#Pythonで学ぶアルゴリズム< FizzBuzz問題 >#
はじめに
基本的なアルゴリズムをPythonで実装し,アルゴリズムの理解を深める.
その第1弾としてFizzBuzz問題を扱う.
FizzBuzz問題とは?
ある連続した数字を順に表示していく中で,3の倍数ならば「Fizz」,5の倍数ならば「Buzz」,3と5の両方の倍数ならば「FizzBuzz」を数字の代わりに表示するというものである.
簡単そうではあるが,細かいところまで見ていくためにも一度実際に実装をしてみる.
今回は1~100のFizzBuzz問題を扱う.
実装コード
"""
2020/12/15
@Yuya Shimizu
FizzBuzz
1~100までの数字を順番に表示していき,3で割り切れるものはFizz,
5で割り切れるものはBuzz,3でも5でも割り切れるものはFizzBuzzと表示する
"""
# FizzBuzz
for i in range(1, 101):
# 一般に特殊な場合から記述した方が見やすくなる
if (i%3==0) and (i%5==0):
print('FizzBuzz', end=' ') # printの引数としてend = ' 'とすれば,改行せずに空白をあけて表示してくれる
elif i%3==0:
print('Fizz', end=' ')
elif i%5==0:
print('Buzz', end=' ')
else:
print(i, end=' ')
実装結果
実装コードのコメントにも記述しているが,printの引数としてend = ' 'とすれば,改行せずに空白をあけて表示してくれる.
1 2 Fizz 4 Buzz Fizz 7 8 Fizz Buzz 11 Fizz 13 14 FizzBuzz 16 17 Fizz 19 Buzz Fizz 22 23 Fizz Buzz 26 Fizz 28 29 FizzBuzz 31 32 Fizz 34 Buzz Fizz 37 38 Fizz Buzz 41 Fizz 43 44 FizzBuzz 46 47 Fizz 49 Buzz Fizz 52 53 Fizz Buzz 56 Fizz 58 59 FizzBuzz 61 62 Fizz 64 Buzz Fizz 67 68 Fizz Buzz 71 Fizz 73 74 FizzBuzz 76 77 Fizz 79 Buzz Fizz 82 83 Fizz Buzz 86 Fizz 88 89 FizzBuzz 91 92 Fizz 94 Buzz Fizz 97 98 Fizz Buzz
確かに,3の倍数ならば「Fizz」,5の倍数ならば「Buzz」,3と5の両方の倍数ならば「FizzBuzz」を数字の代わりに表示していることが分かる.
感想
今までよく使ってきていたprintの引数にend = ' 'とするだけでprintを複数使ったときの自動改行をさせずに,空白をあけて表示することができることは知らなかった.知れて良かった.
また,特殊な場合を優先して条件を組まなければならないことも再確認できた.
参考文献
Pythonで始めるアルゴリズム入門 伝統的なアルゴリズムで学ぶ定石と計算量
増井 敏克 著 翔泳社