More than 1 year has passed since last update.

Go言語の基本 — array と slice の違い

Last updated at 2022-08-21Posted at 2017-03-27

まとめ

slice は array より柔軟。
- slice の方が、軽量プログラミング言語（Ruby）でいう array に近い。
- だが、さすがに軽量プログラミング言語よりは柔軟じゃない。
slice は array を参照しているラッパーのようなもの。
- slice をいじると、内部では基底となる array の状態が変わったり、新しいarrayがnewされたり、色々なことがおこなわれる。

要素数と型を書く。

var a [3]int

要素数を書かない。これだけでsliceになる。

var s []int

後ろにに要素を並べる。

a := [3] int{1,2,3}

この書き方では、要素数は省略できる。
ただこれは後ろに書いた要素の数を自動でカウントしてくれているだけで、要素数を明記した場合と、何か実体が変わるわけではない。

a := [...] int{1,2,3}

arrayと記法は同じで、ブレースに要素を書く。

s := []int{1,2,3}

空配列を作ると、足りない値がすべて自動的に埋められる。

a := [3] int{}

fmt.Println(a) // [0 0 0]

中身がそのとおり空になる。

s := []int{}

fmt.Println(s) [] // []

そもそも要素の個数が決まっているので、要素の追加という概念がない。

append すれば良い。

s := []int{}

s = append(s, 1)
s = append(s, 2)
s = append(s, 3)

fmt.Println(s) // [1 2 3]

ただし、arrayより柔軟なsliceとはいえ、存在しない要素にいきなり代入することは出来ないようだ。

s := []int{}

s[0] = 1  // panic: runtime error: index out of range

配列すべてを表す型というのは存在しない。

[要素数]型名

以下は全て別々の型として扱われる。

[3]int

[3]string

[4]int

[]型名

と表現する。

例:

[]string

[]int

何か質問、悩み事、相談などあればLINEオープンチャットもご利用ください。