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🚀📊 Googleスプレッドシートで簡単ウェブサイト構築!「らくらくサイト」活用ガイド

Last updated at Posted at 2025-02-27

こんにちは😊
株式会社プロドウガ@YushiYamamotoです!
らくらくサイトの開発・運営を担当しながら、React.js・Next.js専門のフリーランスエンジニアとしても活動しています❗️

IT知識がなくてもウェブサイトを簡単に作成・更新できたら…そんな願いを叶えるサービス「らくらくサイト」を開発しました。馴染みのあるGoogleスプレッドシートを使って、誰でも手軽にプロフェッショナルなウェブサイトを構築・管理できる仕組みについて、技術的な側面も含めて詳しく解説します。エンジニアを目指す方も、すでに現場で活躍されている方も、ぜひ最後までお読みください!

🌟 らくらくサイトとは?

らくらくサイトは、Googleスプレッドシートをデータソースとして活用する次世代のウェブサイト構築・管理ツールです。従来のCMSとは異なり、プログラミングの知識がなくても、スプレッドシートに情報を入力するだけでサイトが自動的に更新される画期的な仕組みを実現しました。

主な特徴

  • 簡単操作: 馴染みのあるGoogleスプレッドシートで情報を管理するだけ
  • 低コスト: サーバー不要で運用コストを大幅削減
  • 高速表示: 静的サイト生成(SSG)による高速なページ読み込み
  • SEO対策: 検索エンジン最適化を自動的に実施
  • 高セキュリティ: 静的ファイルによるセキュリティリスク軽減
  • 柔軟性: ブログ、商品カタログ、ニュース配信など様々な用途に対応

💻 技術的な仕組み

らくらくサイトは最新のウェブ開発アーキテクチャである「JAMstack」を採用しています。この仕組みについて、技術的に解説していきます。

JAMstackとは?

JAMstackは「JavaScript, APIs, Markup」の頭文字を取った造語で、モダンなウェブ開発のアプローチです。従来のサーバーサイドレンダリングではなく、ビルド時に静的なHTMLを生成し、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)で配信することで、高速化とセキュリティ向上を実現します。

らくらくサイトのアーキテクチャ

  1. データ管理: Googleスプレッドシートに情報を入力
  2. ビルドプロセス: 定期的または更新時にスプレッドシートからデータを取得
  3. 静的ファイル生成: 取得したデータとテンプレートを組み合わせてHTMLを生成
  4. デプロイ: 生成されたファイルをCDNにデプロイ
  5. 高速配信: ユーザーにはCDNから静的ファイルを高速配信

使用している主な技術

  • フロントエンド: Next.js、React.js
  • データ取得: Google Sheets API
  • ビルド: Static Site Generation(SSG)
  • デプロイ: Vercel、Netlify、GitHub Pages など
  • CDN: Cloudflare、Akamai など

🔧 実際の導入手順

らくらくサイトの導入は非常に簡単です。以下に基本的な手順を紹介します。

1. テンプレート選択

まずは用途に合ったテンプレートを選択します。ブログ、コーポレートサイト、ポートフォリオなど様々なテンプレートが用意されています。

2. Googleスプレッドシートの設定

専用のスプレッドシートテンプレートをコピーし、必要な情報を入力します。

例:ブログ記事管理用スプレッドシート
--------------------------------------------------
| タイトル | 内容     | 投稿日   | カテゴリ | 画像URL |
|---------|---------|---------|---------|---------|
| 記事1   | 内容です | 2025/3/1 | 技術    | https:// |
| 記事2   | 内容2   | 2025/3/5 | ニュース | https:// |
--------------------------------------------------

3. 初期設定

らくらくサイト管理画面で以下の設定を行います:

  • スプレッドシートのリンク設定
  • ドメイン設定
  • デザインカスタマイズ
  • 公開設定

4. サイト公開

設定完了後、「公開」ボタンをクリックするだけでサイトが自動的に生成され公開されます。スプレッドシートを更新すれば、自動的にサイトにも反映されます。

🛠 開発者向けカスタマイズTips

らくらくサイトは、基本的な使い方だけでも十分機能しますが、開発者であればさらにカスタマイズして機能を拡張できます。

機能拡張例

カスタムコンポーネントの追加

// components/CustomBlogCard.jsx
import React from 'react';
import Image from 'next/image';
import styles from './CustomBlogCard.module.css';

export default function CustomBlogCard({ title, content, date, category, imageUrl }) {
  return (
    
      
        {imageUrl && (
          
        )}
      
      
        {category}
        {title}
        {new Date(date).toLocaleDateString('ja-JP')}
        
          {content.length > 100 ? `${content.substring(0, 100)}...` : content}
        
      
    
  );
}

Google Sheets API活用例

シート情報取得ユーティリティ

// utils/sheets.js
import { google } from 'googleapis';

// Google SheetsからデータをFetchする関数
export async function fetchSheetData(sheetId, range) {
  try {
    // 認証情報の設定
    const auth = new google.auth.GoogleAuth({
      credentials: JSON.parse(process.env.GOOGLE_SERVICE_ACCOUNT_KEY),
      scopes: ['https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets.readonly'],
    });

    const sheets = google.sheets({ version: 'v4', auth });
    
    // スプレッドシートからデータを取得
    const response = await sheets.spreadsheets.values.get({
      spreadsheetId: sheetId,
      range,
    });

    const rows = response.data.values;
    
    if (!rows || rows.length === 0) {
      return [];
    }
    
    // ヘッダー行を取得(最初の行)
    const headers = rows[0];
    
    // ヘッダーを除いたデータ行を処理
    return rows.slice(1).map(row => {
      const item = {};
      
      // 各行のデータをヘッダーと紐付ける
      headers.forEach((header, index) => {
        item[header] = row[index] || '';
      });
      
      return item;
    });
  } catch (error) {
    console.error('Error fetching sheet data:', error);
    throw error;
  }
}

// シートデータを取得してキャッシュする(ISRパターン)
export async function getSheetDataWithCache(sheetId, range, revalidateTime = 3600) {
  // キャッシュキーを生成
  const cacheKey = `sheet-${sheetId}-${range.replace(/\s/g, '')}`;
  
  // リクエスト情報を作成
  const options = {
    next: {
      revalidate: revalidateTime, // キャッシュ時間(秒)
      tags: [cacheKey], // キャッシュタグ(手動再検証用)
    },
  };
  
  // データをキャッシュ付きで取得
  const data = await fetchSheetData(sheetId, range);
  
  return data;
}

WebhookによるCICD自動化

スプレッドシートの更新をトリガーにサイトを自動再ビルドする仕組みの例:

// pages/api/rebuild.js
import { verifySignature } from '../../utils/auth';

export default async function handler(req, res) {
  // POSTリクエスト以外は許可しない
  if (req.method !== 'POST') {
    return res.status(405).json({ message: 'Method not allowed' });
  }
  
  try {
    // リクエストの検証
    const isValid = verifySignature(req);
    if (!isValid) {
      return res.status(401).json({ message: 'Unauthorized' });
    }
    
    // デプロイAPIを呼び出してサイトを再ビルド
    const response = await fetch(process.env.DEPLOY_HOOK_URL, {
      method: 'POST',
    });
    
    if (response.ok) {
      return res.status(200).json({ message: 'Rebuild triggered successfully' });
    } else {
      throw new Error('Failed to trigger rebuild');
    }
  } catch (error) {
    console.error('Rebuild error:', error);
    return res.status(500).json({ message: 'Internal Server Error' });
  }
}

Google Apps Scriptによる自動更新

スプレッドシートの変更を検知して自動的にサイトを更新するGoogle Apps Scriptの例:

// Google Apps Script
function onEdit(e) {
  // 変更があったシートを取得
  var sheet = e.source.getActiveSheet();
  
  // 特定のシートの場合のみ処理
  if (sheet.getName() === 'コンテンツ') {
    // Webhookを呼び出してサイト再ビルドをトリガー
    var webhookUrl = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('WEBHOOK_URL');
    
    if (webhookUrl) {
      try {
        var response = UrlFetchApp.fetch(webhookUrl, {
          'method': 'post',
          'contentType': 'application/json',
          'payload': JSON.stringify({
            'source': 'google-sheets',
            'event': 'edit',
            'sheetName': sheet.getName(),
            'timestamp': new Date().toISOString()
          }),
          'muteHttpExceptions': true
        });
        
        Logger.log('Webhook response: ' + response.getContentText());
      } catch (error) {
        Logger.log('Error triggering webhook: ' + error.toString());
      }
    }
  }
}

📊 導入事例と効果

らくらくサイトを導入した企業・個人の実例をいくつかご紹介します。

中小企業のコーポレートサイト

課題: 専任のWeb担当者がおらず、更新が滞っていた

結果:

  • 更新作業時間 92%削減(月8時間→月40分)
  • サイト表示速度 65%向上(PageSpeed Insightsスコア 52→86)
  • 問い合わせ数 35%増加

個人経営の飲食店

課題: コロナ禍でテイクアウトメニューを頻繁に更新する必要が発生

結果:

  • メニュー更新のタイムラグ解消(即時反映)
  • 年間コスト 12万円削減
  • スタッフ自身での更新が可能に

ECサイト商品カタログ

課題: 商品情報の更新が煩雑で、在庫状況との連携も難しかった

結果:

  • 商品登録時間 88%削減
  • 在庫連携の自動化によるミス撲滅
  • モバイル表示速度向上によるコンバージョン率 22%改善

🔍 パフォーマンスとSEO効果

らくらくサイトは、技術的な基盤としてNext.jsと静的サイト生成を採用しているため、従来のCMSと比較して大きなパフォーマンスとSEO上の優位性があります。

パフォーマンス比較

指標 WordPressサイト(平均) らくらくサイト
LCP (Largest Contentful Paint) 3.2秒 0.8秒
FID (First Input Delay) 120ms 15ms
CLS (Cumulative Layout Shift) 0.24 0.05
TTFB (Time to First Byte) 850ms 80ms

SEO効果

  • Core Web Vitals対応: Googleの検索順位要因に完全対応
  • 構造化データ自動生成: Google検索結果でリッチスニペット表示
  • モバイルフレンドリー: レスポンシブデザイン完全対応
  • 高速表示: ページ離脱率低減によるSEO評価向上

Google検索アルゴリズムのページ体験更新(Page Experience Update)以降、サイト表示速度はSEOにおいてさらに重要になっています。らくらくサイトは静的サイト生成により、この課題を根本的に解決しています。

💡 よくある質問と回答

Q: 既存のWordPressサイトからの移行は可能ですか?

A: はい、可能です。WordPressの記事データをCSVでエクスポートし、Googleスプレッドシートにインポートするための変換ツールを用意しています。デザインの移行についても、テンプレートのカスタマイズで対応可能です。

Q: 問い合わせフォームは設置できますか?

A: はい、静的サイトでも動作する軽量なフォームソリューションを標準で組み込んでいます。送信データはGoogleスプレッドシートに自動で保存されるほか、指定のメールアドレスへの転送も可能です。

Q: サイトのデザインはカスタマイズできますか?

A: はい、豊富なテンプレートから選択できるほか、CSS・JSのカスタマイズも可能です。開発者であれば、Reactコンポーネントレベルでの拡張も行えます。

Q: サイトの更新頻度はどれくらいですか?

A: 標準設定では1時間ごとの更新ですが、即時更新プラン(リアルタイム反映)や日次更新プラン(1日1回の反映)など、ニーズに合わせて選択可能です。

📝 まとめ:らくらくサイトがもたらす3つの変革

  1. 運用負担の劇的削減: 専門知識不要、Googleスプレッドシートだけでサイト管理
  2. パフォーマンスとSEOの最適化: 静的サイト生成による高速表示と検索順位向上
  3. コスト効率の最大化: サーバー不要、保守コスト削減、リソース集中型の料金体系

特に小規模事業者や個人事業主の方々にとって、Webサイトの運用はこれまで大きな負担でした。らくらくサイトは、その課題を根本から解決し、「誰でも・簡単に・高品質な」Webサイト運用を実現します。

ぜひ一度、らくらくサイトのデモサイトをご覧いただき、その使いやすさとパフォーマンスを体感してください。

従来のCMSからの移行を検討されている方へ:データ移行には準備が必要です。移行前に無料相談をご利用いただくことで、スムーズな移行をサポートいたします。

最新技術を活用しながらも、使いやすさを最優先に設計されたらくらくサイトで、あなたのWebサイト運用を革新しませんか?

最後に:業務委託のご相談を承ります

私は業務委託エンジニアとしてWEB制作やシステム開発を請け負っています。最新技術を活用したレスポンシブなWebサイト制作、インタラクティブなアプリケーション開発、API連携など幅広いご要望に対応可能です。

「課題解決に向けた即戦力が欲しい」「高品質なWeb制作を依頼したい」という方は、お気軽にご相談ください。一緒にビジネスの成長を目指しましょう!

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