##はじめに
Cloud9にて開発を実施していく中でディスク不足が原因で様々な問題を引き起こしてしまったので、開発着手前に事前に設定しておくべき内容を記載しておきます。
ディスク不足によるエラーに関しては以下内容をご参照ください。
https://qiita.com/YotaHamasaki/items/a7ce6bc4039607e3a389
https://qiita.com/YotaHamasaki/items/a9b2093eeee44057aeef
##設定内容
①dockerイメージの削除
②メモリの解放
③swap領域設定
④ボリュームの追加
①dockerイメージの削除
ワークスペース作成時にはdockerイメージが初期状態で入っています。
これが容量を大きく圧迫しているので、dockerにて環境構築しない場合、削除してしまった方が良いと思います。
コマンドは以下になります。
$ docker rmi `docker images -q`
②メモリの解放
メモリの容量不足によりプログラム実行時にエラーが発生することがあるので、こちらも実施しておいた方が良いと思います。
$ sudo sh -c "echo 3 > /proc/sys/vm/drop_caches"
③swap領域設定
swap領域はHDD上の仮想的なメモリで、実メモリの使用量を超えた分を一時的に書き出す場所です。
こちら領域の設定をしておきましょう。
$ sudo dd if=/dev/zero of=/var/swap.1 bs=1M count=1024
$ sudo chmod 600 /var/swap.1
$ sudo mkswap /var/swap.1
$ sudo swapon /var/swap.1
$ sudo cp -p /etc/fstab /etc/fstab.ORG
$ sudo sh -c "echo '/var/swap.1 swap swap defaults 0 0' >> /etc/fstab"
④ボリュームの追加
HDDの容量不足を防ぐために、HDDの容量追加を行います。
これはEC2インスタンスの設定変更にて、ボリュームを増やすことで実現します。
この手順としては以前記事にしていたので、そちらをご参照いただければ幸いです。
https://qiita.com/YotaHamasaki/items/a7ce6bc4039607e3a389
そしてインスタンスタイプの変更ができたら、次はターミナル上で以下コマンドを入力して、HDDの容量が設定した容量となります。
$ sudo growpart /dev/xvda 1
$ sudo resize2fs /dev/xvda1
無駄な容量を喰わないように開発前から準備する大切さを学びました。