとはブラウザ上などで別のWebサイトデータを取得することのできるJavaScriptライブラリです。ajax通信をします。
(PromiseベースのHTTPクライアントです。)

早速、以下コマンドでインストールしましょう。

npm install axios

すると、package-lock.jsonにも追記されます。

5-2 ディレクトリ準備

以下ディレクトリ図を参考に、pagesディレクトリにフォルダとファイルを作成してください。Nuxt.jsではフォルダやファイル名で自動的にページルーティングの設定をしてくれます。

pages/
.
├── blog         //追加
│   ├── _slug      //追加
│   │   └── index.vue //追加 | 記事詳細ページ
│   └── index.vue     //追加 | 記事一覧ページ
└── index.vue

5-3 API確認

MicroCMSを開き、各種APIのエンドポイントなどを確認していきます。
microcms_api.png

以下のcurlコマンドのところは後で利用しますのでメモしておきます。
URLとAPIキーと言います。
また、取得ボタンを押してみましょう。
microcms_api2.png

レスポンスが成功すると以下のようにjson形式でデータが表示されます。
最終的に、こちらのキーからデータを読み込みます。メモしておきましょう。
microcms_api3.png

ファイル編集

ここで編集するのは先ほど作成した二つのファイルです。

pages/
.
├── blog
│   ├── _slug
│   │   └── index.vue | 記事詳細ページ
│   └── index.vue     | 記事一覧ページ
└── index.vue

まずは記事一覧ページを作成しましょう。URLとAPIキーのみ変更して、あとはコピペでも大丈夫です。

blog/index.vue
<template>
  <main>
    <h1>ブログ一覧</h1>
    <ul>
// 以下「contents」は5-2でレスポンスで登場した、jsonデータはじめの「contents」のことです。
      <li v-for="content in contents" :key="content.id">
        <nuxt-link :to="`/blog/${content.id}`">
          {{ content.title }}
        </nuxt-link>
      </li>
    </ul>
  </main>
</template>
<script>
import axios from "axios";
export default {
  async asyncData() {
    const { data } = await axios.get(
      // 5-2でメモしたURLを記載しましょう。
      "https://あなたのサービスID.microcms.io/api/v1/blog",
      {
        // 5-2でメモしたAPIキーを記載しましょう。
        headers: { "X-API-KEY": "あなたのAPIキー" }
      }
    );
    return data;
  }
};
</script>
<style></style>

続いて、記事詳細ページも作りましょう。

/blog/_slug/index.vue
<template>
  <main>
// ここに5-2でメモしたキーを入れると、右側のバリューが出力されます。
    <h1>{{ title }}</h1>
    <p>{{ date }}</p>
    <div v-html="contents"></div>
  </main>
</template>

<script>
import axios from 'axios'

export default {
  async asyncData({ params }) {
    const { data } = await axios.get(
      `https://あなたのサービスID.microcms.io/api/v1/blog/${params.slug}`,
      {
        headers: { 'X-API-KEY': 'あなたのAPIキー' }
      }
    )
    return data
  }
}
</script>

では、以下コマンドを入力して起動してみましょう!

npm run dev

そして以下リンクにアクセスすると・・・
http://localhost:3000/blog

ブログ一覧ページが表示されました!
スクリーンショット 2021-01-16 20.18.26.png

記事の詳細ページもアクセスしてみましょう。
スクリーンショット 2021-01-16 20.20.15.png

やった!できましたね!

あとはデザインをキレイにしたり、ページを増やしたりしてGitプッシュすれば、なんとNetlifyが自動でビルドしてくれて反映されるようになります!
なかなか良いポートフォリオではないでしょうか?

今回のサンプルをリポジトリでGitHubに置いておくので是非活用してみてください。
https://github.com/mamezou/nuxt_netlify_microcms_sample

ご意見や感想等あればお気軽にコメントをお願いします!
ご覧いただきありがとうございました。

詰まった時など参考になりそうな記事等

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