はじめに
RECOROKUとはオンライン会議の動画管理システムです。
HPにある通り、以下をメッセージとして掲げています。
これだけでどういうものかなんとなく分かると思いますが、細かい機能は省いてメインの機能を説明すると、
- オンライン会議動画を録画(もしくは後からアップロード)
- 自動で文字起こしをして、文字起こしされた発言から動画の当該部分にジャンプできる
- 全動画の発言全体から動画の当該部分を検索できる
以下の画像は実際の利用画像です。最初の画像の左側の文字起こし部分をクリックすると動画の当該部分にジャンプします。また、上側に検索ボックスがあると思いますが、ここに検索したい文字列を入力すると全ての動画から該当する発言を一覧で表示してくれます(2枚目の画像)。
メリット
- 欠席者も後から会議内容を動画を見ずに確認できる
- 理解できなかった部分が検索しやすいので後から確認できる
- メモも残せるので、チャットでシェアされたリンクとかをメモで残しておけば後からでも飛びやすい
- 動画全体から発言を検索できるので、どの会議で誰が発言したか検索しやすい
デメリット
- フリープランだと文字起こしファイルをアップロードしないと、自動で文字起こししてくれない
- 直感的な操作がしづらい部分がある(動画の録画への動線とか)
ユースケース
少し触ってみて、社内勉強会で運用してみたいなと感じました。
理由としては、以下です。
- 欠席者が後から動画だけでなく、文章で内容が理解できる
- 出席者もよく分からなかったところを動画で探すのではなく、文章で検索できる
- 過去の勉強会の動画も含めてまとめて単語検索とかできるので、理解していない専門用語とかで検索すればそれに合った動画が見つかる
まとめ
正直、まだまだ修正できる部分は多いのかなとは感じますが、良いサービスだなと思います。新しいサービスですので、修正含めて、新しい機能などこれからに期待です。
価格に関しては月3万え程度しますが、ユーザー20人まで入れるので一人当たりで考えると妥当な金額かなと思います。
補足
まとめまでで、大体1分間で読める分量にしましたが、補足として以下を残しておきます。
プランによる違い
触り始めた時には完全にフリープランで、気づいたらおそらく30日間限定で有料プランと同じ扱いになっていました。
そのため、現状今から登録される方は30日間は有料プランと同じものを試せるかと思います。
フリープランの場合は動画を後からアップロードする際に、自動で文字起こしをつけてくれません。
そのため、自分で文字起こしファイルをアップロードする必要があります。
google meet等、文字起こしがついてこないオンライン会議サービスだと有料プランを使うか、自動文字起こしサービスを別で利用する必要があります。最近だとOpenAIから文字起こしできるAPIも出たので、それを使うことで一応は無料プランでの運用は可能です。
ただ、結局他の文字起こしサービスやOpenAIも無料ではないので、その辺は各自のご都合にお任せします。
文字起こしファイルの作成方法
自動文字起こしサービスだと、例えばNottaがありますが、こちらは無料プランでは文字起こしファイルのエクスポートができませんでした。他も調べた感じ、無料で文字起こし可能なサービスは見当たりませんでした。
OpenAIでの文字起こしファイルの生成については、こちらの記事にまとめました。先にも書いた通り、完全無料ではないですし、API自体は25MBまでの音声ファイルしか受け付けてないので、長い音声や高品質のファイルの場合はもう一工夫は必要になります。
改善点
個人的に改善してほしいなと思った点もいくつか挙げておきます。
UIに関しては六角形のハニカムみたいなものがうっすらずっと見えていますが、視認性下がるので正直いらないのかなと思いました。
また、文字起こしファイルのアップロードっていう項目はあるものの形式の指定とかなく、間違った形式のものでもエラーなくアップロードできてしまい、文字起こしは表示されないという状態だったので、形式の指定とか、間違ったものはアップロードできないようにしてくれると親切かなと思いました。
あとは、バグなのか自分の環境の問題か分かりませんが、以下が発生しました。
- 動画を録画したが、アップロードに失敗したと表示がでた(翌日試したらアップロードできたので一時的なものだったのかもしれません)
- 自分で文字起こしファイルをアップロードした場合には、発言が検索できたが、サービスで自動でつく文字起こしは検索できなかった