夏の虫取りは、子ども時代のキラキラした思い出そのもの。
子供と虫取りに出かけて、大人の自分の方が夢中になっている…そんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
捕まえた昆虫たちや、飼っていたけど亡くなってしまった昆虫たちは標本にして永く残してあげたいですね。
実は、昆虫標本づくりには 思い出を形にする以上の価値がたくさんあります✨
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標本には“学術的な価値”がつまっている!
■ 種を同定する
標本があると、図鑑と見比べながら
「同じ種類?」「模様がちょっと違う?」
と細かな違いまで観察できます。
同じ種類でも地域差や個体差があり、それを知るのは大人でもワクワクします。
■ 長期保存ができる(半永久的!)
適切につくった標本は、何十年も美しいまま。
時間をこえて、未来の観察や研究にも使えます。
■ “記録”が残る
ラベルで
- いつ
- どこで
- どんな環境で採れた?
このような情報は、昆虫の分布や季節変化を知る手がかりになります。
この「記録」が、あとに研究者を助けるケースもあるのです。
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命を“価値ある形”で未来へ残す
虫取りに夢中になったあと、その命を大切に、丁寧に残すことは、
子どもにとっても“いのちを学ぶ”大切な時間になります。
私自身も、そんな思いから
子どもと一緒に見よう見まねで標本づくりに挑戦してみました。
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用意したもの
- 採取した昆虫(アゲハチョウ/モンシロチョウ/トンボ/セミ/カブトムシなど)
- 三角紙(トレーシングペーパーで代用OK)
- 展翅板(ダイソーの板で手作り!)
- 展翅針
- 展翅テープ
どれも特別な道具ではないので、初めてでも気軽に挑戦できます。
まずは昆虫をやさしく捕まえよう
標本づくりは、虫を捕まえるところから始まります。
できるだけ傷つけずに捕まえるためには、大きめの虫取り網があると安心です。
また、偶然出会った昆虫を捕まえるのは大人でも至難の業です。
幼虫を見つけて、羽化してすぐ後のじっとしている瞬間を狙って捕まえるのもおすすめです。
捕まえたら、昆虫が暴れて翅や脚を傷めないよう、
すぐに三角紙で包むのがポイント。
三角紙はトレーシングペーパーなどでも代用できるので、
あらかじめ多めに折って準備しておくとスムーズです。
持ち帰った昆虫は三角紙に包んだまま、タッパーなどの密閉できる容器に入れて冷凍庫で2,3日置きます。
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標本づくりの基本手順
昆虫の種類によって、標本の作り方は少しずつ異なりますが、
代表的な例をご紹介します。
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** 蝶の標本づくり(展翅標本)**
- 背中から胸に昆虫針を刺し、そのまま展翅板の溝のスポンジに固定
※蝶の胸の高さと展翅板の高さをそろえるのがポイント - 翅の上から展翅テープをかぶせる
- 翅の模様がよく見えるように、上翅を持ち上げて左右対称に広げる
テープの上から、翅の周りにピンを打って固定 - 触角や腹の位置を整え、ピンで固定
- 1ヶ月ほど乾燥させる
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** カブトムシの標本づくり**
1.歯ブラシなどを使い、やさしく水洗いする
2.50〜60℃のお湯に、30分ほど浸して体を柔らかくする

3.発泡スチロール板に、背中から昆虫針を刺して固定
4.脚や触角の形を整え、ピンで固定

5.しっかり乾燥させる
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** トンボの標本づくり**
トンボの標本には、主に2つの方法があります。
① 横刺し標本
胸に横向きに針を刺して展示する方法。
たくさんの標本を並べたいときや、種類を調べたい場合に向いています。
② 開き標本
蝶と同じように翅を広げて乾燥させる方法。
翅の形や美しさをじっくり見せたいときにおすすめです。
展翅の手順は蝶とほぼ同じですが、
トンボはお腹が長く丸まりやすいのが注意点。
そこで、猫じゃらしの茎などを、胸からお腹の先までそっと通すと、
ピンとまっすぐな姿に固定できます。
標本箱に展示する
1ヶ月ほど乾燥させたら、好きな標本箱に移動します。
そっとピンを抜いて展翅板や発泡スチロールから、取り外します。
この時、胸のピンは残したまま、標本箱に移動し、好きな位置を決めて挿します。
標本箱は専用のドイツ箱も良いですが、
100円ショップなどにもある木の枠のケースに、底面に同じ大きさに切ったウレタン材を敷くだけでも大丈夫!
いつ、どこで、どんな環境で採集したかを記録したラベルも一緒にピンで止めておきます。
こちらは小学4年生の息子の作品!
小さな蝶は翅がボロボロになってしまったり、苦戦もしましたが、立派な標本になりました!

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進化する標本づくり
最近では、翅を大きく広げた姿や、
今にも喧嘩を始めそうな威嚇ポーズなど、生き生きとした動きを再現したライブ標本も見かけます。
こちらはかなり高い技術が必要ですが、
「こんな表現もあるんだ!」と、標本の世界がぐっと広がりますね。
標本づくりは“科学への入り口”
昆虫標本は、
「すごい!」「きれい!」という感動とともに、
科学の視点で自然を見る練習にもなります。
採集 → 観察 → 記録 → 標本化
この一連の流れは、まさに“研究者の第一歩”。
親子で一緒にチャレンジすれは、思い出が学びの宝物に変わる時間です。








