◆初稿 2018-03-03(Sat) Written by Zepher.
#はじめに
開発環境
OS Windows7(64bit)
ターゲットボード Nucleo STM32F103RB
#やりたいこと(→ARM開発チュートリアル)
これまでPICやRPiを使った電子工作をしてきた。
RPiにもARMが使われている。
正直、Raspbianはお手軽電子工作には重い。(いろんな意味で)
ベアメタルでARMを使ってみたい。(興味津々)
使い勝手的にPICとどう違うのか、疑問。
→いじっていく中で感じ取りたい。
#導入
スモールスタートとしたく、秋月で今回のターゲットボードを購入。(1600円くらい)
購入品はこれだけ。ワンボードにライタ基板とターゲット基板がくっついてる。
ライタ基板はパキっと割ればターゲット基板と分割できる。
→分割後もジャンパワイヤで繋げばこのライタ基板を使って書き込み可能。なんとまぁ。
PCに開発環境を構築。
1.ドライバ(en.stsw-link009)をDLしてインストール
2.ファームウェア(STSW-STM32143)とやらをDL
→中身はサンプルプロジェクトやらペリフェラルライブラリやらのようだ。
※こいつめっちゃ探した、、、汗(ユーザマニュアル(ソフト)の記載が不親切なんだもん、、、)
3.統合開発環境(MDK-ARM)をDLしてインストール
→いくつかあるみたいだが、今回はKeil(カイルって言うの?)のμVision5を選択。
※ユーザ登録が必要みたい。適当に埋めた。英語読めないとちょっとトチる。
導入としてはこんなもん?ソフトはお金かかってない。Keilは試用ライセンスってやつを選んだが、
32kBまではタダらしい。何が32kBかは現状良く理解してない。プログラムコードのサイズかな?
#基板とPCをminiB-USBケーブルで繋いで初通電
やっとここまできた。電源が入ると、基板はひとりでに動き始める。といっても、所詮Lチカだが。
どうやら出荷の時点でサンプルが既に書き込まれている模様。
通電すると、ライタ基板側のLEDが赤色に点灯する。(通信時には緑点灯)
左の青いSWを押すたびに、右の緑のLEDの点滅速度が三段階に変化する。
右の黒いSWはリセットスイッチのよう。
軽い満足感を感じつつも、我に帰って以下継続。
#ライタ基板のアップデート
ライタ基板(ST-Linkって言うみたい)のアップデートをする。
→ST-LinkUpgrade.exe を実行
※場所は、C:\Keil_v5\ARM\STLink\ らへん。私の場合は。
#出荷時のサンプルコード(Lチカ)を見る
いよいよチュートリアルも佳境を迎える。
やっとIDEのお出まし。Keilさん。
1.μVision5を立ち上げ。
2.Pack Installerをクリック。(Project \ Manage \ Pack Installer)
→こいつを使うと、最新のリリースされてるパッケージを探してDLできるらしい。便利。
※もちろん、いまから探すサンプルコードも見つかる。
3.左のDeviceってとこからSTM32F103RBをクリック
(STMicroelectronics \ STM32F1 Series \ STM32F103 \ STM32F103RB)
4.右のExamplesからBrinky(NUCLEO-F103RB)をInstall(Actionって列のInstallをクリック)
→Pack Installerは外部と通信するので、いちいち描画に時間がかかる。DLも。
5.保存先を決定。適当に。
6.自動で開いた気がするが、手動でもProject \ Open Projectから開ける。
→今回開くプロジェクトは、Blinky.uvprojxってファイル。
7.デバッグモードで実行してみる。(Debug \ Start/Stop Debug Sessionから)
→ライタ基板のLEDが赤から緑に点灯色が変化する。通信してるってことかな。
※EVALUATION MODEとかいうワーニングがでる。気にしない。
8.動かしてみる。(Debug \ Runから)
→ライタ基板のLEDがひっきりなしに赤と緑の点滅を繰り返しながらLチカし始める。
以上。
#おわりに
とりま、チュートリアルとしてはこんなところ。
今回はNUCLEO(ヌークレオっていうのかな?)ボードを使って、開発環境の導入から
ARMマイコンをIDE上でデバッグ動作させるところまでやった。
次回はLチカのプログラムを吟味して、オリジナルLチカをやってみたい。
ご指摘やご質問は歓迎します。みなさん、稚拙な私にどうかご教示ください。m(_ _)m