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[deploy]RailsアプリをGCPにデプロイ!④~Rails を起動させるまで~

Last updated at Posted at 2019-12-04

前回の続きです。
今回Railsアプリが起動できるところまでを書こうと思うのですが、たくさんのエラーを出してしまったため長くなるかと思います。

流れ

1.ローカルでRailsアプリをproductionモードで起動する
2.GCP内でmysqlをインストールする
3.pumaとnginxを繋げる

1.ローカルでRailsアプリをproductionモードで起動する

まずはローカルでproductionモードで起動できるようにしておこうと思い、いろいろと設定していきました。現在自分の作ったRailsアプリはデータベースのデフォルトがsqlite3なのですが、mysqlに変更したかったためmysqlの設定をしていきました。

はじめにconfig/environments/production.rbの設定を変えておきます
自分はローカルのRailsアプリから新たにデプロイ用のブランチを作り、そこで作業していきました。

config.public_file_server.enabled = ENV["RAILS_SERVE_STATIC_FILES"].present?

となっているところを

config.public_file_server.enabled = true

と変更しました。

順番が違うかもしれないのですがRailsアプリに先にmysqlを入れました。

Gemfileに

gem “mysql2”

bundle installしようとするとエラーが出ました。
"ld: library not found for -lssl"

これを調べて、どうやらpathが通ってないようでした。

export LIBRARY_PATH=$LIBRARY_PATH:/usr/local/opt/openssl/lib/

その後無事にgem install mysql2 -v '0.5.2’できました。

残りはローカルで Rails アプリを production モードで起動するを大変参考にさせていただき、この通りに進めると

bundle exec rails s -e production

エラーなくアプリの画面を表示することができました。

2.GCP内でmysqlをインストールする

次にGCP内にgit cloneしたアプリの方の設定に移ります。
gcloudにログインし、アプリのある場所に移動します。

ここでbundle installしようとするのですが、エラーが出ました。
make: g++: Command not found

CentOS7上のRailsでtherubyracerが入らない問題の記事が大変参考になりました。この記事の通りに

sudo yum -y install gcc-c++

しました。

もう一度bundle installしようとするのですが、再びエラーが出ました。
確かこのようなエラーでした。
The "libxml2" package isn't available. (RuntimeError)

https://github.com/trystant/knowledgebase/issues/43
この記事を参考に

sudo yum install libxml2-devel
sudo yum install curl-devel

これでbundle installできました。

一度起動してみようと思い

sudo env PATH=$PATH bin/rails s -p 3000

するとCould not find a JavaScript runtimeのエラーが出たので

sudo yum -y install nodejs

しました。

まだエラーが出ているのですが、ここで、mysqlの設定をし忘れていたことに気づいたので、ローカルで作った環境をgit pullします。

git pull origin deploy(ブランチ名)

再度bundle installしようとするとmysqlでのエラーが出たので

sudo yum install mysql-devel

すると、無事にbundle installできました。

このあとmysqlをインストールしていくのですが、ここで詰まってしまいました。
(Can't connect to local MySQL server through socket '/tmp/mysql.sock'のエラーが延々と出てしまいました。)
なので、一旦mysqlをアンインストールし再度インストールしていった過程を書いていこうと思います。

yum list installed mysql*

このコマンドを使い、mysql周りのものをアンインストールしていきました。

sudo yum remove mysql
sudo yum remove mysql-common
sudo rm -rf /var/lib/mysql
sudo yum remove mysql80-community-release.noarch

フォルダも削除し、mysql周りのものが削除できたので再インストールしていきます。

sudo yum localinstall  https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el8-1.noarch.rpm

自分はCentOS8なのでこれに合わせたものをインストールします。

また、

sudo yum install mysql-devel

(↑これをしておかないとbundle install時にエラーが出てしまいました。)

sudo yum install -y @mysql:8.0

このコマンドを使うことでmysql周りのものを一気にインストールすることができました。
ここで

sudo systemctl start mysqld

すると、mysqlを起動することができ

sudo systemctl status mysqld

状態がちゃんとactiveになっていることを確認できました。

次にmysqlにrootユーザーでログインし、新たにユーザーを作っていきます。

mysql -u root -p

https://www7390uo.sakura.ne.jp/wordpress/archives/456
この記事を参考にユーザーを生成しました。

mysql> create user 'user_name'@'localhost' identified by 'password';
Query OK, 0 rows affected (0.14 sec)

mysql> grant all on *.* to 'user_name'@'localhost' with grant option;
Query OK, 0 rows affected (0.19 sec)

mysql> flush privileges;
Query OK, 0 rows affected (0.22 sec)

user_name ,passwordのところは自分で適したものを入力します。

次にdb:migrateなどしていきたいので、railsアプリのconfig/database.ymlを編集していきます。

default: &default
  adapter: mysql2
  encoding: utf8
  pool: <%= ENV.fetch("RAILS_MAX_THREADS") { 5 } %>
  database: insta_database
  username: user_name
  password: user_password
  socket: /var/lib/mysql/mysql.sock

test:
  <<: *default

production:
  <<: *default

(developmentの設定が違うかもしれないのでここでは割愛しました。)

また、必要そうだったので/etc/my.cnfに以下のコードを追加しておきました。

character_set_server=utf8
skip-character-set-client-handshake

再起動しておきます。

sudo systemctl restart mysqld

ここまで設定できれば、rails db:createできるかと思います。

rails db:create RAILS_ENV=production
rails db:migrate RAILS_ENV=production

(自分はmigrateファイルの日付の順序がおかしく読み込めないというエラーが出たため、migrationファイルの日付を変更して再度db:createしました。)

3.pumaとnginxを繋げる

/etc/nginx/nginx.confの設定は以下のようにしました。

user [gcloudでのユーザ名];
worker_processes auto;
error_log /var/log/nginx/error.log;
pid /run/nginx.pid;

# append :rbenv_map_bins, 'puma', 'pumactl'

# Load dynamic modules. See /usr/share/doc/nginx/README.dynamic.
include /usr/share/nginx/modules/*.conf;

events {
    worker_connections 1024;
}

http {
    log_format  main  '$remote_addr - $remote_user [$time_local] "$request" '
                      '$status $body_bytes_sent "$http_referer" '
                      '"$http_user_agent" "$http_x_forwarded_for"';

    access_log  /var/log/nginx/access.log  main;

    sendfile            on;
    tcp_nopush          on;
    tcp_nodelay         on;
    keepalive_timeout   65;
    types_hash_max_size 2048;

    include             /etc/nginx/mime.types;
    default_type        application/octet-stream;

    include /etc/nginx/conf.d/*.conf;
    include /etc/nginx/sites-available/*;

また、アプリ内のpuma.rbは以下のコードを書いております。


threads_count = ENV.fetch("RAILS_MAX_THREADS") { 5 }
threads threads_count, threads_count

bind "unix://#{Rails.root}/tmp/sockets/puma.sock"

port        ENV.fetch("PORT") { 3000 }

environment ENV.fetch("RAILS_ENV") { "development" }

このまま

rails server --environment production

しようとしてもエラーがいくつか出てしまうため、まずgetenforceの設定を変えました。

sudo vi /etc/selinux/config

config内で

SELINUX=disabled

と書き換え、再起動します。

sudo reboot

再起動したらgetenforceを入力し、Disabledになっているか確認します。

最後にプリコンパイルします。

bundle exec rake assets:precompile RAILS_ENV=production

これで、

rails server --environment production

すると、http://[外部IPアドレス]でアプリの画面が表示されました!!

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