CloudWatchとは
EC2、RDSなどのAWSリソースやAWSで実行されているアプリケーションなどを
「リアルタイムでモニタリング」するサービスです。
ログ、メトリクス、イベントを通して監視、および運用データを収集します。
このデータは自動化されたダッシュボードを通じて、AWSのリソース、アプリケーション、サービスなどの情報を確認できます。
ワークフローはデータ収集から始まり、モニタリングとアクション、その後に運用決定に役立つ分析を実行します
CloudWatch Metrics(メトリクス）
EC2やRDSなどの監視対象から取得するデータのまとまりのことです。
メトリクスには「標準メトリクス」と「カスタムメトリクス」があります。
「標準メトリクス」とは
AWSの管理範囲の情報は標準メトリクスとして収集が可能です。
EC2では、CPU使用率やネットワークのトラフィック情報が標準メトリクスとして収集されます。
RDSでは、EC2の標準メトリクスに加えて、メモリやディスク使用量などの情報が標準メトリクスとして収集されます。
ここでの違いは、EC2とRDSのAWS側の責任範囲の違いです。
RDSはOSもAWSの管理範囲ですので、標準メトリクスとして収集されます。
「カスタムメトリクス」とは
標準メトリクスとして、収集されない情報を収集する際にカスタムメトリクスを使用します。
EC2のディスク使用率などのOS以上の情報は、カスタムメトリクスとして収集する必要があります。
CloudWatch Alarmとは
CloudWatchのメトリクスの対してアラームとアクションを設定することができるサービスです。
EC2のCPU使用率が設定していた範囲を超えた場合にアラームを出し、利用者宛にメールを飛ばすなどを設定できます。
アクションとして、SNSを使用したメール送信、EC2インスタンスの自動復旧などがあります。
CloudWatch Logsとは
使用中のすべてのシステム、アプリケーション、AWSのサービスからのログを一元管理することができるため、ログを表示したり、特定のエラーコードなどで一括に分析することができます。
CloudWatch Logsを使用することで、ログの管理や分析作業を軽減することができます。
まとめ
CloudWatchは、EC2、RDSなどのAWSリソースやAWSで実行されているアプリケーションなどを「リアルタイムでモニタリング」するサービスです。