前回、Kubernetes超入門 part3 Reactアプリケーションの作成という記事を作成しました。
ここで自分の作成したDockerImageをおいておく場所があると良いよね、という話をしました。DockerHubでも良いんですが、容量の制限とかいろいろありますので、個人用のPrivateなレポジトリがあると便利です。簡単に作成できるのでつくってみましょう。
ひとまずHarborのページは以下。
getting startedの通りにやっていけば良いのですが、簡単に説明しましょう。
Dockerが動く状態なら大丈夫です。
CPU 1core
Memory 2GB
Disk 40GB
くらいあればなんとかなりますが、Diskは不要イメージ消していかないとすぐに膨れ上がるので結構きついかもしれません。100GBくらいあると嬉しいですね。僕はproxmoxのubuntu22.04で動かしてます。
online installerをGETだぜ
ここから拾ってきます。tgzを拾ってきて解凍しましょう。
wget https://github.com/goharbor/harbor/releases/download/v2.10.1/harbor-online-installer-v2.10.1.tgz
tar -xzvf ./harbor-online-installer-v2.10.1.tgz
そうするとharborディレクトリができているかと思います。
そこにharbor.yml.tmpl
があるので、それをcpでharbor.yml
にします。
中身をvimなどで覗いてみましょう。
hostname、harbor_admin_passwordあたりが重要です。databaseのpasswordも大事ですが、直接harborのDBを触りに行く機会はあんまりない+外部に公開しないDBなので、どうでも良いといえば良いです。細かい設定については公式のドキュメントを読みましょう。動けば良いのであればPASSWORDとhostnameだけ調整してあげてください。
harborを外部からアクセスできるようにして使いたいのであれば、個人的にはcloudflareで安いドメインを買うのをおすすめします。そのあとcloudflare tunnelでreg.mydomain.comみたいな感じでアクセスできるようになります。個人開発ならtailscaleで公開もアリかな~と思いますが、いろいろなマシーンにtailscaleを入れなくてはならなくなる問題もあるので、やっぱりcloudflareで安いドメインを買っておくと勉強用によろしいかと。当然、自前のサーバーがあるのならば、そこに配置してnginxのreverse proxyなどでなんとかするのも良いです。
hostnameとPASSWORDだけ変更したら、あとは保存してinstall.sh
を実行するだけ。自動的にdocker composeがはじまってharborが起動します。