やること
顧客マスターと訪問履歴の2つのkintoneアプリがある場合を考えます。
顧客マスターには全顧客が登録されています。
訪問履歴には訪問した顧客のデータしか存在しません。
kintoneの標準機能では訪問していない顧客を抽出することはできません。
そこでkrewDataを使って訪問していない顧客を抽出してみます。
krewDataとは
krewDataとはスケジュール実行でアプリ間のデータを自在に集計できるkintoneプラグインです。
30日間の無料お試しがあります。
存在しないデータの抽出方法1
それでは早速試してみます。
kintoneアプリの構成とデータ
顧客マスターアプリの構成は以下の通りで、5件登録されています。
訪問履歴アプリの構成とデータは以下の通りで、2件登録されています。
krewDataの設定
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ポイント1
「レコード結合」パーツで顧客マスターの顧客名と訪問履歴の顧客名とを結合します。
顧客マスターの5件と訪問履歴の2件を合わせて7件になります。
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ポイント4
ポイント3の時点で未訪問の顧客を抽出できていますが、顧客担当も同時に取得できたほうが便利です。
そこで、「アプリ結合」パーツで顧客マスターと結合して顧客担当を紐づけます。
存在しないデータの抽出方法2
書いていて外部結合+フィルタでも実現できることに気が付きました。
こっちのほうがフローが短いです!
krewDataの実行
krewDataを実行すると以下のデータが登録されます。ばっちり!
その他
krewDataにはスケジュール実行機能があるのでそれを使って毎日実行できます。
アプリの対象レコードに条件を設定することも可能です。
例えば訪問履歴アプリの対象を日付で絞り込むことで今年未訪問の顧客リストなどにすることも可能です。
krewDataが扱うレコード数には上限があるのでそこは注意が必要です。
https://docs.krew.grapecity.com/krewdata/#krewdata_limitations.html