0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

SCSSをCSSと比較しながらまとめてみた!

Last updated at Posted at 2023-03-10

概要

SCSSとCSSはどちらもスタイルシート言語であり、ウェブページの見た目を定義するために使用されます。簡単に言うとSCSSは、CSSの拡張版であり、プログラム可能なスタイルシートとして知られています。以下に、SCSSとCSSを比較していきたいと思います。

目次

  • ソースコードの比較
  • プログラムブル
  • ネスト機能
  • 繰り返し構造
  • コンパイル
  • まとめ

ソースコードでの比較

SCSSの場合

$primary-color: #007bff;

nav {
  ul {
    margin: 0;
    padding: 0;
    list-style: none;

    li {
      display: inline-block;
      margin-left: 1rem;

      a {
        color: $primary-color;
        text-decoration: none;
      }
    }
  }
}

プログラマブル

SCSSは、変数、ループ、関数、条件分岐などのプログラム機能を持っています。これにより、複雑なスタイルシートを簡単に管理できます。CSSにはこのような機能がないため、同じ効果を得るためには、手動でスタイルシートを編集する必要があります。

ネスト機能

SCSSは、親子関係を持つ要素をネストすることができます。これにより、HTMLの構造に合わせて、スタイルシートを管理することができます。CSSにはこのような機能がありませんので、同じ結果を得るためには、クラスやIDを使用してスタイルシートを管理する必要があります。

  • 繰り返し機能
    SCSSは、繰り返し処理をサポートしています。これにより、同じスタイルを複数の要素に適用することができます。CSSにはこのような機能がないため、同じスタイルを複数回記述する必要があります。

モジュール化

SCSSは、スタイルシートをモジュール化することができます。これによって、スタイルの再利用性を高め、スタイルシートの保守性を向上させることができます。CSSにはこのような機能がありませんので、スタイルの再利用性を高めるためには、別のスタイルシートを作成し、リンクする必要があります。

コンパイル

SCSSは、CSSにコンパイルする必要があります。これにより、ブラウザがスタイルシートを読み込むときに、SCSSファイルを解析する必要がなくなり、読み込み速度が向上します。CSSにはこのような機能がありません。

まとめ

以上のように、SCSSとCSSにはいくつかの違いがあります。SCSSは、プログラマブルなスタイルシートを作成するために、多くのプログラマーやWeb開発者によって使用されています。一方、CSSは、基本的なスタイルシート言語であり、Web開発者によってよく使用されます。SCSSは、開発者が複雑なスタイルシートを管理しやすくするために使用され、CSSは、基本的なスタイルシートを作成するために使用されます。

ただし、SCSSを使用する場合でも、ブラウザが読み込むスタイルシートはCSSであるため、最終的にはCSSを学ぶ必要があります。また、SCSSを使用する場合でも、CSSに比べて記述方法が複雑になる場合があるため、初心者にはCSSの方が扱いやすい場合があります。

総合的に言えば、SCSSは、大規模なWebアプリケーションを開発する場合に特に有用であり、CSSは、小規模なWebサイトや単純なスタイルシートを作成する場合に最適です。どちらを使用するかは、開発者のスタイルやプロジェクトの要件によって異なります。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?