はじめに
この記事では文系未経験でLinuC レベル1合格に至った学習方法などを紹介していきたいと思います。
これからLinuCレベル1に挑戦しようと考えている初学者の方の参考になればと思います。
LinuCとは
LinuCは、一般社団法人LPI-Japanが運営する、Linux技術者としてのスキルを認定する資格です。
同じくLinuxの資格である「LPIC」がありますが、LinuCは日本国内のIT環境やクラウド技術をより意識した内容になっている点が特徴です。
私自身、LinuCを選んだ理由は、インフラエンジニアとしてまずは基礎的な知識を身に着けたいと思ったためです。
LinuCレベル1では、仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理を行えるスキルが問われます。
LPIが示しているレベル1の勉強時間目安は1~3か月(初めての方の場合)です。
学習方法
1.参考書
ほぼ知識0の状態だったのでまずは本を使って知識を頭に入れることからスタートしました。
参考書の選び方としては、実際に手に取って自分に合う参考書を見つけることが一番だと思います。
私は問題集や模擬試験が掲載されていることを軸にして参考書を探しました。
2.ping-t
ping-tはIT試験に特化した学習サイトです。
LinuC101は無料、102は有料で問題集やコマ問を解くことができます。
基本的な問題から応用的な問題まで幅広く用意されており、その全ての問題に詳細な解説がついているので疑問をすぐに解決できます。
また、問題の解説には図表が掲載されているものもあります。
例えば、コマンドのオプションを一覧にした表やファイル名と表示例をまとめたものがありました。
私は苦手な分野の表をスクリーンショットで保存し、何度も見返していました。
3.ハンズオン学習
上記二つは知識を頭に叩き込む方法でしたが、実際にLinuxを操作しながら学ぶことも重要です。
コマンドは読んで覚えるよりも、実際に手を動かしてみるほうが圧倒的に理解が早いです。
私は参考書に記載されている仮想環境やUdemy(オンライン動画プラットフォーム)のLinux講座を参考にしてハンズオン学習に取り組みました。
意識したこと
1.インプットとアウトプットを短い間隔で繰り返すこと
例えば、参考書で1章の1-1を読み終わる→その内容に沿って実際に手を動かしてみる→ping-tでその範囲の問題を正答率100%になるまで解く、というように進めます。
これによって圧倒的に早く知識が身に付いたように感じます。
2.最終目的は知識を活かすこと
資格を取得することが最終目的ではなく、資格勉強で得た知識を業務に活かすことが最終目的です。
じっくり学習していくのではなく、目安勉強時間である1~3か月以内に取得することを意識して取り組みました。
おわりに
結果、目標の3か月以内に101は600点、102は680点のスコアで合格することができました。
スコアレポートでは分野ごとの正答率を教えてくれるので今後に向けて苦手分野を復習することができます。
レベル1の学習を通して、Linuxに関する基本的な感覚を身につけることができたと思います。
次はレベル2に挑戦し、さらにスキルを磨いていきたいと思います。
参考