はじめに
Android StudioはFeature Dropごとに、少しずつ開発体験を前進させてきました。
Otter 2までの改善内容やIssue Trackerの動きを振り返ってみると、次のOtter 3でも含まれそうな方向性がいくつか見えてきます。
この記事では、これまでの流れを踏まえつつ、Android Studio Otter 3に入りそうな機能を、新規機能3つ、改善系2つの観点で整理してみます。
※ あくまで予想ベースの記事です。
新規機能として来そうなもの
Compose Previewの軽量/静的モード
Compose Previewは年々改善されていますが、規模が大きくなるほど「動作の重さ」が気になる場面も増えています。
- 再コンパイルを伴わないPreview
- stateを固定した「見るだけ」の表示
- 動かさずにUIを確認する用途
といった軽量なPreviewモードが用意されても不思議ではありません。
Inspector系が「再生せずに解析する」方向へ進んでいる流れを考えると、Previewにも同様の思想が入ってきそうです。
Compose専用のUI構造ビュー
XML時代のLayout Hierarchyに相当するものが、Composeではやや弱い印象があります。
- 今どのComposableが描画されているか
- UI階層がどう構成されているか
- 再構成がどこで起きているか
といった情報をコードを追わずに把握できるビューが追加されると、Composeのデバッグ体験はかなり変わりそうです。
Layout Inspectorとは別枠の、Compose前提の可視化ツールとして期待しています。
テスト失敗時の原因推定サポート
テストが失敗した際、ログを追うだけでは原因特定に時間がかかることも多いです。
- 失敗箇所の強調表示
- よくある原因の提示
- 関連コードへのジャンプ
といったIDE側での補助が入れば、テスト実行体験はかなり改善されるはずです。
AI的な要素を使わなくても実現できそうな領域なので、新機能として入りやすいポイントだと感じています。
改善系として入りそうなもの
Gradle Sync/Build 周りの安定性改善
Otter 2でも触れられていた通り、Gradle SyncやBuild周りの安定性改善は継続的なテーマです。
- フリーズしたように見える状態
- 警告やエラーの分かりづらさ
- マルチモジュール構成での不安定さ
新しい仕組みというより、壊れにくく・分かりやすくする改善が、Otter 3でも引き続き入ってきそうです。
Compose/Kotlin周りの補完・解析精度の向上
Kotlinや Composeの進化に対して、IDEの補完や警告表示が追いつかない場面もまだあります。
- 補完のズレ
- 誤検知の警告
- ジャンプ先の不整合
K2移行を含め、基盤が整ってきている今だからこそ、こうした体験面の改善が一段進むことを期待しています。
まとめ
Otter 3は、目新しい派手な機能よりも、
- Compose を前提とした開発体験
- 見えにくい部分の可視化
- 日々の作業で感じる小さなストレスの解消
といった方向で進化していきそうだと感じています。
正式なリリース時に、今回挙げた内容がどこまで含まれるか、答え合わせ的に見てみるのも面白そうです。
さいごに
最近は、気分転換も兼ねて外で記事を書くことがあります。
環境が変わると思考の流れも変わることが多く、意外と手が進むこともありますのでオススメです!