SeleniumでGUIテスト自動化をするためにPythonを使いはじめて1年になります。
最初にPythonを学ぼうと思ったときに大きく躓きそうになったのが環境構築。見る本やサイトや動画によって、Pythonのインストール方法が色々ある点でした。
業務で使う場合は別ですが、個人で何か学習をしようという場合の結論としては、「公式のインストーラで入れておけば大丈夫」です。
Pythonのインストール方法複数
【△】Anacondaで入れる
Anaconda | The World's Most Popular Data Science Platform
Udemyの動画とか、Webの解説記事とかを見ていると「色々便利なものがついてくるから」「複数のバージョンを入れられるから」「管理するのに便利だから」Anacondaを使ってPythonを入れよう、と説明しているものがあります。
が、わからないうちは使うのやめときましょう。
実際、Python使って2,3ヶ月もすれば、結果的にパッケージの管理やらバージョン違いやらで面倒を経験する機会があります。その面倒を解消するためにAnaconda等を使う、という流れがお勧めです。何もわからない、必要性もわからない、といううちから手出しすると混乱のもとです。
【△】pyenvで入れる
Anacondaと同様、ちょっと勉強してみっか!くらいの人は不要です。
お仕事で必要な方はどうぞ。
【△】Dockerを使う
たとえばDockerでPythonの環境構築を行う - すくすくすくらっぷのように、DockerでPython用の環境を作るパターン。
これも最初に選ぶ選択肢ではないです。他の言語とDockerの両方に慣れていて、という方はやってもいいですが、そういう方はそもそもコレ読んでないはずなので。
【おすすめ】公式のインストーラで入れる
プログラミング初めてなんです、という方や、いままでJavaずっと書いててRuby触ったことないです、な方はコレが一番迷いがなくてオススメです。
特定のバージョンのみをお使いのPCに入れる、というシンプルな、一般のソフトウェアと同じ方法です。
DockerやAnacondaを勧める情報源の多くは
- バージョンの切り替えができるから
- よく使うモジュールがセットで入るから
- なにかあったときにローカルのPCに影響せずに済むから
などを理由にそれぞれのやり方をお勧めしていますが、全部こなれてからでOKです。