結構迷う事の多い設定だと思いますので、纏めておこうと思います。
まず初めに、BitriseでGooglePlayに配信する為には以下情報が必要になります。
- ・サービスアカウントのJsonキー
- ・対象アプリのパッケージ名
- ・配信先(内部テスト?alpha?)
サービスアカウントの発行はこちらの記事が参考になります。
サービスアカウントを発行する手順ですが、アップデート等で資料とは発行手順が異なっている可能性があります。
上記が準備できましたら、設定の手順に移ります。
1. Jsonキーのアップロード
Code Signingタブの一番下の欄(画像参照)に、GENERIC FILE STORAGEという項目があると思います。
こちらに、取得したjsonキーをアップロードするのですが、先に任意の名称を決める必要があります。
任意の名称を決めていただいた後、アップロードすればjsonファイルのアップロードは完了です。
2. 署名設定
アップロードする為にはまず署名する必要があります。
設定手順に関しましては、こちらに沿って設定頂ければ良いかと思います。
署名が完了すると、以下パラメータが取得できるようになります。
$BITRISE_SIGNED_AAB_PATH
上記を後ほど使用します。
3. GooglePlayステップの設定
Android Signよりも後のステップで+ボタンを選択し、検索窓にGooglePlayと入力します。
検索されると、GooglePlayのステップが出てくると思いますので、選択して追加します。
ステップ追加後、必要項目を設定するのですが、基本的に設定すべき項目は4つです。
・Service Account JSON key file path
これは手順1で設定した名称で設定すれば問題ありません。
入力欄を選択してfilterByKeyと書かれた検索欄があるので、そこに設定した名称を入力すると検索可能です。
・Package name
これはビルド対象のパッケージ名を選択してください。
事前にENV Varsタブ内のパラメータに設定しておくと、Insert Variableから選択して設定するだけなので少し楽です。
・App file path
どのアプリケーションを配信するか、といった設定です。
こちらは署名時に取得した以下をそのまま設定すれば問題ありません。
$BITRISE_SIGNED_AAB_PATH
・Track
これはどのトラックにアップロードするかの設定です。
あらかじめ依頼者から確認しておいたトラック情報を設定します。
ちなみに記載がありますが、選択できるのは以下4つです。
internal, alpha, beta, production
基本internalかalphaに設定することになるかと思いますが、プロジェクトの方針によるので要確認です。
以上で設定は完了です。
ビルドを実行し、問題なければアップロードされるはずです。
実行した結果、403や404が出るようでしたら、PlayConsoleやプロジェクトの設定を見直したり、手動でアップロードしてエラーが出ない状態に調整してみてください。