こんにちは、お母さんです。
2018年11月3日・4日、大阪市立自然史博物館で開催された「こどものためのジオカーニバル」に出展してきました。
出展内容は前回の記事でも紹介した『ストームグラスをつくろう!』です。
「こどものためのジオ・カーニバル」について
『ジオカーニバル』は、天文・気象・地質・環境・防災などの『地学』をテーマに実験・実習や展示を通して、こどもたち興味・関心を高めてもらうことを目的としたイベントです。
毎年全国各地から多くの団体が出展し、今年は19回目となりました。
私も『ちきゅう教室』として、これまでも出展してきましたが、毎年大盛況のこのイベントで今年は『ストームグラス作り』が実施できることになりとても楽しみにしていました。
会場
例年では大阪市立科学館で開催していましたが、今年度から大阪市立自然史博物館との共催での実施となり、今年の会場が自然史博物館になったそうです。
大阪市立自然史博物館は、長居公園の中にあり、博物館までの道には、、子供たちの目を引くかわいいジオカーニバルのイラストの看板がありました。
この絵は毎年運営委員会の学生さんが描いてくれているそうです。
大阪市立自然史博物館に着くと、ザトウクジラ・マッコウクジラ・ナガスクジラの3頭の迫力満点の骨格標本が出迎えてくれます。
ワークショップが始まりました
10時になり、開場とともにたくさんのこどもや大人たちがちきゅう教室のブースへ集まりました。
『これ(ストームグラス作り)に参加したくて、来ました!』と真っ先に私たちのブースへ来てくれてた様子の方も多く、ポスターやチラシを見て楽しみにしてくださっていたんだなあと嬉しくなりました。
1日目は随時受付制としていたため、一人ずつご案内をしましたが、すぐに行列ができてしまい、1日目は1時間待ちとなってしまいました。
2日目は午前と午後に整理券を配布しましたが、どちらも整理券配布開始後すぐにすべてなくなってしまうほどの人気でした。
ジオカーニバルは2日間開催し、セミナー形式・ブース形式に分かれて講座やワークショップが行われます。
セミナーは各回の整理券をそれぞれの開始時間の少し前から配布し、ブースはそれぞれのブースによって参加方法(整理券、随時受付制、入れ替え制など)が決められます。
あらかじめセミナーやブースの整理券を取ったり、長時間待ったりしないと参加できないことも多いので、お客さんは家族で協力しながら参加してくれていることが多いのです。
このイベントの対象は小学生・中学生・高校生・学校関係者・一般の方となっていますが、
最近の傾向では未就学児の参加率もとっても高く、小さなお子様でも参加できるような工夫が必要でした。
今回薬品を使うという事で、子供たちにはマスクとメガネ、手袋をつけてもらい、『実験するんだ!』という緊張感を持って注意事項を守ってもらいながら実験を進めていきました。湯煎も行うため、スタッフと参加者が1対1で体験してもらいます。
ストームグラスづくりは約15分ほどで完成し、作り終わったところで親子に持ち帰ってもらいました。実験後すぐは完全に溶けているので結晶はできていませんが、中の液体の温度が下がってくると少しずつ結晶ができていきます。
未就学児のお子様には保護者の方にそばで手伝っていただきましたが、小さなお子様でも最後まで粘り強く作ることができ、本当によく頑張ってくれたと思います。
最後に観察記録用紙をお渡しし、天気や気温でどんな変化が起こるか、持ち帰ったあとにおうちで観察してもらうことにしました。
参加者の中には、高校や大学の科学サークルで参加し、ぜひ自分たちのところでも作ってみたい!と言ってくださる方もいらっしゃいました。
ジオカーニバル、今年も参加者でにぎわいました。自分たちが出展していると、なかなか他のブースを回ることができないのですが、どのブースもとてもユニークで興味深い出展ばかりです。
持ち帰ったストームグラスで子供たちが天気・気象に興味関心を深めてくれることを願っています。
次回もお楽しみに!