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なぜClaude CodeでCLAUDE.mdとauto memoryを使い分けるのか

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Last updated at Posted at 2026-10-16

この記事は playpark Blog からの転載です。


この記事で分かること

  • CLAUDE.mdとauto memory、それぞれをどう使い分けるべきかの理由
  • ./.claude/rules/・Skills・hooksを含めた選択肢との比較
  • どういう内容をどこに置くべきかの判断基準

背景: こういう課題があった

Claude Codeにはセッションをまたいで知識を残す仕組みが2つある。開発者が書く「ルールの書類」であるCLAUDE.mdと、Claude自身が書く「学習ノート」であるauto memoryだ。どちらも「記憶」に見えるため、「auto memoryがあるなら、もう説明しなくていいのでは」と期待したくなる。ところが誰が書き、いつ読まれ、誰に届くかがまるで違う。ここを押さえないと、覚えてほしいことがCLAUDE.mdに溜まり、守ってほしいことがmemory任せになり、「言ったはずなのに」が日常的に起きる。

選択肢の検討

Claude Codeで知識を残す手段は実質4つある。

アプローチ 書き手 読み込みタイミング 共有範囲
CLAUDE.md 開発者 セッション開始時に常時 gitでチーム共有
./.claude/rules/ 開発者 常時、またはpaths一致ファイルを読むとき gitでチーム共有
auto memory Claude 開始時はMEMORY.md先頭200行/25KBのみ、他はオンデマンド そのマシンのみ(同一リポジトリのworktree間は共有)
Skills 開発者 説明文は常時、本文はオンデマンド gitでチーム共有

CLAUDE.mdの読み込みは4階層で、上から順に適用される。組織IT部門のmanaged policy、ユーザー個人の~/.claude/CLAUDE.md、リポジトリに入るproject用、.gitignore対象のlocal用だ。

auto memoryは「保存する価値がある」とClaudeが判断したときだけ書く。自動で残るのは役割・嗜好(user)、修正の履歴(feedback)、進行中の作業(project)、外部情報の場所(reference)の4種類だ。

なぜこの使い分けを選んだか

判断基準は2つに絞られる。「チームにも守らせたいか」と「特定のパスやステップ手順に紐づくか」だ。

  • チーム共有が必要 → gitに入るCLAUDE.md。パス限定なら./.claude/rules/、複数ステップの手順ならSkills
  • 自分だけの役割・好み・進行中の作業 → auto memoryに任せる。確実に残したいものだけCLAUDE.local.mdに自分で書く
  • 省略されると困る処理 → CLAUDE.mdに書くだけでは足りず、hooksで機械的に強制する

CLAUDE.mdもauto memoryも、Claudeが参照する「コンテキスト」であって強制力を持つ仕組みではない。この前提を外すと、「テスト前に必ず型チェック」のような絶対条件をCLAUDE.mdに書いただけで満足してしまい、実行を担保できない。

設定例: auto memoryを止める

チーム開発でマシンローカル性が邪魔になる場面では、明示的に無効化できる。

// ./.claude/settings.json
{
  "autoMemoryEnabled": false
}

環境変数CLAUDE_CODE_DISABLE_AUTO_MEMORY=1、セッション中の/memoryトグルでも止められる。/memoryはCLAUDE.md・CLAUDE.local.md・auto memoryの保存場所を一覧し、ファイルを選んでエディタで開ける管理画面でもある。

auto memoryの内容はコード変更に同期しない点にも注意が要る。コマンド名を変更しても、memoryに残った古い推薦はそのまま残り続ける。コードから導出できる事実は、そもそもmemory向きの情報ではない。

まとめ: どういう場面で使うべきか

CLAUDE.mdとauto memoryは競合する仕組みではなく、「誰が書くか」「誰に届くか」で役割が分かれている。チームに届けたい規約やコマンドはCLAUDE.mdへ、自分だけの役割や進行中の作業はauto memoryへ、省略されると困る処理はhooksへ——とルーティングを決めておくと、「どこに書けばいいか」で迷う時間が減る。


さらに深掘りしたい方へ

この記事ではCLAUDE.mdとauto memoryの使い分け理由を解説しました。

:page_facing_up: Claude Codeに「覚えさせる」か「守らせる」か — auto memoryとCLAUDE.mdの使い分け ではさらに:

  • CLAUDE.md・rules・auto memory・Skillsの4つを横並びで比較した表
  • 「毎回言い直していることをどこに置くか」を判断するための分岐フロー図
  • 実際によくある3つの置き間違いパターンとその直し方

を扱っています。


playpark について

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