はじめに
画像生成AIは以前から注目されていますが、日本語入りの画像を自然に作れるかという点は、実用性を考えるうえでかなり重要なポイントです。
特にブログのアイキャッチ画像、OGP画像、SNS告知画像、プレゼン資料向けのビジュアルなどは、単に雰囲気のある画像を作れるだけでは不十分で、文字が正しく読めることが求められます。
最近のChatGPT Images 2.0では、画像そのものの品質だけでなく、文字を含んだ画像生成にも期待が集まっています。
そこで本記事では、ChatGPT Images 2.0で日本語入り画像がどこまで自然に作れるのか、いくつかのパターンで実際に試しながら見ていきます。
これまで日本語入り画像は何が難しかったのか
画像生成AIではイラストや写真風のビジュアル自体は高品質に生成できても、文字を正確に扱うのは苦手とされることが多くありました。
特に日本語では、以下のような課題が目立ちやすかった印象があります。
- 文字が崩れる
- それっぽいが読めない文字列になる
- 漢字やひらがなの形が不自然になる
- レイアウトの中で文字だけ浮いて見える
英語であれば多少崩れていても雰囲気で成立するケースがありますが、日本語は違和感が出やすく、実用面で厳しさがありました。
そのためこれまでは背景や雰囲気作りだけAIに任せて、最後の文字入れはFigmaやCanvaなどの別ツールで行う、という使い分けになることが多かったように思います。
今回試したパターン
今回は実際の利用シーンを意識して以下の4パターンを試してみました。
- 短いタイトルだけを入れたアイキャッチ
- タイトルとサブタイトルを入れたOGP風画像
- SNS告知風の複数要素入り画像
- やや長めの日本語を入れたブログ用画像
短いテキストなら成立するのか、文字量が増えるとどうなるのか、そしてデザインとして自然に馴染むのかを見ていきます。
1. 短いタイトルだけの画像
まずはもっともシンプルなパターンとして、短いタイトルだけを入れた画像を試してみました。
このレベルの短いテキストであれば、かなり自然に見える印象があります。
少なくとも「何と書いてあるかわからない」という感じはかなり薄く、ブログのアイキャッチとして見たときにも違和感は少なめです。
もちろん細かく見ると字形やバランスに気になる部分が出る可能性はありますが、まず短文であれば実用にかなり近づいていると感じました。
特にタイトルを大きく中央に置くようなシンプルな構成では、文字品質の粗が目立ちにくく、相性が良さそうです。
2. タイトルとサブタイトルを入れた画像
次にタイトルに加えてサブタイトルも入れたパターンを試してみました。
このあたりから単なる文字生成だけでなく、レイアウトの安定感も気になってきます。
タイトルだけであれば成立していても、サブタイトルが加わることで文字サイズの差や余白の取り方、行のまとまり方などが一気に重要になります。
実際に見てみると短いタイトル単体よりも少し難しさは増しますが、それでも「日本語が読めるか」という観点ではかなり前進している印象です。
OGP画像や記事のサムネイルのように、タイトルと補足文を同時に載せたいケースはかなり多いため、この構成でどこまで破綻せずに見せられるかは実用性を考えるうえで大きなポイントになりそうです。
3. SNS告知風の画像
続いて複数のテキスト要素を入れたSNS告知風の画像も試してみました。
このパターンは今回の中でもかなり実践寄りです。
というのもSNS用の告知画像では単にタイトルが読めるだけでなく、情報の優先度が見た目で伝わることも大切だからです。
実際、複数の文言が入ると文字の正しさに加えて
- 見出しがちゃんと主役になっているか
- 補足文が読みやすいか
- 告知文が埋もれていないか
といった点も気になってきます。
このあたりはまだ従来のデザインツールのほうが細かい調整はしやすいものの、ざっくりとした告知画像のたたき台を作る用途としてはかなり面白いと感じました。
特に、スピード重視で何パターンか雰囲気を出したいときには相性が良さそうです。
4. 長めの日本語を入れた画像
最後にやや長めの日本語をそのまま載せたパターンも試してみました。
このパターンは、今回の中でもかなり差が出やすい部分だと思います。
短文であれば成立していても、少し長くなるだけで文字のバランスや改行、可読性が一気に難しくなるからです。
実際長めの日本語では以下の点が特に重要になります。
- 改行位置が自然か
- 文字サイズに無理がないか
- 一部だけ不自然な字形になっていないか
- 全体として読みやすいか
このあたりを見るとまだ万能とは言いにくいものの、「長い日本語を含んだ画像は全部厳しい」とまでは言えなくなってきている印象があります。
少なくとも見出し寄りの短めの一文であれば、工夫次第で十分使える場面がありそうです。
試してみて感じたこと
今回いくつかのパターンを試してみて特に感じたのは、ChatGPT Images 2.0は短い日本語やシンプルな構成ほど相性が良いということです。
一方で文字量が増えたり、複数の要素を厳密に配置したくなったりすると、まだ調整前提で見るほうが良さそうです。
つまり現時点では完全にデザインツールを置き換えるというより、
- アイキャッチのたたき台を作る
- OGP画像の方向性を素早く出す
- SNS告知画像のラフを作る
- 記事ごとの雰囲気を短時間で揃える
といった用途に特に向いていそうです。
ゼロから全部を作るというより、最初の1枚を速く作るためのツールとしてかなり魅力があると感じました。
実務で使うならどう使うか
実際に使うとしたら、個人的には以下のような使い分けが現実的だと思います。
短いタイトル中心の画像はそのまま使う候補になる
文字量が少なくシンプルな構成であれば、そのまま採用できるケースも十分ありそうです。
特にブログのアイキャッチや、内容紹介用の簡易サムネイルにはかなり向いています。
複雑な構成はたたき台として使う
タイトル、補足文、告知文など複数要素が入る場合はまずAIで雰囲気のある案を作り、その後に必要であればデザインツール側で微調整する流れが良さそうです。
長文は無理に詰め込まないほうがよさそう
日本語は情報量が多いため、長文をそのまま画像に載せようとすると崩れやすくなります。
そのためできるだけ短く区切る、見出し中心にする、情報を絞るといった工夫がかなり重要だと感じました。
まとめ
ChatGPT Images 2.0を試してみて、少なくとも日本語入り画像は以前よりかなり実用に近づいていると感じました。
特に以下のような傾向が見えやすかったです。
- 短い日本語タイトルは比較的相性が良い
- タイトル + サブタイトル程度ならかなり期待できる
- 複数要素入りの画像はラフ作成用途として面白い
- 長めの日本語はまだ慎重に見たいが、以前より可能性は感じる
もちろん、すべてのケースで完璧に使えるわけではありません。
ただ、「雰囲気のある背景を作るツール」から、「文字入りの成果物にも挑戦できるツール」へ一歩進んでいる感覚はありました。
さいごに
画像生成AIはどんどん進歩しており、以前よりも実用的に使える場面が増えてきていると感じますね。
今後もキャッチアップを兼ねてAI関連の機能や活用方法について、実際に試しながらまとめていこうと思います。



