はじめに
エンジニア3年目にして遅ればせながら「図解 コンサル一年目が学ぶこと」を読んだところ、結構面白かったので記事にしてみました。
個人的に刺さった項目3選をまとめてみたので、ランチのお供にでも読んでもらえたら嬉しいです。
なおこの記事は本の要約ではないため全項目に対して触れることはありません。
「もっと詳しく知りたい!」となった方は是非こちらから購入して読んでみてください。損はしないと思います。
ちなみにAmazonPrime会員であれば、PrimeReadingで購入することなく読むことができます(2023/04/14時点)。Amazon様様ですね。
どんな本?
新入社員向けのビジネス書籍です。コンサルティングファームの新入社員向けっぽいタイトルですが、業種や職種を問わずに参考にできる内容でした。
本書はコンサルタントだけのものではありません
職業・業界を問わず、 一生役立つ普遍的なスキルを、
社会人一年目の基礎から理解できる本です。
コンサルティング業界で働くために一年目から必要とされるスキルを図解付で紹介した本です。
感想
コンサル!って感じが本からビシビシ伝わってきて読んでて面白かったです。諸手を挙げておすすめできるかと言われると微妙ですが、1年目に自分が読んでいたら間違いなく仕事に役立った気がしますし、後輩にも読んでほしいなって思います。
- よかった点
- 普遍的に仕事で役立ちそうなスキルやマインドセットがまとめられていた。
- 各項目の説明が端的でわかりやすい。読みやすい。
- 図解が載っているので頭に残りやすい
- 「PREP法」など行動ベースの具体的なフレームワークまで乗っている。
- 意識面などの抽象的な説明だけでないため、仕事で実際に活かしやすそう。
- 実体験もセットなので説得力がある。
- 確かにこういう場面仕事で多いなって項目が多かった
- うーんって点
- コンサルだけでは...?みたいな項目がちらほらあった。(タイトルからすると当たり前ですけど笑)
- 新入社員の時から強く意識しすぎると空回りしちゃいそうなものもあった。
刺さった項目3選
全ての事柄について報連相する訳ではない
わたしの考えでは、単なる情報共有のためだけの報連相は無駄です。なんでも報連相しただけで上司も煩わしいだけです。報連相では、上司と部下が仕事の目的と内容について、「共通の理解を得る」ことが重要です
報連相ってよく聞く言葉ですよね。とりあえず新人のうちは上司への報連相を徹底しろなんて話もよく聞くと思います。
ちなみに自分は1年目の頃報連相の意識がものすっごく高くて、何やるにしても、やろうとしてることから具体的なやり方まで事細かに上司に報連相していました。例えば、「このタスクをやろうと思うんですけど、まずあのDBからwhereでデータ引いてきてeachで回しながら整形して、空配列を作っておいて配列の中にpushを使って値を入れてって(以下事細かなゴールまでの説明)…今はここまで終わってます」って感じの報告をしてました。
今思えばどのメソッドを使うかとか細かい処理についての報告とか要らんやろって思うんですけどね。
当時は上司からしたら結構うざかったと思います笑(上司は優しく対応してくれました)
報連相の目的を考えないまま「報連相大事!!」って意識ばかりが先行して、いたずらに上司に連絡しに行ってしまう新人の方って結構いるんじゃないかなって思います。
あくまでも目的は仕事の目的と内容について「共通の理解を得る」ことであり、そのための手段として報連相があるって理解しておくことは大事な気がしました。1年目から意識できてると「こいつ仕事わかってるな」って周りに思われるかもしれません。
自分もこれを理解しておけば上司にうざがられなかっただろうなあって。
本書に書かれていた、上司と共通の理解を得る際に持っておいた方がいい4項目を以下に挙げておきます。
- その仕事の背景や目的
- 具体的な仕事の成果イメージ
- クオリティ
- 優先順位・緊急度
作業を始める前に、手順を考える。その段階で合意を得る
どのように考えたら答えが出るのか、その道筋をまず考える
最終の成果物を見せて相手に納得してもらう前に、手順の段階で合意をもらう
新人のころ「完成させたので見てください!!」って自信満々に上司に持って行ったら、全然ダメで1から作り直しになった...みたいな経験ある人多いんじゃないでしょうか。僕はめっちゃあります。こういう大幅な手戻りは全員が悲しい気持ちになる地獄です。新人のうちは仕方ない面もあると思いますができるだけ予防しましょう。
上記の項目を徹底すればそんな地獄を予防できます。
またそれだけでなく、ゴールまでの道筋が共通認識として出来上がるので、進捗管理や質問対応をスムーズに進めやすくなります。
いいことづくめですね、ぜひやりましょう。
上司からの「え、なんでこのやり方でやってるの?」って言葉怖すぎたなあって思い出しました。
発言しないなら会議に出るな
「会議で発言しない人の価値はゼロ」ーこれが、コンサルティング会社の価値観です。
確かに、発言しない人は、なんの価値も生んでいません。仮につまらない意見でも、自分なりに知恵を絞って、何か言った方がマシで、沈黙は無だったのです。
会議に出席することにもコストがかかっている
言ってることはきついけど正論なのかなって感じました。新人じゃなくてもグサってくる人多いんじゃないでしょうか。
自分も新人の頃は会議であんまり発言できませんでした。理由はいくつかあって、例えばそもそも会議というものに慣れておらず緊張して自分が発言していい場なのかよくわからなかったことや、会話の内容についていけないこと、発言できるような意見が自分の中になかったことなどです。
ただそこで理由をつけて発言することを諦めるのはダメなんだろうなって改めて感じました。
何かしら発言しようとして会議に参加するだけで、会議中の理解度や今後のアクションも変わってくると思います。発言しようと会議中頭を使わない限り、ずっと発言できないままになっちゃうと思うので1年目から意識しておくといいいのかなって思いました。
例えば自分の考えじゃなくても、誰かの発言をまとめたりとか、今までの議論の流れをまとめて参加者全員の前提を揃えるような発言とかでもいいと思うので、できるだけ発言しようって姿勢は常に持っておくといいのかもなって思いました。将来的に結構変わってくると思います。
終わりに
さらっと書くつもりが意外と長くなってしまいました。
「 学びを結果に変えるアウトプット大全」で読書後にアウトプットすることの重要性について書いてあったので、こんな感じの記事を書いてみたのですが結構よかったです。何度も本を読み直しながら実際に記事を書くことでより記憶に定着しそうだなって思いました。
今後も機会があればこんな感じの記事を書いていこうと思います。