Java初心者がSpring BootでREST APIを作るまで【環境構築〜Hello World】
はじめに
フロントエンド(HTML/CSS/JS)の経験はあるものの、Javaはまったく未経験の状態から、Spring Bootを使ってバックエンドのREST APIを作るまでの手順をまとめました。
本記事は第一歩として、環境構築から最初のAPIを動かすまでの記録です。
使用技術
| 技術 | 説明 |
|---|---|
| Java 25 | バックエンド言語 |
| Spring Boot 4.0.6 | Javaのフレームワーク |
| Maven | ビルド・ライブラリ管理ツール |
| H2 Database | 開発用の軽量インメモリDB |
| IntelliJ IDEA Community | IDE |
環境構築
1. JDKのインストール
JavaのコードはJDK(Java Development Kit)がないと動かないとのこと。
以下のサイトからダウンロードします。
「Latest LTS Release」のボタンから .msi ファイルをダウンロードして実行します。
※選択肢はすべてデフォルトのまま
インストール後、コマンドプロンプトで確認。
java -version
以下のように表示されたことを確認。
openjdk version "25.0.3" 2026-04-21 LTS
OpenJDK Runtime Environment Temurin-25.0.3+9 (build 25.0.3+9-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM Temurin-25.0.3+9 (build 25.0.3+9-LTS, mixed mode, sharing)
2. IntelliJ IDEA のインストール
JavaのIDEとして最もポピュラーなIntelliJ IDEAを使います。
無料の Community Edition を使用。
👉 https://www.jetbrains.com/idea/download/
.exe を実行してインストールします。途中の「Add to PATH」にチェックを入れておくと便利です。
プロジェクトの作成
Spring Initializr で雛形を生成
Spring Bootのプロジェクトは Spring Initializr というWebサービスで雛形を自動生成できます。
以下の通りに設定します。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| Project | Maven |
| Language | Java |
| Spring Boot | 4.0.6 |
| Group | com.example |
| Artifact | testapp |
| Packaging | Jar |
| Java | 25 |
依存関係(Dependencies)の追加
「ADD DEPENDENCIES」から以下の3つを追加します。
- Spring Web … REST APIを作るために必要
- Spring Data JPA … DBとのやり取りに必要
- H2 Database … 開発用の軽量DB(インストール不要)
設定が完了したら「GENERATE」をクリックして .zip をダウンロードします。
IntelliJ でプロジェクトを開く
- ダウンロードした
.zipを解凍する - IntelliJ IDEA を起動
- 「Open」→ 解凍したフォルダ(
testapp)を選択 - 「Trust and Open」をクリック
開いた後、右下でMavenのローディングが走ります。止まるまで待ちましょう。
プロジェクトの構造はこのようになっています。
testapp/
├── src/
│ └── main/
│ ├── java/
│ │ └── com/example/testapp/
│ │ └── TestappApplication.java
│ └── resources/
│ └── application.properties
└── pom.xml
最初のAPIを作る
Controller を作成する
com/example/testapp/ フォルダを右クリック →「新規」→「Javaクラス」→ HelloController という名前で作成します。
package com.example.testapp;
import org.springframework.web.bind.annotation.GetMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;
@RestController
public class HelloController {
@GetMapping("/api/hello")
public String hello() {
return "Hello, TestApp!";
}
}
コードの解説
@RestController // このクラスはAPIを提供するよ、という印
public class HelloController {
@GetMapping("/api/hello") // このURLへのGETリクエストを受け取る
public String hello() {
return "Hello, TestApp!"; // この文字列をレスポンスとして返す
}
}
@ から始まる記述は アノテーション といい、クラスやメソッドに役割を付けるものです。
| アノテーション | 意味 |
|---|---|
@RestController |
このクラスはAPIを提供する |
@GetMapping |
HTTP GETリクエストを受け取る |
サーバーを起動する
TestappApplication.java を開いて、左の ▶️ ボタンをクリックします。
コンソールに以下が表示されれば起動成功。
Started TestappApplication in x.xxx seconds
ブラウザで確認する
ブラウザで以下のURLにアクセスします。
http://localhost:8080/api/hello
Hello, TestApp! と表示されたらAPIが正常に動いている!
フロントとバックエンドの繋がり
ブラウザでURLを叩いたとき、裏側ではこういうことが起きています。
ブラウザ(フロント) → [GET /api/hello] → Java(バックエンド)
ブラウザ(フロント) ← "Hello, TestApp!" ← Java(バックエンド)
JavaScriptの fetch() でAPIを呼び出していた「どこか」が、今回作ったJavaのコードです。この仕組みを理解することが、バックエンドとフロントエンドの結びつきを学ぶ第一歩になりました。
おわりに
今回は環境構築から最初のAPIを動かすところまで進めました。
Java・Spring Boot初心者の記録として、同じように学んでいる方の参考になれば幸いです。