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Claudeを業務で使ってみた:便利さと現実的な課題

Last updated at Posted at 2026-01-21

はじめに

こんにちは。最近、AIアシスタントの「Claude」を業務で活用する機会が増えてきたので、実際に使ってみて感じた便利さと、まだ見えていない課題について正直にまとめてみました。

めっちゃ便利になったこと

1. VBAからPythonへの変換がサクサク進む

レガシーなExcelマクロ(VBA)をPythonに移行するプロジェクトがあったのですが、Claudeが本当に役立ちました。

具体的な使い方:

  • VBAのコードをClaudeに渡すと、Pythonのopenpyxlpandasを使った同等のコードを提案してくれる
  • 単純な変換だけでなく、Pythonらしい書き方(リスト内包表記など)も提案してくれる
  • エラーハンドリングやログ出力など、実務で必要な要素も追加してくれる

実感した効果:
以前なら1つのマクロの移行に半日かかっていたのが、1〜2時間程度に短縮されました。特に、VBAの独特な構文をPythonに置き換える際の「調べる時間」が大幅に削減できたのが大きいです。

# Claudeが提案してくれたコードの例(イメージ)
import openpyxl
from pathlib import Path

def process_excel_data(file_path):
    """Excelファイルを読み込んで処理する"""
    wb = openpyxl.load_workbook(file_path)
    ws = wb.active
    
    # VBAの For Each を Pythonのループに変換
    for row in ws.iter_rows(min_row=2, values_only=True):
        # 処理内容
        pass
    
    wb.save(file_path)

2. Mermaid図の作成時間が劇的に短縮

設計書やドキュメントでMermaid記法を使った図を作成する機会が多いのですが、構文を覚えるのも、微調整するのも意外と時間がかかります。

Claudeの活用方法:

  • 「このシステムのフローチャートをMermaidで作って」と依頼すると、すぐに図のコードを生成してくれる
  • 修正が必要な場合も「この部分を変更して」と伝えるだけで対応してくれる
  • シーケンス図、ER図、フローチャートなど、様々な図に対応

効果:
以前は公式ドキュメントを見ながら試行錯誤で30分〜1時間かかっていた図の作成が、5〜10分程度で完成するようになりました。

3. ちょっとした業務ツールの改修がラク

既存のスクリプトにちょっとした機能を追加したいとき、Claudeに相談すると効率的です。

活用例:

  • CSVファイル処理スクリプトに、エラー時のリトライ機能を追加
  • ログファイルの解析ツールに、特定パターンの抽出機能を追加
  • バッチ処理に進捗状況を表示する機能を追加

小規模な改修であれば、ほぼそのまま使えるコードを提案してくれるので、テストと微調整だけで済むことが多いです。

まだ見えていない課題

正直なところ、便利さを実感している一方で、業務での本格的な活用にはまだ不安があります。

1. 現実的な業務で本当に使えるのかは未知数

懸念点:

  • 複雑なビジネスロジック:数百行を超える複雑なコードや、ドメイン知識が必要な処理については、Claudeの提案をそのまま使うのは難しい
  • セキュリティ面:機密情報を含むコードを外部サービスに渡すことへの抵抗感
  • 品質保証:Claudeが生成したコードの品質をどう担保するか(テストケースの網羅性など)

現時点での使い分け:

  • ○ 小〜中規模の単機能ツール
  • ○ 既存コードの部分的な改修
  • △ 基幹システムの重要な処理
  • △ 複数のシステムと連携する複雑な処理

2. 費用対効果がまだ見えていない

Claude Pro(有料プラン)を契約していますが、月額料金に見合う効果が出ているかは正直微妙なところです。

費用対効果の計算が難しい理由:

  • 時間短縮の効果は実感しているが、具体的に何時間削減できたか測定していない
  • Claudeを使わなくても解決できたかもしれない問題も多い
  • チーム全体での活用にはまだ至っていない(個人利用のみ)

今後検討したいこと:

  • 削減時間の記録をつけて、定量的に評価する
  • チーム内での活用事例を増やして、組織としてのROIを測定する
  • 無料プランと有料プランの使い分けを検討する

3. スキルの空洞化への懸念

便利すぎるがゆえに、自分で考えることが減っているのではないかという不安もあります。
(AIあるあるですね…)

  • Claudeに頼りすぎて、基礎的なコーディングスキルが落ちないか
  • 新しい技術を自分で調べる習慣が薄れないか
  • 問題解決力が低下しないか

この点については、Claudeを「相談相手」として使い、最終的な判断は自分で行うという意識を持つようにしています。
コードをしっかり読むことで、コーディングスキルを落とさないよう…とも考えています。

まとめ

Claudeは確実に業務を効率化してくれる強力なツールです。特に、以下のような作業では大きな効果を実感しています。

  • レガシーコードの移行・リファクタリング
  • ドキュメント作成(特に図の作成)
  • 小規模な業務ツールの開発・改修

一方で、本格的な業務システム開発での活用や、費用対効果の測定、スキルの維持など、まだ答えが出ていない課題もあります。

今後は、これらの課題に向き合いながら、Claudeを「使いこなす」のではなく「適切に活用する」方法を探っていきたいなと…
自分だけでなく、周りにも適切に活用する形を布教していきたいと思います。


今後参考にしたい記事


同じような立場のエンジニアの方がいらっしゃれば、ぜひ活用事例や課題感を共有していただけると嬉しいです。

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