0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AIがSSD・ストレージ・ネットワークまで高騰させる理由

Posted at

自己紹介

最近は AIコーディングエージェントをカスタムで作るお仕事をしています
プロジェクト専用に最適化したAIを作ることで、
コード生成・レビュー・設計補助などの生産性を向上させることが可能です

「うちの開発にもAIを導入したい」
「CursorやCopilotより、自社の業務に特化したAIが欲しい」
という方は、気軽に声をかけて下さい
AIコーディング以外の、ドキュメントや事務作業の効率化も可能です

開発効率、開発体験爆上がりです

#はじめに
AIバブルはGPUだけの話ではありません。
実際には SSD・ストレージ・ネットワーク機器 まで価格や需要が急上昇しています。
本記事では、AIインフラの“データ側”で起きている構造変化を、図を交えて解説します。

AI学習は“RAMだけでは完結しない”

大規模AI学習では、以下のデータが扱われます。

  • 学習データ(TB〜PB級)
  • モデルパラメータ
  • オプティマイザ状態
  • チェックポイント
  • 評価データ
    これらは階層構造で流れます。

■ AI学習のデータ流れ
AI学習のデータフロー

  • Object Storage(S3 / GCS / Blob)
  • Distributed Storage(Ceph / Lustre / BeeGFS)
  • Local NVMe SSD(各GPUノード)
  • RAM(CPUメモリ)
  • HBM(GPUメモリ)

この階層のどこかが遅いと、GPUが待ち状態になり、
学習効率が大きく低下します。

HBM優先のラインシフトでNAND供給が減る

メモリメーカーは HBM の利益率が高いため、
生産ラインを HBM優先に切り替えています。
その結果:

  • NAND(SSDの材料)の供給が減る
  • DRAMの供給も圧迫される
  • SSD価格が上昇しやすくなる
    AI需要が NAND市場に直接影響している構造です。

AIクラスタは「ストレージ帯域」がボトルネックになる

GPUを何千枚並べても、
ストレージが遅ければGPUが遊んでしまいます。
そのためAIクラスタは以下を大量に必要とします。

  • ノード内のNVMe SSD(数TB〜数十TB)
  • 分散ストレージノード
  • 高速ネットワーク(100〜400GbE / InfiniBand)
  • 高帯域スイッチ
  • 光モジュール

■ AIクラスタのネットワーク構成(簡易)
Spine(コア)

Leaf(ToR)

GPU Node(大量のNVMe + 高帯域NIC)

AIクラスタは 帯域モンスター であり、
ネットワーク機器の需要が急増しています。

データセンター事業者がAI対応インフラを増設

クラウド事業者はAI向けインスタンス提供のために、
以下を大量に増設しています。

  • GPUサーバー
  • ローカルNVMe
  • バックエンドストレージ
  • Spine/Leafネットワーク
  • 電源・冷却設備
    これにより、SSD・HDD・NIC・スイッチ・光モジュールの需要が連鎖的に増加しています。

「AI向けSSD」「AI向けストレージ」という新市場の誕生

各ベンダーがAI向けに最適化した製品を出し始めています。

  • 高耐久NVMe
  • 大容量SSD
  • AI学習向けストレージアレイ
  • 高スループット分散ストレージ
    これらは高単価でも売れるため、
    市場全体の価格帯が押し上げられています。

まとめ

  • AI学習は巨大データを扱うため、SSD・ストレージ・ネットワークが必須
  • HBM優先でNAND供給が減り、SSD価格が上昇
  • AIクラスタはストレージ帯域がボトルネック
  • データセンター全体がAI対応に投資 → 需要が連鎖的に増加
  • AI向けストレージ製品が増え、市場価格が押し上がる
0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?