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【GoogleAnalytics】BigQuery Exportのプロジェクト選択でエラーになる時の対処法

Last updated at Posted at 2021-11-09

はじめに

こんにちは。ジールの@________________MFです。
Webログ分析のためGoogleAnalytics(GA)のBigQuery Export機能を利用してBigQuery(BQ)へデータ連携しようとしたところ、GAの設定画面にて連携先のGCPプロジェクトが選択できない謎なエラーが発生しました。

image.png

※BigQuery Exportを設定する具体的な手順は公式ドキュメント・ステップ3をご参考ください。
※BigQuery Exportを設定するユーザーは、GA・GCPともに必要な権限を持っている前提です。

結論

GCPのVPCサービスコントロール(VPC-SC)でBQを保護している為、
GAの設定画面からVPC-SCで許可されていないIP・ユーザーでプロジェクトを取得しようとしていることがエラーの原因でした。
BigQuery Exportを設定するユーザーアカウントをVPC-SCのアクセスレベルに追加することで解決できました。

利用サービス

  • Bigquery
  • VPCサービスコントロール + Access Context Manager(アクセスレベルの管理)
  • GoogleAnalytics

アクセスレベルにBigQuery Exportを設定するユーザーを追加

GAのBigQuery Exportを設定するユーザーをアクセスレベルに追加します。
ユーザーの追加はAccess Context Manegerを利用しますが、Webコンソール画面からは実行できない為、gcloudコマンドとユーザーを記載したyamlファイルを利用します。

gcloud access-context-manager levels update LEVEL_NAME \
    --basic-level-spec="path/to/CONDITIONS.yaml" \
    --policy=POLICY_NAME

yamlファイルにGAの設定画面を操作するユーザーを記載します。
既存で設定されているユーザー・サービスアカウントも併せて記載しないと、
今回追加するユーザーのみのアクセスレベルにアップデートされるので要注意。

CONDITIONS.yaml
- members:
  - user:XXXXXXXX@sample.co.jp
  ....

コマンドを実行後、Access Context Managerのコンソール画面からアクセスレベルへユーザーが追加されていることを確認します。

最後に

上記した方法でユーザーをアクセスレベルに追加後、再度BigQuery Exportを実施したところ、プロジェクト選択画面でのエラーがなくなり無事設定できました。
BigQuery Export設定後は、設定したユーザーをアクセスレベルから外しても連携に影響がない為、不要であればユーザーを外してください。
※yamlファイルから対象ユーザーを消した後、「gcloud access-context-manager levels update」コマンドを上記同様に実行すればOK。

GCPのサービスですとVPC-SCの適用に関してドキュメントに詳しく書かれているのですが、GCP以外の関連サービスでは記載が無いように思えたので今回の記事を書きました。

参考リンク


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