Bitriseにはキャッシュ機構が3種類存在します。今回は使用頻度の高い2つについてまとめました。
- Branch-based caching ⭐️
- Key-based caching ⭐️
- Remote build caching
Branch-based caching
従来から使われているキャッシュ機構。ブランチ毎にキャッシュが作成されます。
作成したキャッシュは同一のサーバー上のみで使用することができます。
使い方
キャッシュの作成にはBitrise.io Cache:Push
を使います。
このステップではCache paths
にキャッシュ対象のパスを指定します。
例えばCocoaPods
であればこうなります。
# CocoaPods
./Pods -> ./Podfile.lock
キャッシュの使用にはBitrise.io Cache:Pull
を使います。
これは特に値を指定する必要はないので、ステップを追加するだけでいいです。
キャッシュの期限
- 作成・更新から7日間
- 作成ブランチがビルドされたらそこから7日間にリセット
ブランチにキャッシュがない場合
デフォルトブランチのキャッシュが使用されます。
Key-based caching
キャッシュをキーで管理し、そのキーで参照し使用します。ブランチベースキャッシュと異なり、ブランチやサーバーに関係なくキャッシュを共有できます。
使い方
依存関係マネージャは専用のステップが存在するのでそれを使用します。
現在用意されている専用ステップ
- CocoaPods
- Swift Package Manager
- nmp
- Gradle
- Carthage
- Dart
全ての専用ステップにキャッシュの保存と取得があります。
専用ステップのないものは、汎用的なキーベースキャッシュのステップが存在します。
キャッシュの期限
- 作成・更新から7日間
生成されたキャッシュの確認
ワークスペース > App Settings > Builds
のManage build caches
に生成されます。