概要
使いかけのwindows10でubuntu18.04の環境を作ります。
Windows Subsystem for Linux(WSL)という、windows上でubuntuなどのlinuxの環境を再現できるサービスを使います。Virtual Boxで仮想マシンで動かす訳ではないので、WSL自体の起動負荷がわずかで、起動時間もとても短いです。WSL環境下では、Linuxのシェルであるbashなどでずっと作業を続けることもでき、ハイスペックなPCでコーディングなども捗ります。
環境
- windows10 最新版(1903, windows updateで確認)
初期化
使いかけのPCだったので、windows10の最新版をinstallしたのちに、初期化します。
設定
→更新とセキュリティ
→回復
→このPCを初期状態に戻す
WSLのインストール
大前提として、Windows側でLinux Subsystemを有効化する必要があります。
アプリと機能
→プログラムと機能
→Windowsの機能の有効化または無効化
→再起動
ubuntuのinstall
microsoft Store
→Ubuntu 18.04 LTS
起動すると、installing, this may take a few minutes...
と表示されるのでしばし待つ。usernameとpasswordを設定する。
フォントの設定
Ubuntu Monoを設定する。
https://design.ubuntu.com/font/ からfontをinstallする。
中身を展開して、UbuntuMono-R
をダブルクリックで起動する。
installを選択する。
regeditを起動して、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Console\TrueTypeFont
に移動する。
文字列で以下の情報を加える。
名前 | 種類 | データ |
---|---|---|
000 | EG_SZ | Ubuntu Mono |
コマンドプロンプトを再起動して、右クリック
→プロパティ
で、フォントをUbuntu Monoに変更する。
背景色の設定
最新版のcolortoolをインストールする。
https://github.com/microsoft/terminal/tree/master/src/tools/ColorTool#installing
ColorTool.exe -d campbell.ini
-dオプションをつけることで、設定を保存することになる。
ファイル名まで指定しないと、Could not find or load "campbell"
といったエラーが出るので注意。
今回は、こちらのテーマを使うことにしました。
ColorTool.exe -d OneHalfDark.itermcolors
フォルダの色の設定
ubuntuのterminal側で実行。
$ dircolors -p > ~/.dircolors
$ vim ~/.dircolors
変更前
OTHER_WRITABLE 34;42
変更後
OTHER_WRITABLE 01;32
設定ファイルの変更
$ vim ~/.bashrc
追加
eval $(dircolors -b $HOME/.dircolors)
terminalを再起動すると変更が反映されます。
まとめ
これで、windows上でも、linux上での開発と同様なクールな開発環境を構築することができました。あとは、自分のvimなどdotfilesの設定をgithubなどからとってきて反映すれば、出来上がりですね。
参考文献
Windows Subsystem for Linuxをインストールしてみよう!