5
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

OpenCV3.4をビルドしてWindowsにインストール

Last updated at Posted at 2017-12-25

以前にほぼ同じことを書いてます1が,変わったことといえば

  • いろいろ最新バージョン。
  • VTKはPythonでは使えないのでビルドしない。(以前はムダなことをしていた1)
  • WindowsではConcurrencyのほうか速い2ようなので,Intel TBBは使わない。(以前はムダなことをしていた2)
  • XIMEAカメラは本家の用意してくれているXiApiPythonを使う方が便利そうなのでビルドしない。(以前はムダなことをしていた3)
  • 以前はビルドにPython2系が必要だったがいつの間にかPython3だけでビルドできるようになっていた。
  • stringutils.cppにあったウムラウト記号がUTF-8コード表記になった(Ü→\xc3\x9c)のでコードの修正が不要になった。

環境

  • Windows10 (64bit)
  • Visual Studio 2017 Community
  • Python 3.5.4
  • OpenCV 3.4.0
  • Eigen 3.3.4
  • Qt 5.10.0

OpenCVのビルド

準備

  1. Python3+NumPy,Visual StudioCMakeをインストール。

  2. GitHubからOpenCVのソースをZipでダウンロード(opencv, opencv_contrib)。それぞれC:\opencv\sourceC:\opencv\opencv_contribに展開。

  3. Eigenのlatest stable releaseをダウンロード。C:\opencv\dev\eigenに展開。

  4. Qtをインストール。コンポーネントの選択ではQt>Qt 5.10.0>MSVC 2017 64-bitのみを選択しインストールする。

  5. 以下のようにパスを通す。

    環境変数のパスを設定
    C:\opencv
    C:\opencv\dev\eigen
    C:\Qt\5.10.0\msvc2017_64\bin

ビルド

  1. CMakeを起動.sourceC:\opencv\source,buildC:\opencv\buildとしてConfigureをクリック。

  2. 以下の設定が完了するまでConfigureを何度か押して赤い項目をなくす。

    以下チェックを入れる
    WITH_OPENGL
    WITH_QT
    以下チェックを外す
    WITH_CUDA
    WITH_CUFFT
    Name Value
    CMAKE_INSTALL_PREFIX C:/opencv/install
    OPENCV_EXTRA_MODULES_PATH C:/opencv/opencv_contrib/modules
  3. 赤い項目がなければGenerate→Open Projectをクリック。Visual Studioでプロジェクトを開く。

  4. Visual Studioでプロジェクトが開かれたら,構成Release,プラットフォームx64とし,”ALL_BUILD”を右クリック→ビルド。エラーがなければ”INSTALL”を右クリック→ビルド。

  5. C:\Python35\Lib\site-packages内に「cv2.cp35-win_amd64.pyd」ができる。

  6. C:\opencv\install\binにパスを通す。

  7. 以上。

注意点

CMakeを起動する前にQTのパスは通しておく。くらいです。
以前よりすごく簡単になりました。

  1. WindowsにOpenCVをビルドしてインストールする

  2. OpenCVの並列化クラスParallelLoopBodyとparallel_for_

5
8
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?