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JS7® JobScheduler インストール方法(Windows版)

Last updated at Posted at 2021-11-10

1.JS7®JobSchedulerについて

JS7® JobScheduler インストール方法(Docker版)は以下の記事をご確認ください。
https://qiita.com/satoruf/items/fa9846f4376d1a50a67e

JS7® JobScheduler インストール方法(Linux/CLI版)は以下の記事をご確認ください。
https://qiita.com/satoruf/items/fa9846f4376d1a50a67e

JS7®JobSchedulerは独SOS社(Software- und Organisations-Service GmbH)によって開発されている、ジョブ管理システムです。
OSSジョブ管理ツールの定番JobSchedulerをリニューアルし、従来より耐障害性、大規模環境対応を強化し、ミッションクリティカルな要求に対応しました。
JS7® の主な特徴は、下記となります。

  • オープンソース(GNU Public License V.3)
  • Linux/Windows版は、無料で使用可能。(但しクラスタリング構成は有償ライセンスが必要)
  • 有償ライセンスを購入すれば、クラスタリング構成に加えて、障害対応、バグフィックス/ワークアラウンドの提供、新機能の早期提供、などのサービスが提供される。
  • 有償ライセンスの機能が使用できる、30日間無償トライアルライセンスも提供されている。申し込みはこちらから
  • 耐障害性
  • 自律型アーキテクチャー(非同期疎結合)による高可用性
  • データベース/ネットワーク障害時もジョブ実行継続
  • 3秒以内のコントローラーフェイルオーバー
  • 大規模環境対応
  • 〜 20万ワークフロー
  • 〜 100万ジョブ
  • 〜 1,000エージェント
  • 〜 20,000タスク並列実行
  • 高性能
  • ジョブ起動オーバーヘッドなし
  • 1万タスクを5ミリ秒で同時起動
  • 高セキュリティ
  • JOC・コントローラー・エージェント間の全通信にクライアント・サーバー認証
  • 定義ファイルにも証明書を付加
  • 外部認証局(CA)をサポート

詳細な情報については、以下をご覧下さい。

ジョブ・ワークフローの実行方法については、JS7® JobSchedulerクイックスタートJS7® JobSchedulerワークフロー間連携を御覧ください。

2. JS7®の構成について

JS7®は以下のコンポーネントで構成されています。

  • JOCコックピット
  • WEB GUI/REST API
  • ジョブ実行制御配布
  • 履歴情報収集・保存
  • ジョブ定義・リソースの作成
  • ジョブ定義の管理とコントローラーへの配布
  • クラスター制御、イベントキュー、ロギングなど
  • コントローラー
  • DB接続を廃止
  • ジョブ定義をJOCコックピットから取得
  • 実行履歴をJOCコックピットに送信
  • 実行計画とジョブ定義をエージェントに配布
  • 自律型エージェント
  • コントローラーとの通信障害時にも自律的にジョブ実行制御
  • エージェントクラスター内で実行計画とジョブ定義を同期
  • 実行履歴をコントローラーに送信
    js7.png

3.稼働条件

V.2.2.0 (2021/12現在)

コントローラー/JOCコックピット

  • CPU 2core<、メモリ8GB<、ディスク空き容量10GB<
  • OracleJDK/openJDK 8 - 12
  • RHEL/CentOS 7 < (32/64bit)
  • Windows Server 2016 < (32/64bit)

エージェント

  • Any Linux/Windows (OracleJDK/openJDK 1.8がサポートされる環境)
  • AIX 6,7 PowerPC
  • Solaris 9,10,11 SPARC/x86-64
  • HP-UX 11 IA64
  • etc.

4.データベースサポート

5.JS7インストール環境(Windows)

・Windows Server 2016 StandardEvaluation
・JS7 2.X.X
・PostgreSQL 13.4
・OracleJDK 1.8
 ※Windows版v2.1.0ではJOCのみJAVA11では動きません

・作業はすべてAdministratorアカウントで実施
・スタンドアロン構成
・JOC、Controller、Agent、DBは同居

※Windows版のAgentでも、別サーバにインストールする場合は、Agentのポート(デフォルトでは、4445ポート)をFirewallのルールに許可する設定を追加する必要があります。

6.インストール手順

(1)JAVAのインストール

以下のサイトからJAVAをダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、インストーラを実行します。

https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/
・ファイル名:jdk-8u311-windows-x64.exe
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents

インストーラ起動後、画面に従いインストールします。

コマンドプロンプトを起動し、JAVAのインストール確認を行います。

>java -version
java version "1.8.0_311"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_311-b11)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.311-b11, mixed mode)

(2)PostgreSQLインストール

以下のサイトからPostgreSQL13をダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、インストーラを実行します。
https://www.postgresql.org/
・ファイル名:postgresql-13.4-2-windows-x64.exe
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents

インストーラ起動後、画面に従いインストールします。

コマンドプロンプトを起動し、PostgreSQLのインストール確認を行います。

>cd C:\Program Files\PostgreSQL\13\bin
>psql --version
psql (PostgreSQL) 13.4

(3)JS7 DBの作成

「SQL Shell(psql)」を起動し、PostgreSQLにアクセスし、JS7のDB/DBユーザ/ロールを作成し、DBユーザにロールを割り当てを行います。
※postgresユーザ(スーパユーザ)を使用する際はDBの作成のみでユーザ/ロール等の作成は必要ありません。
また、スキーマには以下の権限が必要となるため設定を行います。
 ・to manage objects
  Tables, Views, Functions, Stored Procedures: CREATE, DROP, ALTER
 ・to access objects at run-time
  Tables, Views: SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE
  Functions, Stored Procedures: EXECUTE

# DBの作成
postgres=# CREATE DATABASE js7 ENCODING 'UTF8';

# ユーザの作成
postgres=# CREATE USER js7_user WITH PASSWORD 'js7_user';

# ロールの作成
postgres=# CREATE ROLE js7_role WITH LOGIN;
 
# 上記の権限をロールに付与
postgres=# GRANT USAGE ON SCHEMA PUBLIC TO js7_role;
postgres=# GRANT SELECT,UPDATE,INSERT,DELETE ON ALL TABLES IN SCHEMA PUBLIC TO js7_role;
postgres=# GRANT EXECUTE ON ALL FUNCTIONS IN SCHEMA PUBLIC TO js7_role;
postgres=# GRANT CREATE ON SCHEMA PUBLIC TO js7_role;
 
# ユーザにロールを割り当て
postgres=# GRANT js7_role TO js7_user;

ロールの確認

postgres=# \du
                                             ロール一覧
 ロール名  |                                   属性                                    | 所属グループ
-----------+--------------------------------------------------------------------------+--------------
 js7_role  |                                                                          | {}
 js7_user  |                                                                          | {js7_role}
 postgres  | スーパユーザ, ロール作成可, DB作成可, レプリケーション可, RLS のバイパス      | {}

(4)JOCインストール

以下のサイトからJOCをダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、解凍します。
https://www.sos-berlin.com/en/jobscheduler-downloads
・ファイル名:js7_joc_windows.2.X.X.zip
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents

解凍後フォルダを移動し、インストーラを実行します。
パス:C:\Users\Administrator\Documents\js7_joc_windows.X.X.0\joc.2.X.X
ファイル名:setup.cmd
SnapCrab_joc210_2021-10-29_10-56-35_No-00.png

SnapCrab_Language Selection_2021-10-29_12-26-41_No-00.png

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_10-58-46_No-00.png
インストーラ実行後、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_10-58-52_No-00.png
「GNU GPL v3.0 License」を選択し、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_10-58-59_No-00.png
「ライセンス利用許諾に同意します」を選択し、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_10-59-3_No-00.png
JOCインストール先を設定します。
本書ではデフォルトのため、そのまま「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_10-59-8_No-00.png
ポート、JettyBaseディレクトリ、JVMを設定します。
本書ではデフォルトのため、そのまま「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_10-59-12_No-00.png
JOCタイトル、セキュリティレベルを設定します。
本書ではデフォルトのため、そのまま「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_10-59-18_No-00.png
JOCインストール時にDBのテーブルを作成するため、画面のように各項目を選択し、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_10-59-48_No-00.png
データベースの情報を入力し、「次へ」を押します。
ホスト:localhost
ポート:5432
データベース:js7
ユーザ:js7_user
パスワード:js7_user

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_10-59-52_No-00.png
インストーラが用意しているJDBCドライバを使用するため、画面のように選択し、「次へ」を押します。
既存のものでなく、別のJDBCドライバを使用する際には「外部提供JDBCドライバが使用されます」を選択し、JDBCドライバのパスを指定することができます。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_11-4-4_No-00.png
SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_11-4-52_No-00.png
インストールが開始され、JOCのファイル、DBのテーブル、サービス等がインストールされます。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 JOC Cockpit_2021-10-29_11-5-0_No-00.png
インストールが完了し、「完了」を押します。

(5)Controllerインストール

以下のサイトからControllerをダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、解凍します。
https://www.sos-berlin.com/en/jobscheduler-downloads
・ファイル名:js7_controller_windows_installer.2.X.X.zip
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents

解凍後フォルダを移動し、インストーラを実行します。
パス:C:\Users\Administrator\Documents\js7_controller_windows_installer.2.X.X\controller.2.X.X
ファイル名:setup.cmd

SnapCrab_controller210_2021-10-29_12-24-22_No-00.png

SnapCrab_Language Selection_2021-10-29_12-25-34_No-00.png

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-27-44_No-00.png
インストーラ実行後、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-27-49_No-00.png
「GNU GPL v3.0 License」を選択し、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-27-55_No-00.png
「ライセンス利用許諾に同意します」を選択し、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-27-59_No-00.png
Controllerインストール先を設定します。
本書ではデフォルトのため、そのまま「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-28-3_No-00.png
設定ファイル、ログファイルのパスを設定します。
本書ではデフォルトのため、そのまま「次へ」を押します。
本書ではデフォルトの「C:\ProgramData\sos-berlin.com\js7\controller」を指定しております。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-28-8_No-00.png
本書ではデフォルトの設定のため、「次へ」を押します。
※環境に合わせてポート等の修正を行います。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-28-17_No-00.png
ログディレクトリやPIDファイルの保存先を変更する際は上記にて設定を行います。
本書ではデフォルトの設定のため、「次へ」を押します。
※環境に合わせてJVM等の設定を行います。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-28-24_No-00.png

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-29-5_No-00.png
インストールが開始され、Controllerのファイル、サービス等がインストールされます。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Controller_2021-10-29_12-29-9_No-00.png
インストールが完了し、「完了」を押します。

(6)Agentインストール

以下のサイトからAgentをダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、解凍します。
https://www.sos-berlin.com/en/jobscheduler-downloads
・ファイル名:js7_agent_windows_installer.2.1.0.zip
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents

解凍後フォルダを移動し、インストーラを実行します。
パス:C:\Users\Administrator\Documents\js7_agent_windows_installer.2.1.0\agent.2.1.0
ファイル名:setup.cmd
SnapCrab_agent210_2021-10-29_12-42-42_No-00.png

SnapCrab_Language Selection_2021-10-29_12-44-59_No-00.png

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-45-20_No-00.png
インストーラ実行後、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-45-29_No-00.png
「GNU GPL v3.0 License」を選択し、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-45-33_No-00.png
「ライセンス利用許諾に同意します」を選択し、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-45-37_No-00.png
Agentインストール先を選択し、「次へ」を押します。
本書ではデフォルトの「C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent」を指定しております。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-45-42_No-00.png
本書ではデフォルトの設定のため、「次へ」を押します。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-45-45_No-00.png
設定ファイル、ログファイルのパスを選択し、「次へ」を押します。
本書ではデフォルトの「C:\ProgramData\sos-berlin.com\js7\agent_4445」を指定しております。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-45-48_No-00.png
ログディレクトリやPIDファイルの保存先を変更する際は上記にて設定を行います。
本書ではデフォルトの設定のため、「次へ」を押します。
※環境に合わせてJVM等の設定を行います。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-45-54_No-00.png
SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-46-30_No-00.png
インストールが開始され、Agentのファイル、サービス等がインストールされます。

SnapCrab_IzPack - インストール - JS7 Agent_2021-10-29_12-46-34_No-00.png
インストールが完了し、「完了」を押します。

(7)Controller/Agentの登録

JOCのWebUIにログインします。

SnapCrab_JS7 - Google Chrome_2021-10-29_12-59-40_No-00.png

http://<IPアドレス>:4446
ユーザ:root
パスワード:root

ログイン後、Controllerの登録画面が表示されます。
SnapCrab_JS7 - Google Chrome_2021-10-29_13-1-58_No-00.png
スタンドアロンタイプを選択し、
http://localhost:4444」
を入力し、テスト接続で問題がないことを確認し登録します。
※Controllerのインストール時にポートを変更している場合は変更したポートを指定します。

次にJobSchedulerメニューからroot > Manage Controllers/Agents の順で移動し、「Add Agent」を選択し、Agentの登録を行います。
SnapCrab_JS7 - Google Chrome_2021-10-29_13-9-15_No-00.png

SnapCrab_JS7 - Google Chrome_2021-10-29_13-10-53_No-00.png
以下の情報を入力し、「Submit」を押します。
AgentID:localhost
AgentName:localhost
AliasNames:localhost
URL:http://localhost:4445
※Agentのインストール時にポートを変更している場合は変更したポートを指定します。

ダッシュボードに移行し、登録したController、Agentの状態を確認することができます。
SnapCrab_JS7 - Google Chrome_2021-10-29_13-13-55_No-00.png

7.インストール手順 (ヘッドレスモード)

JS7は上記のようにグラフィカルインストーラを使用せずにインストールすることもできます。
以下にヘッドレスモードでのインストール手順を記載します。
※JAVA、PostgreSQLはインストール、設定済みとします。

(1)JOCインストール(ヘッドレスモード)

以下のサイトからJOCをダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、解凍します。
https://www.sos-berlin.com/en/jobscheduler-downloads
・ファイル名:js7_joc_windows.2.X.X.zip
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents
※インストールファイルは、上記で記載したグラフィカルインストールで使用したものと同じです。

解凍後、インストール設定ファイルの「joc_install.xml」を開き編集します。
パス:C:\Users\Administrator\Documents\js7_joc_windows.2.X.X\joc.2.X.X
ファイル名:joc_install.xml

JOCをインストールするパスをフルパスで指定します。

        <!-- SELECT THE INSTALLATION PATH
             The path must be absolute! 
             For example:
             /opt/sos-berlin.com/js7/joc on Unix
             C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\joc on Windows -->
        <installpath>C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\joc</installpath>
<中略>
            <!-- Path to Jetty base directory 
                 For example:
                 /home/[user]/sos-berlin.com/js7/joc on Unix
                 C:\ProgramData\sos-berlin.com\js7\joc on Windows -->
            <entry key="jettyBaseDir" value="C:\ProgramData\sos-berlin.com\js7\joc"/>

使用するデータベースを指定します。本書ではPostgreSQLを使用するので「pgsql」と指定します。

            <!-- Choose the database management system. 
                 Supported values are 'mysql' for MySQL, 'oracle' for Oracle, 
                 'mssql' for Microsoft SQL Server, 'pgsql' for PostgreSQL.
                 Used only if databaseConfigurationMethod=withoutHibernateFile -->
            <entry key="databaseDbms" value="pgsql"/>

データベース接続の設定をします。

            <entry key="databaseHost" value="localhost"/>           
            <!-- Enter the port number for the database instance. Default ports are for MySQL 3306, 
                 Oracle 1521, Microsoft SQL Server 1433, PostgreSQL 5432. -->
            <entry key="databasePort" value="5432"/>
            
            <!-- Enter the database schema -->
            <entry key="databaseSchema" value="js7"/>
            
            <!-- Enter the user account for database access -->
            <entry key="databaseUser" value="js7_user"/>
            
            <!-- Enter the password for database access -->
            <entry key="databasePassword" value="js7_user"/>

設定完了後、ファイルを保存し閉じます。
※本書ではポート、JVM等はデフォルトの設定のため設定しておりませんが、必要に応じて設定します。

コマンドプロンプトを起動し、JOCのインストールを行います。

>cd C:\Users\Administrator\Documents\js7_joc_windows.2.X.X\joc.2.X.X
>setup.cmd joc_install.xml

JOCのインストール完了後、コマンドプロンプトは終了します。
そのため、インストールが成功しているかの確認は、インストールログを確認する必要があります。
パス:C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\joc\jetty_base\logs
ファイル:Install_V2.X.X_yyyymmddxxxxx.log

(2)Controllerインストール(ヘッドレスモード)

以下のサイトからControllerをダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、解凍します。
https://www.sos-berlin.com/en/jobscheduler-downloads
・ファイル名:js7_controller_windows_installer.2.X.X.zip
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents
※インストールファイルは、上記で記載したグラフィカルインストールで使用したものと同じです。

コマンドプロンプトを起動し、Controllerのインストールを行います。

>cd C:\Users\Administrator\Documents\js7_controller_windows_installer.2.X.X\controller.2.X.X
>setup.cmd controller_install.xml

※本書ではControllerのインストールディレクトリ、ポート等はデフォルトのため「controller_install.xml」を修正しておりません、ポート等の変更を行う場合はファイルの修正が必要となります。

Controllerのインストール完了後、コマンドプロンプトは終了します。
そのため、インストールが成功しているかの確認は、インストールログを確認する必要があります。
パス:C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller\controller\var\logs
ファイル:Install_V2.X.X_yyyymmddxxxxx.log

また、Controllerのインストールは、インストーラを使用せずにZIPファイルを使用しインストールすることも可能です。
以下のサイトからController(ZIPファイル)をダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、解凍します。
https://www.sos-berlin.com/en/jobscheduler-downloads
・ファイル名:js7_controller_windows.2.X.X.zip
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents

解凍後、「controller」フォルダをJS7インストールディレクトリに配置します。
フォルダ:C:\Users\Administrator\Documents\js7_controller_windows.2.X.X\controller
配置先:C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller

「controller_instance.cmd-example」をコピーし、起動スクリプトを名前を「controller_instance.cmd」へ変更します。
パス:C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller\bin
ファイル名:controller_instance.cmd ※「controller_instance.cmd-example」をコピーして作成する。
SnapCrab_bin_2021-11-5_13-7-33_No-00.png

Controllerのサービスを登録します。
コマンドプロンプトを起動し、サービス登録スクリプトを実行します。
パス:C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller\controller\bin
コマンド:controller_instance.cmd install-service

>cd C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller\bin
>controller_instance.cmd install-service
        1 個のファイルをコピーしました。
        1 個のファイルをコピーしました。
...try to copy "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller\service\amd64\prunsrv.exe"
            to "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller\service\js7_controller_controller.exe"
        1 個のファイルをコピーしました。
...try to copy "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller\service\manager\prunmgr.exe"
            to "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller\service\js7_controller_controllerw.exe"
        1 個のファイルをコピーしました。
"js7_controller_controller" Service has been installed
Please use "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\controller\service\js7_controller_controllerw.exe" to change Service configurations

Controllerのサービスを開始します。
Windows 管理ツール > サービス の順で移動し、「SOS JS7 Controller -id=controller」のサービスを開始します。

(3)Agentインストール(ヘッドレスモード)

以下のサイトからAgentをダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、解凍します。
https://www.sos-berlin.com/en/jobscheduler-downloads
・ファイル名:js7_agent_windows_installer.2.X.X.zip
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents
※インストールファイルは、上記で記載したグラフィカルインストールで使用したものと同じです。

コマンドプロンプトを起動し、Agentのインストールを行います。

>cd C:\Users\Administrator\Documents\js7_agent_windows_installer.2.X.X\agent.2.X.X
>setup.cmd agent_install.xml

※本書ではAgentのインストールディレクトリ、ポート等はデフォルトのため「agent_install.xml」を修正しておりません、ポート等の変更を行う場合はファイルの修正が必要となります。

Agentのインストール完了後、コマンドプロンプトは終了します。
そのため、インストールが成功しているかの確認は、インストールログを確認する必要があります。
パス:C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\var_4445\logs
ファイル:Install_V2.X.X_yyyymmddxxxxx.log

また、Agentののインストールは、インストーラを使用せずにZIPファイルを使用しインストールすることも可能です。

以下のサイトからAgent(ZIPファイル)をダウンロードし、適当なディレクトリに配置し、解凍します。
https://www.sos-berlin.com/en/jobscheduler-downloads
・ファイル名:js7_agent_windows.2.X.X.zip
・配置先:C:\Users\Administrator\Documents

解凍後、「agent」フォルダをJS7インストールディレクトリに配置します。
フォルダ:C:\Users\Administrator\Documents\js7_agent_windows.2.X.X\agent
配置先:C:\Program Files\sos-berlin.com\js7

「agent_instance.cmd-example」をコピーし、起動スクリプトを名前を「agent_4445.cmd」へ変更します。
パス:C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\bin
ファイル名:agent_4445.cmd ※「agent_instance.cmd-example」をコピーして作成する。

SnapCrab_bin_2021-11-1_16-32-59_No-00.png
※本書はAgentのインストールディレクトリ、ポート等はデフォルトのため、「agent_<ポート番号>.cmd」を修正しておりません、ポート等の変更を行う場合はファイルの修正が必要となります。

Agentのサービスを登録します。
コマンドプロンプトを起動し、サービス登録スクリプトを実行します。
パス:C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\bin
コマンド:agent_<ポート番号>.cmd install-service
※コマンドの実行には以下のようにポート、データディレクトリを指定する必要があります。

>cd C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\bin
>agent_4445.cmd install-service
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...try to copy "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\service\amd64\prunsrv.exe"
            to "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\service\js7_agent_4445.exe"
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...try to copy "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\service\manager\prunmgr.exe"
            to "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\service\js7_agent_4445w.exe"
        1 個のファイルをコピーしました。
"js7_agent_4445" Service has been installed
Please use "C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\service\js7_agent_4445w.exe" to change Service configurations

※サービス登録後、Agentのデータディレクトリの「C:\Program Files\sos-berlin.com\js7\agent\ver_<ポート番号>」のディレクトリが作成されます。

Agentのサービスを開始します。
Windows 管理ツール > サービス の順で移動し、「SOS JS7 Agent -port=4445」のサービスを開始します。

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