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AWS ParallelClusterとAmazon FSx for NetApp ONTAPで創るクラウドHPCクラスタ 第2回

Last updated at Posted at 2023-03-22

はじめに

こんにちは。ネットアップ合同会社 Specialist SEの月岡です。
「AWS ParalellClusterとAmazon FSx for NetApp ONTAPで創るクラウドHPCクラスタ」を全3回でお届けします。
今回は、第2回目となります。
前回の第1回記事はご覧になられましたでしょうか。
ご覧になられていない方は、是非ご覧ください。

第1回記事:https://qiita.com/Yoshinori_Tsukioka/items/2db619c7fb30fdb7bd21

やってみた

今回は、② AWS ParalellCluster UIを利用し、Amazon FSx for NetApp ONTAPをマウントするClusterを作成をやってみたいと思います。
 ① AWS ParalellCluster UIをAWS東京リージョンに構築
 ② AWS ParalellCluster UIを利用し、Amazon FSx for NetApp ONTAPをマウントするClusterを作成
 ③ 作成したクラスターにテストジョブを投入し、AWS ParalellClusterによるスケーリングが動作することを確認
image.png

AWS ParalellCluster UIを利用し、Amazon FSx for NetApp ONTAPをマウントするClusterを作成

AWS ParalellCluster UIでClusterを作成

  • 第1回の記事で構築したAWS ParalellCluster UIにWEBブラウザでログインする。
    ログイン後、「Create Cluster」をクリックすることで、クラスターの作成画面に遷移する。
    image.png

  • Step1でCluster Nameと作成方法を決定する。
    今回の場合は、mountfsxn001というCluster NameでAWS ParalellCluster UIを利用した作成であるInterfaceを選択する。
    image.png

  • Step2でRegionや実行するOS種別、クラスターを展開するリージョンを選択する。(オプションでカスタムAMIの利用なども可能)
    image.png

  • Step3でHead Nodeの設定を行う。(オプションでDCVの利用や外部Slurmとの連携設定が可能)
    image.png

  • Step4で共有Storageの設定を行う。
    今回は、既に構築済みのAmazon FSx for NetApp ONTAPを指定する。
    Amazon FSx for NetApp ONTAPのファイルシステム作成については、以下の記事を参考にいただければと思います。
    https://qiita.com/Yoshinori_Tsukioka/items/e02537feb8008db46a99
    image.png

  • StorageのマウントパスやAmazon FSx for NetApp ONTAPのVolumeを指定する。
    なお、AWS ParalellCluster3.5では最大で20個の共有ストレージのマウントが可能です。
    image.png

  • Step5でQueuesであるCompute Nodeを搭載するVPC SubnetやPurchase Type、Compute resourcesの設定を行う。
    今回は、オンデマンド利用でt2.microのインスタンスが最大4nodeまでスケールする設定です。
    image.png

  • Step6でClusterのCreateを行う。
    Createを実行する前に「Dry run」を行い、エラーが発生しないことを確認したのちに「Create」を実行する。
    image.png

  • Clusterの作成処理が走行することを確認する。
    image.png

  • Clusterの作成処理が完了し、Statusが「CREATE COMPLETE」になることを確認する。
    image.png

作成したClusterがAmazon FSx for NetApp ONTAPをマウントしていることを確認

  • ClusterのStorageとしてAmazon FSx for NetApp ONTAPのVolumeがマウントされていることを確認する。
    作成したCluster(今回の場合は、mountfsxn001)を選択し、Storageのタブをクリックするとマウントしている共有ストレージの情報を確認することができる。
    image.png

以上でAWS ParalellCluster UIを利用し、Amazon FSx for NetApp ONTAPをマウントするClusterの作成は完了です。
GUIベースで提供された分かりやすい画面でクラスターを作成できるので、非常にシンプルかつ簡易な操作ということが分かります。

次回予告

作成したクラスターにテストジョブを投入し、AWS ParalellClusterによるスケーリングが動作することを確認してみます。
第3回記事はこちら:https://qiita.com/Yoshinori_Tsukioka/items/227eed175d4985646759

主な参照元

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