はじめに
前回の記事で作成したプログラム
は、ISO法とJIS法のプログラムが別々になっており、また、複数の画像ファイルに対応しておらず、加えてhtmlとjavascriptのファイルが分かれていたため、使いにくいものでした。そこで今回は、複数の画像ファイルを読み込み、ISO法とJIS法の球状化率を同時に求めるプログラムを作成しました。
使い方
以下のサイトを立ち上げます。
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ブラウザ左上の表示が「準備完了」になれば使用できます。通信環境やパソコンの処理速度により、多少待つ場合があります。画像の幅に値を入力します。この値の設定についてはZIPファイルのREADMEを参照下さい。また、最小黒鉛の長さについてはJISでは10となっているので、変更不要です。
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「ファイル選択」をクリックして、球状化率を評価する画像ファイルを読み込みます。画像ファイルはダウンロードしたZIPファイル中のサンプル画像を使うことも可能です。画像ファイルは複数選択することも可能です。読み込んだら少し待ちます。
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ダウンロードされるファイル名と内容は次のとおりです。
- JIS法
- ファイル名:元のファイル名+_result(JIS)_球状化率.jpg
- 内容:JIS法で黒鉛の形状を色分けしたもの
(Ⅰ:赤、Ⅱ:紫、Ⅲ:緑、Ⅳ:水色、Ⅴ:青)
- ISO法
- ファイル名:元のファイル名+_result(ISO)_球状化率.jpg
- 内容:ISO法で黒鉛の形状を色分けしたもの
(青:ⅤとⅥ、赤:Ⅰ~Ⅳ)
ソースファイルはこちらにあります。READMEの注意事項を読んでお使いください。
何かの参考になれば幸いです。
開発環境
- Windows11
- OpenCV.js 4.4.0