はじめに
初めてのVimしたので調べたその内容をお届けします。
半年経ってCLIには慣れたつもりだったんですが、何も知らず、コマンドを流すだけでは動いてくれないVim君に苦慮したので記事に起こします。
目次
1. Vimってなに?
2. モードについて
3. コマンド一覧
Vimってなに?
- Vimは1992年生まれのテキストエディタ
- 基本的にCUI上で動作し、UNIX系OSでは標準搭載されている
- 4つのモードを切り替えて、ファイルの閲覧や編集を行う
この様にVimの歴史は古く、GUIを必要とせず、またキーボードのみで操作を行うことができるという特徴がある。
この特徴により、VSCode等の高機能なエディタに慣らされた筆者は大変苦しめられる事となった。
モードについて
Vimには複数のモードがあり、そのモードを適宜切り替えて操作を行います。
このモードの概念を理解すると急にVimが怖くなくなります。
→ 他にもモードがありますが使用するものだけ。
モード名 | できること |
---|---|
insert(挿入) | テキストの編集・追加・削除 |
visual(ビジュアル) | テキストの表示・選択 |
command(コマンド) | 各種コマンド(ファイルの保存やVimの終了)等が行える |
ファイルの開き方
vim ファイルディレクトリ/ファイル名
でファイルを開くことができます。
insert(挿入)モード
初期のファイルを開いた状態からi
キーやa
キーを押すことでこのモードに遷移します。
このモードでは通常のテキストエディタの様にテキストファイルの編集が行えます。
このモードに遷移するとウィンドウ下部に下記のような表示がされます。
insertモードを抜けるためにはESC
キーを押します。
-- INSERT --
visual(ビジュアル)モード
初期のファイルを開いた状態からv
キーを押すことでこのモードに遷移します。
このモードでは開いたテキストファイルの文を閲覧したり、選択してコピーすることが可能です。
このモードに遷移するとウィンドウ下部に下記のような表示がされ、visualモードであることを教えてくれます。
-- VISUAL --
command(コマンド)モード
INSERTモードやVISUALモードからESC
キーで抜けた状態で、:
キーを押すことによりこのモードに遷移し、コマンドの入力が受け付けられます。
コマンドについては後述しますが、ファイルの保存・保存せずに閉じるなど各種操作が行えます。
使うコマンド
コマンドモードに:
キーを押して遷移した状態で続けて下記のキーを押すことで各種操作が行えます。
キー | 操作 |
---|---|
: +q
|
変更を保存せずに閉じるquite
|
: +q!
|
変更を保存せず強制的に閉じる |
: +wq
|
変更を保存して閉じるwrite and quite
|
: +wq!
|
変更を保存して強制的に閉じる |
最後に
実用最低限の記事でしたが、Vimについてでした。
本当は文字列の検索・置換や豊富なプラグイン等が存在するので興味がある方は是非そちらの方を進めていって頂けると良いのかなと思います。
私自身も未だ初学者であるため、記事中に誤りや間違った記述等が存在する恐れがあります。
そういった点に関するご指摘を頂けますと大変助かります。
また、皆さんのご意見・ご感想をお待ちしております。